特別区の論文のウェイトや配点は高い?足きりで採点されないリスクを理解しておこう
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公務員という働き方
特別区の一次試験は、教養試験と専門試験と論文試験になりますが、この中で1番鍵を握るのが論文試験になるでしょう。教養試験と専門試験の問題のレベルはそこまで高くないので、ある程度みんな点数はとってきます。差がつかないわけではないです。一次試験の合格者の中でも40点台から70点台くらいまであると思いますから。それだけ教養試験と専門試験の合計の点数に受験生の間で差が生まれていても、教養論文の出来次第で、差が埋まってしまっているか?逆転している可能性もあるので、意外と大切なのが特別区の教養論文になります。教養論文は具体的にどれくらい点数が取れそうか?取れたか?っていうのが分かりませんから、自分なりに頑張って書いて、手応えが良ければそれなりに点数をもらえて、教養試験と専門試験の合計で50点くらい以上とれていれば、まず一次試験は通るんじゃないか?という見立てはあると思いますけど、でも論文の点数って、自分の書けた感じの通りになっているか?が分からないので、やはり心配になりますよね。しかし、特別区の論文では採点されない可能性という別の問題もあります。
特別区の一次試験で教養論文が読まれない可能性
特別区みたいに一次試験から大量に受ける人が多くなってしまうケースでは、まともに論文を読んでもらえると思わない方が良いかもしれません。論文を読むって結構大変だと思います。特別区の場合には1000字ちょっとくらいだったかな?その論文をちゃんと真面目に、内容を理解しながら読むと1枚あたり10分くらいはかかるんですかね?何人の職員がこの論文を読んで採点するのか?は分かりませんが、多大な人数と時間がかかりそうです。そういう事実の中では、論文を一次試験を受けた人全員読むというのは、本当に大変なので、できるだけ読まないといけない論文を減らすというのも1つの手です。そうなると、一部で噂されている一次試験の足きりの問題があるのです。特別区の論文は足きりに遭うと読まれない可能性が高いということが言われているのですが、一応根拠としては論文を全部まともに読んでいては、とても採点が終わらないという部分があるでしょう。したがって、一定の条件のもとで論文を読まれない受験生がいるということは想定しておかないといけないと思います。
特別区の論文の採点は教養試験の点数によって足きりがあるというのが結構有力な情報というか、これも結局は噂のレベルなんでですけどね。言われていますよ。特別区が公式で発表したわけではないので、本当か?どうかは分かりません。分かりませんけど、仮に特別区の一次試験の教養試験に足きりのボーダーラインがあって、それを下回ると論文が読まれないようなケースがあるかもしれないという意味では、論文もそうだけ、教養試験も、そして専門試験も頑張らないといけないということになります。教養試験も専門試験も点数を高くとれば、それだけ足きりのリスクも減りますし、一次試験に合格する確率も間違いなく上がるはずですから、結局はそこを目指せいていければ良いということになるのです。特別区の場合には教養試験も専門試験も問題のレベル自体は対して高くないので、良い点数をとるためにはかなり勉強しないといけないものの、単純に平均点くらいをとるならば、まあなんとかなると思いますけどね。そこまで必死に勉強しなくても。必死に勉強した方が良いのは間違いないと思いますけど。
特別区の論文のテーマは変わったものが出てはずれやすい?
特別区の筆記試験における論文では採点されない可能性について書きましたが、別の問題もあります。特別区では例年、2つのテーマが出て、1つを選んで書いていくことになりますけど、最近の特別区で実際に出題されている教養論文の課題を見ていると、1つはなんとか書けるかな?って感じはしますが、もう1つはこれ対策で来た人いるの?みたいな、ちょっと変わったテーマというか、予想外のものが出ている印象です。つまり、1個はとりあえず書けないわけではないけど、もう1つは無理じゃね?っていうのが多いので、たいていは2つ出るうちの1つに固まりやすい傾向にあると思います。AとBというテーマがあったとしたら、Aのテーマで書く受験生が7割くらいで、Bで書く受験生が3割くらいとか、そういう偏りが出る感じだと思うんです。それくらいに2つあるうちの1つは難解なテーマ、手を出したら適当な内容になって点数がとれそうにない。特別区の教養論文の足きりとかの前に、内容面で良いのが書けそうにない。つまり、特別区の教養試験の足きりを突破して、論文が読まれても結局点数が伸びないで、一次試験に落ちるような論文しか書けそうにないテーマになっているのでしょう。どのテーマを選ぶか?でも点数が変わるはずですから、ここも大きな選択ですよ。
当然、受験生からしたら自信のある方、対策が生きそうな方を選ぶと思いますけど、多くの受験生にとっては2つのうち1個はなんとかなりそうなテーマが出たとしても、それはちゃんと特別区の試験に向けて論文の対策、勉強をしてきた人だけです。つまり、特別区の論文の勉強が不十分だと、実は2つとも全く書けそうにないというケースも出てくるかもしれません。これは特別区だけのケースじゃないですけど。せっかく教養試験と専門試験で良い点数がとれたのに、論文が全く書けないような状態、適当に書くしかないような状態だと、当然点数も伸びません。評価されづらいです。特別区はこの論文が相当一次試験の配点の中では大きいなんて噂もありますから、それが本当だとしたら、教養試験と専門試験の出来に関係なく、論文ができないと結局一次試験は受からないということになります。特別区の採用試験は面接試験もそうですけど、論文もウェイトがかなり高いと言われているので。どれだけ一生懸命教養試験と専門試験の勉強をしても、論文の対策が足りないと、両方とも書けないということになりかねないので、特別区の勉強では教養試験、専門試験のみではなく、論文の勉強もサボらないで、バランスよくやっていくことが大切なのです。特別区の論文を採点されない、足きりに遭うという状態はなんとか避けて、最低でも採点されて、なんとか一次試験を突破していってほしいと思います。特別区の論文は一次試験に占めるウェイトはかなり高いと思ってやった方が良いと思いますよ。
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