日本人は勤勉ではない?嘘か?働きすぎ、長時間労働が生産性の低い理由
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日本の世の中に蔓延る社会問題, 現代の日本人の働き方
日本人は勤勉だといわれているが、本当だろうか?真面目に働くって意味なんだろうが、その結果はどうなだろうか?この度お盆休みが平均数日程度の日本と1ヶ月程度あるイタリアを比べたら、生産性の差がなかったという記事「【悲報】バカンス満喫中のイタリアと日本の一人あたりのGDPがほぼ変わらない件 労働生産性に至ってはボロ負け」が話題になっています。こういった記事を見ると驚愕でしょうね。日本人は勤勉ではないという見方もできそうです。というのも、日本人は労働に従事する姿勢はあるものの、結果が伴っていないからです。イタリア人よりも多く働いているのに、イタリア人とGDPが同じだとすると、日本人の方が能力が低いってことになります。長く働いているのに、作ったものは短い期間で働いたイタリア人のものと一緒というのでは、これは日本人は勤勉ではないという1つの根拠になると思うのです。日本人は働きすぎと言われるけどその理由としては「他国よりも多く働かないと、他国と同水準に達しないから」というものがあるかもしれません。これについては後で説明をしていくけれども、かなり日本独特の問題というか、事情が隠れていると思います。
イタリア人は休みまくっているのに、日本より生産性が高い
イタリアの会社とやりとりをしている人たちにとっては、先方がバカンスで仕事を離れているため待ちぼうけ状態になっているようだ。
「イタリアの出版社に発注メール送ったら自動返信で『9月までvacationです、サンキュー、あなたも良い夏を!』+ 署名代わりに適当な海のAAが返ってきて歯を食いしばった」
「イタリアの取引先は『8月6日から9月4日まで休むわ』って、5日の夜に知らせてきた。ほんとに完全に休業している」服飾の仕事に就いているという人は、生地を頼もうと思って連絡を取ったところ、「しばらくバカンスだから電話しないでもらっていい?9月には送るわ?」と返された。また、イタリアでオーダーした家具が3か月ほど経っても届かないため、メールしたところ、「バカンス中だから、8月23日以降に返信します」と自動返信メールが来たという投稿もあった。
多くのイタリア人が仕事のことを忘れて長期バカンスを満喫しているのは間違いないようだ。
労働生産性も日本は21位なのにイタリアは10位
中には、取引先のイタリアが1か月のバカンス中のため、「夏休み3日って聞いたら笑われそう。または憐れまれそう」とこぼす人もいた。マクロミルが会社員・公務員を対象に行った「夏休みの過ごし方」調査によれば、日本人の夏休みの平均日数は3.9日。夏休みがないという人も19.2%にのぼっている。イタリアと比べるとなんとも寂しい。
休みの長さが段違いであるのにもかかわらず、内閣府の「2014年度国民経済計算確報」によれば、1人あたりのGDPは日本が3万6230ドルで20位、イタリアが3万5219ドルで21位と僅差。そのため、
「こんだけバカンスもエンジョイしてるイタリアと、夏休みが3日しかない日本で差がないんだぜ…」
と悲観する人もいた。労働者一人あたりが生み出す成果を指標化した労働生産性にいたっては、2015年度の順位で日本が21位のところ、イタリアは10位と大きく水をあけられている。日本人がなんのために休みを我慢して働いているのか分からなくなるレベルだ。
上記の引用を見ると、イタリア人と日本人は労働時間に差があるという。しかし、GDPはほぼ同水準だが、労働生産性にいたってはかなり差がある。つまり、日本の労働生産性が低いってことは相対的に非効率ってことですね。これは日本人の労働に対する能力が低いとも言い切れない。別の見方をすると、労働の仕方、労働環境の差が、こういった労働生産性の差を生んでいるかもしれないからです。つまり、日本人が働きすぎと言われる理由は、そういった働く環境ややり方が悪いから。同じ結果を出すのに、もっと楽できるのに、あえて苦労する方法を選んでいる。それは会社が悪いってことになるけど、そういう状況がガチで存在しているかもしれないのです。日本人が勤勉っていうのは嘘でしょう。言われたことに従順なだけであり、非効率な労働を強いられている現状は勤勉とは言えないと思います。例えを出すと、毎日必死で勉強をしているが、テストで赤点しかとれない生徒のようです。頑張りが結果として現れないってことは、やり方が間違っている、努力の方向性が間違っているってことですよね。会社が基本的に働き方は指示しているんだろうから、労働者よりも会社の方がこの問題についての責任が重いです。日本人が勤勉ではないと思われてしまう理由としては、会社の責任が大きいと思います。長時間労働をしないと、他国に追いつけないとなれば、日本の働き方は明らかに非効率と言えるでしょう。長時間労働はおかしいですよ。しかし、この長時間労働の悪影響として大きいのは労働者の健康問題とかもあるけど、もっと問題とも言える部分があるんです。それは長時間労働が当たり前になることで、それ以外のアイデアを模索しないんです。視野が狭くなっているってことです。利益を伸ばすために会社ができる努力がコストカットや長時間労働しかないような現状があるわけじゃないですか?長時間労働が当たり前になると、長時間労働以外で利益を伸ばすための策を考える気にならない。他に選択肢を思いつかなくなりやすいのです。長時間労働が多くの企業で当然のように行われれば、行われるだけ、現実的に長時間労働から抜け出そうとする会社が出てこない=労働者の長時間労働の傾向はずっと続くとなってしまいます。
労働生産性は低いがサービスの質は高いといわれる国の問題
日本では長時間労働が当たり前になっており、それによって質の高いサービスが続けられているという側面もあるかと思います。実際、日本で提供されているサービスや商品の質の高さは世界随一とも言われているが、それを支えているのは労働生産性が低い中での長時間労働などであれば、それは賞賛して良いことなのだろうか?日本人が勤勉っていうのは嘘だろいうという指摘もありますが、日本では長時間労働が当たり前の結果、サービスの質が高い。それに喜ぶ人も多い。しかし、長時間労働は犯罪にあたるケースもある。それってどういうことか?っていうと、盗んできたお金で誕生日プレゼントを買ってもらって喜んでいるようなケースに例えられるだろうか。犯罪によって手に入れたお金で買ってもらったものを嬉しいと思える人は少ない気がするけど、犯罪まがない労働によって生まれた質の高いサービスを受けている人が喜んでいるとしたら、それも同じな気がする。全てのサービスや商品そうやって生まれているわけではないけれども、日本が長時間労働やサービス残業を完全にやめたら、がっかりするほどの質の低下を招くだろう。日本人は勤勉じゃないのです。日本人が勤勉というのは嘘だと思います。勤勉に見せるのが上手いという言い方が妥当だろうか。日本人は勤勉じゃないというのは、より多くの努力をしないと他国と同水準の感動を与えられないからだ。さっきも言ったけど、非効率なやり方をして、同じ感動しか与えられないということになる。特に自国の人に対しては。
日本に住んでいると日本のサービスは当たり前のように感じてくるが、他国の質の低いサービスを受けている他国の人はそれが同じく当たり前に感じるでしょう。つまり、どちらもその状況が当たり前に感じているならば、サービスの質の高低に差があっても、そこから得られる満足度は一緒ということになるでしょう。どちらも当たり前に感じることをしてもらっているだけなのだから。ってことは、同じ満足度を生むのに日本人は他国よりも余計に働いていることになります。つまり、サービスの質を上げすぎたため、そこをキープしていかないとすぐに文句がくるわけ。例を挙げると、ファミレスに行っておしぼりや水が出てこない店ばかりならば、そういうお店に何の不満も出ないと思うけど、おしぼりや水が出てくる店ばかりになると(それが当たり前に感じられると)、いざファミレスに行ってそこがおしぼりやお水が出来ないとなれば、そのお店に不満や文句を持つ人が多いんじゃないですか?ということです。お水やおしぼりが出てこないことが当たり前の状態でお水やおしぼりが出てこないときの満足度とお水やおしぼりが出てくるのが当たり前の状態でお水やおしぼりが出てくるときの満足度はほとんど一緒なんじゃないですかね?結果生じる満足度が同じだとすると、よりサービスの質を低くした方が効率的となりますよね。他国はサービスの質が元々低いならば、キープするためにかける努力は相対的に少なくて済む。満足度を与えるだけじゃなくて、文句を、クレームを生まないようにする努力も日本は多くしないといけない。しかし、その結果与えている満足の度合いはサービスの質がより低い国と一緒というわけなのです。日本人が働きすぎな理由としてはやはりそこなんです。文句をよこさないため、クレームを生まないため、今までと同様の満足を提供するために、高いサービスの質を維持しないといけないからです。もともとのサービスの質が高い国は、サービスの質を維持するための努力は他国よりも多くなる。その結果が日本人が働きすぎな理由になるのです。日本人は勤勉じゃない。より多くの努力をしているのに、労働生産性は低いし、他国と与えられる満足の度合いは一緒なれば、やっていることに無駄が多いということになります。ただ長く働くだけでは日本人が勤勉ではないと言える1つの根拠になるでしょう。結果まで伴って、長く働いた結果、他国よりも素晴らしいと思えるサービスを提供してはいるかもしれないが、その質の高さに慣れてしまった状態から受けるそのサービスの満足度は、サービスの質が低い国と変わらないとなれば、そのために負担する努力は一体何のためにあるの?ということなのです。
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