公務員試験の面接で頻出の質問、よく聞かれることで外せないもの
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最終更新日:2018/03/10
公務員という働き方
公務員試験の面接ではいろいろな想定質問が考えられ、その中で1つ1つ適切な回答を考えていく作業があるのではないでしょうか?そういった作業をしていく中では、本当にいろいろな公務員試験の面接でよく聞かれるような、頻出の質問があると思います。公務員試験で頻出のよく聞かれることは、どの試験種を受けても聞かれる可能性があるという意味では、絶対に対策をしないといけないでしょう。そして、聞かれ方が違うように見えて、実は同じことを聞いているような場合もあるので、注意が必要です。公務員試験の面接では様々なよくある質問が存在しています。こういった質問は形を変えていろいろな聞かれ方をする可能性がありますが、その中でどういった聞かれ方をしても、答えられるような臨機応変な対応というか、判断力が必要になることもあります。例えば「公務員にとって大切なことは何か?」という質問がそれに当たります。「公務員として働くうえで必要なこと」という聞かれ方もありますし、それ以外もあるでしょうか?
公務員にとって必要なコトは何か?
これから公務員になろうとしている人ならば、考えないといけない問題でもありますが、これは「公務員の仕事にとって必要なコトは何か?」といった聞かれ方をする場合もあります。したがって、基本的には同じことを聞かれているんだと思った方が良いでしょう。そして、何でこの質問を取り上げたか?というと、公務員試験の面接でいろいろな質問を受ける中で、常にこの質問を念頭に置く必要があると思ったからです。つまり、公務員試験の面接で聞かれること全てにおいて、ここがかかわってきているということです。面接官は、いろいろな角度から質問をしますが、それら全ておいにおいて、「この人は公務員に向いているのか?」、「この人は公務員において必要な要素を身につけているのか?」という部分をチェックしている可能性があるのです。ストレートに「公務員にとって必要なものは何か?」と聞いてくる可能性もあるものの、そうやって一見そういう風には聞いていないが、実はチェックしているということもありますよ。だって、公務員に必要なことって、別に1つや2つではないので、どういった質問に関しても、公務員に備わっているべき素養のようなものを見出すことは可能だと思います。
公務員にとって必要なこととは実際何なのか?
ストレートに聞かれた場合には分かりやすいですけど、ストレートに聞かれない場合もあると言いました。その場合でも、自分が思い描く公務員にとって必要なモノを1つは最低導き出し、それを全ての質問の答えの中に含まれるような、回答内容の中にその素養が見出せるようなものに仕上げていくと良いと思うのです。公務員試験の面接対策本にも、自分なりに思い描いている公務員の理想像とか、コアの部分とか、そういった書き方がされているので、本当に必要なモノですよ、面接対策をするときにはこれを最初に決めないといけないかもしれません。では、具体的に公務員にとって必要なもの、大切なものとは何でしょうか?答えはもはや何でも良いかもしれないですよ。Yahoo知恵袋で同様の質問をしている人がいて、何人か回答していましたが、みんな答えが違いましたね。そんなもんでしょう。多分、その回答は全部間違いとは言えないものだと思います。必要なモノはいくらでもある。というか、いろいろなものを持っていた方が望ましいとも言えるかもしれませんから。ただ、面接では答えは1個にした方が良いです。
例えば、住民の多様化するニーズに気付いて、いち早く行動できる力とかね。住民のニーズは確かに多様化しているし、または時代によって変わります。そういったニーズの多様化、変化にそれぞれ対応していく、そもそもそういうニーズがあることに気付けるような観察力、洞察力は確かに必要かもしれないですね。あとは、ルールを守ることかな?自分勝手な行動をしない。批判されることもあるかもしれないが、臨機応変に行動をしてしまうことは、ルールの範囲内ならOKでも、ルールを越えてしまうといけないので、公務員は組織に属しているということ。組織で動いているということを忘れてはいけないのです。ルールを遵守することは当然デメリットもありますが、ルールを破ることのデメリットよりもルールを守ることのメリットが大きいという判断から、ルールの遵守が決められていると思うので、個人的な情に左右されて、好き勝手に動くのではなく、決められた規則を守りながら職務を全うしていくことが必要でしょう。
公務員として働くうえで必要なことを挙げたらキリがない
そして、意外にも数人が答えていたのが「スルースキル」です。これは世間から浴びせられる公務員へのバッシングなどを華麗にスルーできる能力が必要だという回答なんですが、真意としてはそういったバッシングにいちいち反応していたら、気にしていたらとてもじゃないが、公務員は務まらない。だからこそ、精神的なタフさとも言えるかもしれませんが、世間からの批判をいい意味で気にしないで仕事ができる。与えられた職務を全うできるようなスルースキルは必要でしょう。これがないと、常にバッシングや批判を気にしてしまい、精神的に病んだりして、公務員の仕事が務まらなくなり、真の意味での給料泥棒になってしまうかもしれません。実際、公務員の採用をしている方としても、離職率は気にしていますから、辞めそうな人間は雇いません。逆に辞めなさそうか?という点は、公務員の職員採用試験においては1つの採用基準やポイントになっていると思います。国民からの批判のみではなく、日頃の生活においてストレスを溜めないことというのも、公務員にとって必要なコトじゃないですか?だって、公務員って、日本中のどの職業よりもなくてはならないものでしょうから。公務員がいなくなったら、日常の行政は全く機能しなくなります。生活の基盤そのものが崩壊する可能性があるからです。だから、どの職業よりも必要なのが公務員なので、その公務員が日常の仕事をするにあたって支障をきたしてはいけない。そういう意味では、日常の仕事の中で当然辛いこと、大変なこと、嫌なことたくさんあると思いますが、そういう部分で公務員の仕事に支障をきたさない素養は公務員には必要でしょう。例えば、体力的に優れていること、ストレスを溜め込まないこと(溜め込んでもすぐに発散できる)、こういった部分も公務員にとって必要と言えると思いますし、そういう部分が備わっているならば、公務員として支障なく働ける=住民の生活に支障をきたさないということが言えるので、公務員にとって大切なこととも言えると思います。公務員試験の面接で頻出の質問、よく聞かれることは多くありますが、それらの全ての質問の根底にあるのは、この公務員として働くうえで大切なことは何か?になると思います。こういった公務員試験におけるよくある質問の対策では、自分が思い描いた公務員にとって大切なものが含まれるような回答にしていきましょう。
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