特別区は運ゲーの論文の配点が高く意外と難易度高いし難しい
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最終更新日:2016/04/13
公務員という働き方
東京都特別区は公務員試験の行政職の採用試験の中では、まあまあ難易度が低い方じゃないか?と言われることもあります。難易度が実際に低いか?どうかというのは、人にもよるのでしょうが、とりあえず筆記試験の教養試験と専門試験は難しくないと思います。ボーダーと言われている点数、だいたい50点弱くらいみたいですが、このあたりの点数をとるのはそんなに難しくないです。ただ、一次試験では、この択一試験とともに、論文を書かないといけないのですが、この論文がまた厄介なようです。というのも、配点が異様に高いのでは?という噂もありますし、論文っていうのは、多くの方が知っているとおり、択一式の試験と比べたら採点する人の裁量に拠って点数が大幅に変わるわけです。面接ほどじゃないかもしれませんが、採点する人は特別区の職員みたいだし、これは運ゲーだなと思える面も多々あります。択一試験で60点以上をとっている人は、ボーダー自体は余裕で越えていると思われますが、毎年それらの点数をとった人がどんどん落ちていますから。論文という運ゲー要素の配点が高いと考えると、特別区は簡単と言えるのか?は疑問ですね。
論文の配点が高いと言われている根拠
2ちゃんねるに毎年書かれているんですよね。一次試験の合格発表のときに特別区のスレッドに、択一の点数と合否を書くのが恒例になっていて、択一が50点以下で受かっている人もいれば、60点以上とっているのに落ちている人がいる。60点以上とって落ちる人っていうのは、そんなに少ないわけじゃない。報告している人は結構多い。また、落ちた人はショックのあまり報告なんかいちいちしないだろうから、その数は何倍もいると思われます。40点台で受かるという人もいれば、60点以上の高得点をとって落ちるという人もいると考えると、可能性があるのは自己採点ミスか?論文ができなかったか?です。前者はそんなに頻発ものじゃないだろうし、そうなると現実的にありえるのは論文の配点が物凄い大きくて、その論文でいい点数がとれなかったということではないでしょうか?論文に何故高い配点を置くのか?は謎ですが、論文がある程度点数もらえないと、択一試験の点数なんかほとんど関係ないという事態になってしまうということでしょう。
運ゲー要素の大きい試験の配点が高いということ
皆さんも分かると思いますけど、択一試験は答えが1個しかないので、その答えが客観的に見ておかしいと言えない限りは、採点する人の裁量はありません。公平な試験と言えるでしょう。ただ、論文はどうしてもそうはいかないのです。そもそも答えが1個じゃないということもあるし、受験生が書いた答案の妥当性を実際に点数という数字に表さないといけないのだが、その表した点数がそれで妥当か?なんて判断は誰にもできません。言い換えれば、見る人が変れば、つけられる点数も変わるでしょう。何点満点なのか?分からないが、仮に100点だとすると、普通に採点する人が変われば、5点、10点くらいの差は生まれそうです。一次試験で、5点、10点の差は相当合否にかかわると思いますよ。特別区としては、というか、論文は他の自治体とかもやっているんだけど、論文を実施する自治体としては、職員になるにあたって、文章能力を見たいんでしょう。アバウトに文章能力や論理的思考が可能か?どうかが見られると思う。アバウトならね。アバウトに、文章力の有無や論理的思考の有無について、良いか?悪いか?の判断はなんとなくできると思うが、それが細かい点数をつけるとしたら何点か?っていうのは、そんなの簡単に出せないでしょう。
大学の定式試験でも同じような試験があると思うんですけど、これも同じような問題を孕んでいます。大学の定期試験はA、B、Cとか、アバウトに成績がつくだけだからまあマシかもしれないが、公務員試験の場合には、1点、2点が大きな差になるんですよ。人生を変える大きな差にね。大学の定期試験は1点、2点の差はAをもらえるか?Bをもらえるか?また、単位をもらえないか?という差になるケースはそんなに多くない気がする。多くないから良いって言うわけじゃないじゃないですけど。つまり、1点、2点の差が大きな差になる特別区などの論文では、アバウトにこの受験生の論作文能力は見られると思いますが、それに点数をつけないといけないので、その結果、その受験生の人生が大きく変わります。特別はそれで良いと思っているってことですよね。公務員試験の実施側がそんな態度で良いのか?とも思うのだが、受験生からしたらたまったもんじゃないと思っている人も多いかもしれない。つまり、厳密な細かい点数をつけての優劣を測ることなんか不可能なのに、それを無理矢理やって、結果的に多くの受験生の人生を振り回しているわけだからね。それが分かっているのならば、嫌なら受けなければ良いじゃん?という反論も一理ないとは言わないが、これをやるのが民間企業ならば、その反論も妥当性はあると思うが、公的な機関が公務員を募集する試験で、こういういい加減な運ゲーに頼りまくる試験をやり、しかも配点がめちゃくちゃ高いと言われている現状は違和感しかない。おかしいと思うのだが。
特別区の採用試験は難易度低いのか?簡単なのか?
教養試験と専門試験のボーダーを越えるのはまあ楽です。ただ、論文は必勝法がないし、何をどう書けば必ず合格点が貰えるという保証はない。そもそも採点基準が公開されていないので、何をどう答えたら正解になるか?分からない面接試験と同じような試験とも言える。努力でどうにかなる択一試験が軽視され、努力と同様に運ゲーや謎の採点基準に振り回される論文を重要視しているみたいだから、その運ゲーを乗り越えにと一次試験は通らないということを考えると、見た目は簡単そうだが、実質は難しいんじゃないの?というのが特別区Ⅰ類の採用試験の印象ですね。二次試験にはどっちにしろ面接が待っています。二次試験は個人面接なので、こっちは確実に運ゲーです。対策をしないと、どっちにしろ受かりませんが、対策をしても受かる保証はないし、何をどう対策すれば合格するか?も分からないのだから、運ゲーと言われてもしょうがない。合格した人も落ちた人も、何が原因で受かった、不合格だったというのは絶対に分からないじゃないですか?予想はできるかもしれないけど、それが当たっている保証はないですし。そう考えると、論文や面接はどこを受けてもだいたいありますから、公務員試験っていうのは、民間企業の選考同様に運ゲー要素が強いんだなと思わずにはいられません。公務員を選ぶ試験でこれだけ運ゲーが強いというのも、住民からしたらそれでオカシナ人を排除できるなら良いんでしょうけど、受験生の側からしたら納得できない面も多いと思いますよ。確かに面接をやらないと不適格な人を見分けられないっていうのはあると思う。ただ、その不適格な人を見分けようとした結果、別に不適格でもないのに落とされてしまう人がそれなりにいるということも同時に意味するわけだ。特別区の論文や面接に関しては、具体的な点数をつけるんじゃなくて、合格か?不合格か?の2択でやった方がいいんじゃないか?と思う。それでも完全に採点者の主観による決定が阻害されるわけじゃないが、今よりはマシなんじゃないか?と思う。論文や面接で見ようとしていることは理解できなくはないけど、それを見る人がそもそもちゃんと見れる保証がない(人間がやっているんだから無理に決まっているんだが)にもかかわらず、まるでちゃんと見られるに決まっているだろ!と言わんばかりに配点を大きくして、受験生を惑わせている現状はどうも納得いかないです。特別区を受ける受験生は知っておいてください。
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