共働きの割合が急増中!家事や育児を分担すれば離婚率は低い
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日本の世の中に蔓延る社会問題, 現代の日本人の働き方
現代は昔と比べて、夫婦のあり方が変わりつつあります。夫が外に仕事に出かけて、妻が家の中で家事をするという光景は残ってはいますが、割合としては減ってきています。共働き世帯が急造しているのです。共働き世帯が増えている理由としては想像通りなのかな?と思いますが、夫の給料のみじゃ足りないから。ということになるのでしょうか。男性が貰える給料が減りつつある中で、それだけではとても食べてはいけない。生計が立てられないと感じた女性が自分も働くという選択肢をとっています。それによって少子化につながるとか、いろいろな指摘もありますが、これが現代の家庭のあり方として当たり前になりつつあるような気がします。共働き世帯が片働き世帯を確か超えているんじゃなかったかな?芸能人同士の夫婦とかだと、この共働きパターンですよね。結婚をして、さっさと引退して、専業主婦になるというケースは滅多に聞きません。彼らに子供がいないか?といったら、そんなことは、彼らはベビーシッターに預けたりする金銭的余裕もあるのかもしれませんけど。そういう世の中になってきたということを改めて再認識しますね。
共働き世帯の割合が急造した理由は?
共働き世帯が急増した理由は、すでに話したように、男性の収入が落ちてきた。ということが大きいでしょう。それはどうしてか?というと、考えられる理由は主に2つですか。女性の就職率などが上がってきたことにより、正社員になれる男性が減ったこと。そして、各企業が給料を下げる傾向にあることではないでしょうか?必要コストのうち、人件費っていうのは、やっぱりデカイわけですよね。これをどの企業もできるだけ削りたいと思っている。大企業以外は、余計なところにコストをかけていると、それだけで他社に負けてしまう要因になる。だから、どこも人件費をできるだけ安くする。特に安くて良いものを供給するというビジネスモデルが浸透してくると、価格をいかに引き下げるか?という点が特に焦点になり、正社員の割合を減らして、非正規の割合を増やしたり、正社員の給料を下げたりして対応するしかない。そういう流れが出来上がってしまうと、そこから脱出するのは困難です。一部の企業は給料が上がるが、それ以外の会社は現状維持か、下がるかしてしまい、その傾向は今後も続くから、正社員の中でも給料が上がっていく人たちと下がっていく人たちの格差が今よりも顕著になるということが言われています。
つまり、正社員なのに、非正規同様に生活が苦しいと感じる人が今後増えていくのです。現段階でもそういう兆候は出ています。だからこそ、共働きになるのです。共働きをしないといけない現状があると、当然女性も会社で働くようになりますね。すると、ただでさえ女性の就職率が上がり、男性が就職できる余地が減ってきているにもかかわらず、共働き世帯の増加により、それ自体も女性の就職率を上げていることになるわけですから、余計に男性が就職しづらくなって、さらに男性の収入が下がる傾向にあるわけですよ。つまり、女性の社会進出も間違いなく原因の1つにはなっているが、それによって男性の収入が落ちた。だから、妻も働かないといけなくなる。すると、さらに男性の収入が落ちるというメカニズムになっているわけですね。共働き世帯が増えることも男性の収入減少を引き起こし、それによってさらに共働き世帯を増やす結果となってしまい、いつしか専業主婦の家庭がほとんどなくなるんじゃないか?と思われます。
共働き世帯は貯金も増えるし、収入源も増えて安心
共働き世帯は当然、世帯全体での収入は上がりやすくなるから、貯金などに回せる金額も増えるし、将来への安心感は生むでしょう。あと、お金の使い方で揉めることがなくなるかもしれません。夫が正社員で、妻がパートとかだとあれだけど、どちらも正社員、またはどちらも非正規で働いているような場合には、収入それ自体はそんなに差がないと思うので、それぞれで家計を持って、お金の使い方を決められれば、あまり文句は出ない。貯金もそれぞれで蓄えておくようにしても良い。片方が稼いで、片方が家計を管理すると、お金の使い方でトラブルになりやすいのだが、お互いが自分で稼いだ金額を自分で管理するようにすれば、お互いの文句が出づらい。世帯の中で収入源が2つできるから、片方の会社が倒産したりしても、まだ収入が残るから、いざというときのリスク分散も可能となり、理想的な状態になるのではないでしょうか?また、家事についてもお互いが同じように働いていれば、当然分担をすることになるから、これも平等に負担をして、トラブルになることが少ないのではないでしょうか?専業主婦と働きに出ている夫の家庭の場合、この家事や育児の負担割合で揉めているところも多いみたいですからね。
子育て、育児をしていくことは可能なのか?
これが問題になるかもしれない。無理というわけではない。ただ、現実的には今「子なし夫婦」というのはかなり増えてきていますし、子供を欲しくないと思っている人の割合も増えてきている。その原因としては価値観の変化などもあるが、収入の問題やそこから派生した共働き世帯の増加の問題も含んでいると思います。実際無理なわけじゃないが、自分たちの負担が増えることや子供が可哀想と思ったことなどを理由にして、子供を欲しがらない、子供を産み育てない選択をする家庭が増えてきていると思います。これはいろいろな問題を孕んでいるものの、その夫婦が選択したことなら別にそれで良いと思います。貧乏なのに子供を産むことに対する否定意見も実際あるわけですよ。貧乏な家に生まれた子供が可哀想とかね。それは一理ないとは言わない。実際、そういうことを感じている夫婦は子供を産まない選択をしているみたいです。でも、貧乏だけど子供を産むことを一概に否定できるか?とも思えるし、生まれた子供が可哀想というのが理由ならば、別に貧乏以外だって当てはまるでしょう。そういった要素が1つもないような家庭ってそもそもあるのか?と考えると、じゃあ一体どの家庭が子供を産んでも文句を言われないのか?子供が可哀想じゃないのか?となり、子供を産んでも良い家庭なんかほとんど存在しなくなると思います。私の本音としては、今の日本社会を見ていると、子供が確かに可哀想というのも頷けるし、彼らが将来大人になったときに苦しむ、もがく人生しか待っていないケースも多々存在する気がする。そういうことを考えると、子供を産まないという選択肢は賢明と思える部分もある。ただ、一方で生まれた子供がどう思うか?というのも重要だと思うし、貧乏だって良いっていう子供も中にはいるでしょうから、共働き世帯が、貧乏な世帯が子供を産むことを一概に否定していいものでもないかと思う。それぞれの家庭の自由で良いと、私は思っているが、今後は子なし夫婦の割合はどんどん増えていく気がしますね。先ほどの家事と同様に育児をやるにしてもある程度分担させないといけないから、お互いが不満を持ちづらい。働くということを平等に近い状態でお互いがやっているがゆえに、それ以外の家事、育児なども平等にせざるを得ない。そういった点においてトラブルがおきづらいと考えれば、共働きは離婚率が低いんじゃないか?と思います。
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