年金や生活保護は廃止で、ベーシックインカムの方が得だよ?
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最終更新日:2016/01/04
ベーシックインカムの考察, 日本の世の中に蔓延る社会問題
私はいまだに国民年金について疑問を持っている。多くの人は不満を持っているに違いない。若者と高齢者で世代間格差があるなんて言われているが、それは個人的にはあまりどうでも良いと思っている。というのも、そんなもの挙げたらキリがないというのもある。平均給与だって、年々さがり筒あるってことは、昔の人の方が、つまり今の高齢者の方が給料を多く貰っていたということです。よくある話だなとしか思えないわけですね。そんなわけで、私は世代間格差については、特に問題視していない。というか、問題視するほどのことか?と思う。というか、世代間で不公平が生じたら何かダメなのか?と思う。世代間というか、同じ金額を払っているならば、同じ金額を貰えるべきとする考え方は分からないでもないが、結局年金の総支給額は生きている年数によって違うので、結局1ヶ月あたりの支給額に差がなかったとしても、結局トータルでは差が出る。そう考えると、どうでも良くなってきてしまうのです。
年金制度を廃止すべきという声も根強い
私自身は世代間格差については、すでに述べたようにあまり関心がない。でも、年金制度自体には賛成ではないし、いまだに保険料を払う気にはなれない。得をする、損をするという問題だけでは語れない問題があると思っていて、そもそも私たちが貰えるときには支給が開始される年齢って一体いくつになっているのよ?と思う。今65歳でしょ?70歳くらいにはなるといわれている。70歳まで生きているのか?という問題もあれば、先のこと過ぎて、全くイメージが沸かない。というか、70歳の頃のために年金の保険料を払い続ける意味が分からない。年金の保険料を積み立てるということは、その払った保険料分を貯金していくのと大して変わらない。変わるか?変わらないか?ていうのは、最終的にいくら年金を貰えるか?にもよるのだが、そんなものは今から想像しても意味がない。分からないから。多くの人は、いくらもらえるか?を考えて、損するか?得するか?を考えると思う。私もそうだが、確実に損をするとも得するともいえないわけ。
そうなると、どっちに転ぶか?は分からないものの、損をするリスクを抱えるくらいならば、保険料を払わずに自分で貯金をするか、保険料として払わない分を運用するか?いろいろな策がとれる。投資に回す場合には、もちろん損をする場合もあるが、投資先や投資の方法を自分で決めることが出来る点を考えれば、まだ納得がいきやすいと思います。つまり、自分の意思で動いた結果、損をするんだったらあまり文句は出ないと思うが、国の政策によって振り回されて、その結果損をするかもしれない。それは納得がいかないのでしょう。自分の意思ではないから。国民年金の保険料を収めることは、一応義務になっている。しかし、払っていない人も多いし、年金なんて破綻してしまえ!廃止しろ!という声も聞こえてきます。その声は、年金保険料を真面目に払っていて、それを老後の充てにしようとしている人からしたら、とんでもない声なんだろうが、そういう声を挙げる人の意見は個人的には凄い分かる。私も払う気持ちをなかなか積極的に持てないから。
年金を廃止した場合にどういう策があるのか?
年金を廃止すること自体、現実味がないだろうけど、社会保障は必要なんでしょうか?年金自体が廃止されれば、各自が貯金をしていくことになる。それでも問題はあまり起きそうにない。各自老後のために貯金しておいて!で済ましても、そんなに問題はなさそうだが、個人的には相続税100%のベーシックインカムがあれば、年金の代わりにはなるでしょう。というか、現在存続している年金よりもこちらの方が社会的合意を得られそうな気がする。相続税100%ってことは、本来相続される金額の全てを国に納めるということ。ブロガーの小飼弾さんによると、現在日本で相続されている金額のうち、全く課税されていない金額が80兆円ほどあるそうです。80兆円というのは、毎月7万円のベーシックインカムに必要な年間の予算とほぼ同じなのです。つまり、相続税100%にすると、それだけで月額7万円のベーシックインカムが成立するということです。年金や生活保護を廃止しなくても、ベーシックインカムは可能なんですね。そして、年金や生活保護を廃止すると、さらに財源が増えると。特に生活保護を廃止すると財源は非常に大きいでしょうね。生活保護は現在200万人以上が受給しているので、1人あたり10万円支給していたと考えると、1月あたり2000億円が捻出できるってことですか。これは大きいですね。単純計算でね。
相続税100%のベーシックインカムは、多くが得をする
相続税100%って聞くと、抵抗あるかもしれないが、多くの人は得をしそうな気がします。少なくとも年金を保険料を払うよりは特をしそうな実感が持てると思うのです。それは500万円の遺産を全て国に納めたとします。それによって、月額7万円のベーシックインカムが支給されたとしましょう。月額7万円だと、1年で84万円になります。つまり、7年くらい経てば元がとれる計算です。7年生きていれば得するってことです。しかも、年金の場合は今なら65歳とかが支給開始ですから、生きられる年数は限られているが、ベーシックインカムは年齢関係ないです。65歳の人も勿論そうだし、生まれたばかりの0歳の子にも支給されるので、若い人ほど得をするということになりますね。そうなると、先ほど触れた世代間格差の逆のことが起きるわけです。高齢者ほど損をする可能性があるが、若者ほど得をするということです。ただ、月額支給金額は年齢に関係なく、今後時代が進んでも変わらないか?むしろ増える可能性もあります。それは高齢者の割合が多い。そして、それが今後どんどんその割合は高まっていくので、遺産の金額がどんどん増えていきやすく、相続税として課税される金額も増えていく。つまり、ベーシックインカムの財源はどんどん増えていく傾向にあると。これも一種の世代間格差だが、時代が先に進めば損をする年金と違って、時代が先に進めば得をしやすいベーシックインカムの場合はそんなに反発もないだろうということです。
問題は遺産相続にあたって相続されるものは現金だけじゃないということ。モノも相続されるが、それはどうするのか?ということ。そういった懸念があります。あとは年金保険料を払い続けている人はどうするのか?要はどのタイミングでベーシックインカムを実施するのか?ということです。これに関しては、年金制度を存続されたままでもベーシックインカムは可能なので、年金保険料を依然として払っている人は自由選択で良いんじゃないですか?払い続けて将来年金を貰うか?途中でやめて貰うのを諦めるか?理論上は両者が並存できると思うので、年金や生活保護は廃止しないでも一応OKだということ。廃止する選択肢もあるが、そうなると反発が間違いなくあるので、まずは並存した形でスタートし、いずれ統廃合を考えたらどうだろうか?と思います。ベーシックインカムは、スタートすればすぐに貰えます。若者が年金を実際に貰うのは、数十年後ですが、ベーシックインカムはスタートしたら、1ヵ月後には貰えますから、実感が沸きやすいでしょうし、多くの人にとって得だと実感できるのではないでしょうか?
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