大学受験の滑り止めの大学、学部の決め方や選び方

公開日: : 最終更新日:2015/12/03 その他の話題

大学受験の滑り止めの大学、学部の決め方や選び方 – Retire in their 20s6fb4a22df2f5b088d36940f11e7e0062_s

大学受験において、滑り止めを受験する方が多いと思いますが、滑り止めの大学ってどうやって決めたら良いのでしょうか?そもそも滑り止めは受けないといけないのでしょうか?そこも疑問かもしれませんね。滑り止めの大学を受けるってことは、他が落ちた場合にはそこに進学するってことですから、それでも構わないという方が受けるわけですよね。滑り止めの大学に鼻っから行く気がないようなケース、絶対に行きたくないケース、そして、滑り止めを受けずに全滅した場合には浪人する覚悟ができている人は、滑り止めは受けなくて良いでしょう。どうせ行かないなら受ける必要もないですからね。ただ、滑り止めの大学に行く気があるのならば、どういう大学を受ければ良いのか?決めないといけません。それがどこになるのか?どういうレベルの大学を受ければ良いのか?の基準について話していきたいと思います。

 

自分の模試の偏差値を参考にしてみよう

模試は鵜呑みにはできないものの、参考にすることができる試験です。模試の成績や判定は信用はしてはいけないけど、参考にはなると思うので、それを利用しましょう。例えば、だいたい毎回平均の偏差値が60くらいだとする。その人は、実力相応大学のレベルはマーチくらいでしょう。私の感覚だと、自分の偏差値-7くらいのところが滑り止めになると思います。となると、この人の滑り止めは偏差値53くらいの大学です。それは日東駒専くらいです。そして、例えば偏差値が毎回58くらいの人は、51くらいの大学が滑り止めになります。偏差値58だとマーチから成成明学くらいが実力相応大学で、滑り止めは大東亜帝国くらいになります。そんな感じでしょうか?偏差値も参考にしても良いと思いますが、後は判定ですね。判定がA判定が常時出ているところ、毎回書いている大学で、ほぼA判定が出ているような大学は、滑り止めになると思います。

 

滑り止めはセンター利用で確保しておこう!

滑り止めは一般入試ではなく、できるだけセンター利用で確保しておくことをオススメします。センター利用はいくつでもお金をかければ、いくつでも出願できますし、日程のかぶりとかいう概念がないので、幅広くいろいろな大学を出願できます。だから、偏差値60の人は、ニッコマ辺りを滑り止めにすると良いと言いましたが、そのニッコマの中でも偏差値には結構差がありますし、センター利用のボーダーにも差があります。つまり、出願する数を多くすれば、同じニッコマでも、受かる大学や学部とそうじゃない大学や学部に分かれやすいのです。ニッコマでも7割くらいで受かる学部、学科もあれば、7割後半くらいないと受からない学部、学科もありますから。だから、幅広くニッコマに出願すれば、1個や2個しか出願しない場合と比べて、より滑り止めを確保できる可能性が高まります。上手く行ったときのことを考えて、よりレベルの高い大学に出願しておくとか、逆に失敗したときのために、よりレベルが低い大学にも出願しておくとかもできます。そういう保険のかけ方もできるので、センター利用はいくつでも出願できるので、そういうやり方をすると、よりいろいろな大学に可能性を見出せますし、一般入試の前にすでにいくつか滑り止めを確保している状態になります。そして、滑り止めはセンター利用で確保しているので、一般入試では、実力相応大学やよりレベルの高い大学を受けることができるのです。

 

したがって、センター利用は、お金に余裕があるのならば、できるだけ多く出願しておいた方が良いです。滑り止めを確実にとるためには、滑り止めとして実力相応大学や滑り止めとしても偏差値がやや低い大学(滑り止めの適性はニッコマだけど、大東亜帝国も一応受けておくとか)など幅広く受けられて、より滑り止めを確保しやすくなりますから。一般入試でも全学部入試をやるところ増えてきましたからね。全学部入試も1回の試験で、同じ大学内の複数の学部に出願できるので、日程がかぶることなく、いくつでも受けられます。全学部入試自体は、そういうところを狙ったのでしょう。1回の試験で、複数の大学の学部や学科を受けられると、1人の生徒が出願してくれる大学、学部の数が増えるので、大学にお金が入りやすくなるのです。経営上の利点から全学部入試を導入している大学は多いと思います。

 

私はどの大学を滑り止めにしたのか?

私の受験生の頃の偏差値は、3科目で57くらいで、2科目で61くらいでした。そんなわけで、当時の実力相応大学はマーチ下位学部から成成明学くらいだったと思います。私の滑り止めはセンター利用で、成成明学レベルを1個、獨國武レベルを2個、そして大東亜帝国レベルを1個受けました。ニッコマを受けなかったのは、ニッコマに行っても良いと思える大学がなかったのと私が受けた獨國武学部の偏差値がニッコマとそんなに変わらなかったのが理由です。そして、結果はこの4つのうち、下から2つが受かりました。これで滑り止めは確保できました。そして、一般入試ではほとんどマーチから早慶上智レベルで占めました。一般入試では全部を実力相応大学から挑戦大学にして受けましたよ。結果、この中から受かった大学があって、そこに進学したという形です。そんな感じでしたので、参考にしてもらえればと思います。センター利用とかも、センター試験の相性がありますし、それだけ対策を積んできたか?(私立文系の人はセンター試験の対策はあまりしない人も多い)も非常に大きいので、もしかしたら、模試の偏差値や判定があまり当てにならない可能性もあります。センターは癖があるので、対策次第では普段の模試の成績以上の点数がとれたり、逆のことが起きたりということもあります。ただ、マーク模試はセンター試験用の模試なので、その偏差値や判定を参考にすると良いかもしれませんね。ニッコマとか、大東亜帝国とか、ざっくばらんに話していますが、厳密にいえば、この中の大学や学部によってセンター利用の合格難易度、ボーダーが結構違っていたりするので、それを事前に調べてからセンター利用で滑り止めのために出願する大学、学部、学科を決めましょう。

 

【あわせて読みたい記事】

大学受験の一般入試の併願の決め方は?数は何個、何校受けるべき?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

関連記事

千葉県立君津高校の偏差値や倍率などのレベルは?進学実績や評判、口コミはどんな感じ?

千葉県立君津高校は千葉県君津市にある男女共学の公立高校です。最寄り駅はJR内房線の君津駅で、

記事を読む

東京農工大学の滑り止めや併願先はどこがいい?おすすめは日東駒専やGMARCH、上智大、理科大あたりか?

東京農工大学を受験する人たちはどういった滑り止めや併願を選べばいいのでしょうか?実際に東京農

記事を読む

今年の流行は?ムートンブーツの選び方!色選びや丈の長さで迷う方へ

冬になると、ムートンブーツを履く人が増えますね。ムートンブーツは男性はほとんど履いているのは

記事を読む

明治学院大学で入りやすい学部は法学部と社会学部?国際学部と心理学部は偏差値が高い!

  明治学院大学はミッション系の中堅大学と難関大学の間という位置づけになると

記事を読む

受験勉強や学校の授業で日本史の範囲が終わらない!どこまで覚えるべきか?

日本史の受験勉強をしていると、範囲が広すぎる、長すぎるという部分で悩んでしまうことがあるでし

記事を読む

独身の場合、持ち家と賃貸はどっちが得?老後の問題は?

独身の人は賃貸に住むというのが一般的な価値観として定着してきましたが、近年はマンションなど、

記事を読む

2科目受験や1科目受験のメリット、デメリットは?3科目よりも難易度や倍率が上がり難しい!

大学入試では2科目入試や1科目入試というのがたまにあります。中堅大学以下のレベルの大学だと割

記事を読む

中央大学の国際経営学部と国際情報学部の偏差値や評判と入試科目はどうなっている?

中央大学がついに大学改革に本腰を入れ始めた感じです。以前から法学部などの都心キャンパスへの移

記事を読む

神奈川県立横浜翠嵐高校の偏差値や倍率などのレベルは?進学実績や評判、口コミはどんな感じ?

神奈川県立横浜翠嵐高校は神奈川県横浜市神奈川区にある男女共学の公立高校です。最寄り駅は横浜市

記事を読む

大学と専門学校の違いは?学費が安いのは?どっちが楽しい?選び方はどうする?

大学と専門学校はどっちがいいのでしょうか?大学と専門学校は違う場所という認識はあると思います

記事を読む

ダイセキの就職の難易度や倍率は?学歴や大学名の関係と激務という評判はある?

ダイセキの就職の難易度はどうなっているのか?実際にここに就職し

タカノの就職の難易度や倍率は?学歴や大学名の関係と激務という評判はある?

タカノの就職の難易度はどうなっているのか?実際にここに就職した

ニューフレアテクノロジーの就職の難易度や倍率は?学歴や大学名の関係と激務という評判はある?

ニューフレアテクノロジーの就職の難易度はどうなっているのか?こ

エスケー化研の就職の難易度や倍率は?学歴や大学名の関係と激務という評判はある?

エスケー化研の就職の難易度はどうなっているのか?実際にここに就

図研の就職の難易度や倍率は?学歴や大学名の関係と激務という評判はある?

図研の就職の難易度はどうなっているのか?ここに就職したいと思っ

→もっと見る

PAGE TOP ↑