大学の卒業論文やレポートのコピペは何がいけないのか?
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最終更新日:2015/01/19
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大学生は卒論に追われている時期かもしれない。卒業論文というと、大学生によるコピペ問題が毎年のように叫ばれており、大学の教授陣もコピペと思われる論文を発見すると、嘆かわしいツイートをしていたりする。以下がその代表的なやつかな?と思います。卒論だけじゃなくて、レポートとかも割と頻繁に行われているらしく、私にとってっはコピペの何がいけないの?という立場です。論文にしろ、レポートにしろ、クリアすべき部分はコピー元となる著作者の許諾の有無のみだと思うんですが?モラルとか持ち出してくる人がいると思うんだけど、コピペのどこがモラルに反しているのか?私には理解できない。ただ、手段として楽なものをとったに過ぎないと思うのだけど。コピー機を使う感覚と同じだと思うのですが。著作権の問題に関しても、その論文やレポートを公に発表しないのであれば、内輪だけに留めておくのであれば、別に許諾の有無も問題にならない気がする。
卒業論文でコピペをする行為の何がいけないのか?
コピペを批判する人は、明確にこういう問題があるからダメだ!と言えるのでしょうか?私はコピペをするときに、その人が内容の真偽を確かめて、ちゃんと合致している内容を選んで、つぎはぎをしたりするのであれば、別に手なんか抜いてないでしょう?と思います。特に理系の人なんかは適当にコピペすると、実験結果などとの整合性がとれないと思うので、特にそこは慎重になるところだと思う。だから、全員が、ただ適当に情報を選んで、コピペしているわけじゃないと思う。ちゃんとその人なりに考えているコピペしていて、結果的にそのコピペによって作られた論文がちゃんとした体裁を保っていて、内容的にも正誤において特に問題ないというのであれば、じゃあコピペの何が問題なんですか?
よく最近若者は何でもかんでもネットに頼って、自分で考えようとしない!といった批判が割と年配の方からされることがあります。これと同じような批判に思えてくるんですよね。ネットに頼る=自分で考えないって何よ?ネットに頼ったって、ネットに載っているのはどんな場面においても通用するような正解じゃない。そこにあるのはただの選択肢です。それを見て自分は思うか?例えば、美味しいケーキ屋を探そうとして、ネットに載っているケーキ屋の口コミを見る。口コミに書かれているのは別に正解じゃない。それを見て、どこまで鵜呑みにできるか?どこが信用できないか?当然考えます。そして、いくつかのケーキ屋の口コミを見て、頭の中で比較して、最終的に自分がここだ!と思うケーキ屋を選ぶ。ほら!凄い考えているじゃないですか?ネットは自分の頭のみで考えるときよりも、多くの選択肢を提供してくれるので、ネットに頼った方がむしろ考えると思いますよ。
コピペ=手を抜いていると考えるのはまさに短絡的
「ネットに頼る=楽をする=よくない」といった、今の社畜みたいな思考をする人が多いのかな?と思うんですけど、別にネットに頼るのがより楽な手段だとして、それが何故いけないのか?これがダメならもうコピー機とか使うなよ。論文やレポートのコピペが批判されるのも、まずイメージとして「ネットからコピペしてくる=楽をしている=手を抜いている」という穿ったイメージがあるんじゃないか?と思いますけどね。この世の文明発展を全否定ですか?彼らがやっているのはただの効率化であって、別に手を抜いているわけじゃないと思う。中には論文やレポートの中身の整合性などを考えないで、本当に適当にコピペしている学生もいるとは思いますけどね。でも、そうじゃないのなら何がいけないのか?よく分からない。コピペ批判というのは、穿った価値観からくる他の価値観の否定に過ぎないんじゃないか?と思います。
大学の論述の定期試験は、教科書をコピペしても問題ないのに
例えば、大学の定期試験で、ある論述の問題が出たとします。それに対して、教科書に載っている文章をそっくりそのまま暗記して答案用紙に書いたとしたらどうでしょうか?これは内容がちゃんと問いと整合性があるのならば×にはならないでしょう。というか、内容として間違っていないのならば、満点のうちの何点貰えるか?知らないですけど、〇になるはずですよね。私実際これやったことありますけど。事前に授業中に配られたプリントの内容を一語一句完全暗記して、当日の問題にはその暗記した内容をそのまま書きました。だから、この場合は自分の頭で考えていないし、ある意味内容なんてほとんど理解してなかったんです。ただ文章をおぼえて書いただけです。でも、これだって内容が合っているのならテストとしてはそれなりの点数をつけないといけないでしょう。その授業は結局最高評価の成績でしたけどね。じゃあ、論文だって結局は内容の正誤で判断すべきものであって、その手段やプロセスはそこまで考慮すべき事情には思えないのです。卒論やレポートを書くにあたって、コピペするという話も、問題になるとするならば、著作権の問題のみ。私は自分が書いた論文がコピーされても別に何とも思わないです。それに先ほども言ったように公に公開しないものは著作権の問題はほとんど発生しないです。
効率化して、同じ結果を出す努力は今後必要になる要素
実際、卒論の代行業とかもあるわけですよ。本当にいろいろなところでビジネスが生まれるな。と感心するばかりですけど、そういう世の中の流れは多分止められないし、コピペ自体も多分止められないと思う。これらが犯罪にあたらないのであれば、あえて止める必要もないと思うし、大学は勉学に励む場所ですから、コピペなんてしても意味ないよ?(先ほど言った、自分でコピペする内容自体を吟味し、選択している分には意味はあるかも)、自分のためにならないよ?という主張は一見すると教育論的にはもっともなのだが、今の学生はそんなところを求めに大学に行っていないのです。ちゃんと勉強する気があるのなら、コピペなんて最初からしない。だから、イマドキのそういう学生に勉強はプロセスが大切なんだ!自分の頭で考えて答えを導き出すのが大切なんだ!ということをいくら説いても、私たちはそんなことのために大学に通っているんじゃありません。と回答しそうな学生が多そうですけど、そう反論されたらどう説明するんですかね?大学に通う意義はそれぞれの学生が決めて良いと思うんですけどね。だから、そういう学生に対してはそういう説教をしても、彼らにとってメリットを感じられないので、意識を改めることはないでしょう。
勉強を真面目にしない、卒論やレポートをコピペする大学生が増えたということは、大学に通う動機がそもそもそこじゃない人が増えたという証拠だと思う。私もそうだったんだけど、勉強したいから大学に通うわけじゃない。大学に通う理由は大学卒という学歴が欲しい。または有名大学卒という肩書き(地位)が欲しい、すぐに就職したくないからモラトリアムが4年間欲しいといった、客観的に見ればやや不純な動機で大学に通っている人が増えたということです。就職予備校なんて揶揄されることもあるんだけど、まさにそういう役割を期待して大学に入ってくる学生は多そう。つまり、彼らは大学には通いたいけど、勉強はしたくないので、いかに効率的に単位を手にいいれるか?のみを考えるのでしょう。楽単に関する情報が出回るのも分かる気がしますね。そういうのは良くない!という意見もあるかと思うけど、いずれ社会人になることを前提とするのであれば、少ない労力で同じ結果を出すというのは、当然会社に勤めてからも必要になる要素であり、そこを在学中から目指すのは必ずしも間違っているとは思えないのです。いずれそういう経験が役に立つときがくる可能性はあると思いますからね。
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