新幹線で焼身自殺、火災を受けて手荷物検査実施は遅すぎる!
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日本の世の中に蔓延る社会問題
東海道新幹線ののぞみ号の車内で、男性が焼身自殺をしたという事件で、1人の女性が亡くなったという最悪の結果を迎えた。男性は周囲に「危ないから逃げろ!」と言っていたらしく、別に誰かを巻き込む意図はなかったようだが、ならば何故新幹線の車内だったのか?は謎です。ガソリンを用意してきたみたいだから、突発的な行動であったとは思えないし。自殺の動機についても憶測の範囲を出ない。年金の問題とか、何らかの不満を抱えていたみたいだが、深層は闇の中です。さて、この事件をきっかけに新幹線にも手荷物検査をという声がある。新幹線は基本的にそういうしないですね。人が足りないというのもあるのかもしれないが。実際に手荷物検索をやろうとするならば、乗車券の値上げにつながるという声もあります。ただ、私が疑問なのは、どうして手荷物検査をするという話が、こういう事件が起きた後に出るのか?ということです。
事件が起きないと危機感を感じない問題
事件が起きてから、もう危ないから手荷物検査しましょうよ!という声が出てくるのは、はっきり謎なんだが。私は新幹線を普段全く利用しないのっで、新幹線のテロ対策とか考えたこともなかったが、ある程度の頻度で利用している人は、手荷物検査を一切しない新幹線について危ないと思ったことないのかな?と。新幹線は時速250キロくらいだっけ?で、線路上を走っている。密閉された空間の中で、走行中はとても車外には出られない。新幹線ジャックみたいなことは起きないかもしれないが、テロ行為は起きても不思議じゃないと思っている。実際、過去には地下鉄サリン事件なんかも起きているから、列車の中、特に新幹線は停車駅に着くまで非常に長い。テロ行為が起きても不思議じゃないかな?と思っていました。今回の事件が、日本の新幹線史上初めての事故という扱いを受けているらしいが、私はそれが不思議でしょうがなかった。こんなにテロ行為を起こしやすい状況がありながら、1件も起きてなかったのが不思議でしょうがなかった。それはそれで良いことなのだが、それが別の面でデメリットを持つこともある。それは安心感を生みすぎるということ。
開業以来、1件もそういう事件や事故が起きていないとすると、当然利用者側には安心感があるはず。安心感というのは、裏返せば危機感の欠如だと思う。事件や事故が起きていなければいないほど、危機感は欠如しやすい。そして、それが実際に起きたときには脆さを露呈する。それが安心感であり、危機感の欠如なのでしょう。つまり、過去にそういう事件や事故が起きていなかったというのは、あくまでも過去の話であり、今後もそれが継続される保証はない。鉄道会社は危機感を持っていないわけじゃないだろうが、国民ははっきり言って、多くが持ってなかったと思います。安心感が最大限に蔓延しているときは油断をしているときであり、ある意味1番危険なときともいえる。事件発生後になってようやく手荷物検査の是非について議論されるようになるというのは、まさにその証拠になるのではないか?事件が何も起きない平和なときには、手荷物検査をすべきという声はほとんど聞かれない。
実際、手荷物検査が実施可能で、国民も乗車券の値上がり等を含めての手荷物検査実施を受け入れるならば、何でその議論が事件発生前に起きなかったか?ということになる。多くの国民が油断をしないで、事故や事件が全く起きていない段階から、ちゃんと危機意識を持っていたら、手荷物検査を実施していたら、死者は自殺した男性も含めて1人も出なかった可能性もある。これだけは本当に言いたいけど、事故や事件発生前にそういった事件が起きる可能性がわずかながらあって、手荷物検査の実施が一応可能な状況があったにもかかわらず、事件が実際起きてからじゃないと、実施に向けた具体的な話が進まないっていうのは、亡くなった人は浮かばれないと思うんだがね。何でそういう話がもっと前から出なかった。私が普段から新幹線を利用していたら、多分思うんじゃないかな?私なんかは車についても危機感持ってるからね。車が街中走っているの嫌だなー。と日頃から思うし、自分としても車は運転したくないし。
安心感が生まれる状態では、人間には危機意識が生まれづらい。例えば、歴史の話になれば、フランスのルイ16世だって、自分がやっていた圧政がまさか自分の身を滅ぼすとは思ってなかったんじゃないか?調子に乗りすぎたのか?は分からないけど、私が勉強した拙い知識によると、国民を増税等によって苦しめた。しかも特権階級は保護されていた。今の世界の潮流と大して変わっていません。それが国民の怒りを買い、革命によって世の中は戦争状態になり、王は処刑された。今の日本にも同じような状況ありますよね。一部の国民は相当苦しい生活を余儀なくされていますよ。その割合がフランス革命当時の国民とは比べて少ないので、革命の気運があるとはまだ言えないでしょうけど。ただ、フランス革命当時のように、啓蒙思想家が現れて、革命の気運が高まれば、世の中で虐げられている一部の国民が、ついに怒りを爆発させ、革命まではいかなくても何らかの事件を起こす可能性はある。その背景や原因は現時点で存在しているし、今後起きるかもしれない。ただ、日本は平和ボケしている。日本は治安が良いんだといわれている。これは一種の安心感には違いない。だから、そういう事件が起きるかもしれないことに対する危機感はあまりないでしょう。つまり、秋葉原のあの事件みたいに首謀者がいざ現れたときには、脆弱性が露呈し、多くの死者が出る可能性もあるということ。私たちは日常生活に安心感を抱くべきじゃないと思うし、実際、フランス革命のような、いつ一部の国民に謀反をされるか?分からないようなリスクを摘み取っていくのが望ましいとは思うが、安心感が蔓延して、平和ボケしている国民が多い中では、不可能かもしれないですね。そして、同じような事件がまた起きたら、誰かが巻き込まれてしまうと。その繰り返しじゃないですか?
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