国家一般職と地方上級の違いは?難易度や倍率でどっちが簡単?併願をおすすめするが・・・
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最終更新日:2016/07/18
公務員という働き方
国家一般職は国家公務員の採用試験の中では特に人気で、多くが受ける試験種です。そして、同じく地方上級という試験も公務員試験を受ける受験生の多くが受ける試験種で、この2つは併願する人も多いですし、まず受けると思われる試験種になります。面接試験以降は分かりませんけど、国家一般職の難易度と地方上級の難易度は割と近いと言われています。少なくとも、筆記試験の問題の難易度は近いみたいです。筆記試験の倍率は同じとは限りません。国家一般職の一次試験の倍率はだいたい毎年そこまで変わらないと思いますが、地方上級は受ける地域や自治体によって違います。そのため、簡単に倍率は比べられませんし、あとは国家一般職と地方上級の筆記試験のボーダーは違いますね。これも地方上級の方は自治体ごとに筆記試験の倍率が違うので、倍率が違えば、ボーダーも変わるからです。そのため、国家一般職と地方上級の筆記試験の難易度は同じようで、ちょっと違うということになるでしょうか?
国家一般職と地方上級の違いは?どっちが難しい?
これは私の独断と偏見も含みますが、国家一般職と地方上級はどっちが難しいか?というと、国家一般職だと思いますよ。国家一般職は人事院面接の後に官庁訪問があり、そこで官庁から内定をもらわないといけません。地方上級は自治体ごとに筆記試験に合格した人が面接を受けて、合格すれば内定です。国家一般職の方は官庁訪問という面接の後にさらなる選考を受けて合格しないといけないので、負担が重いですし、この官庁訪問は面接だけじゃなくていろいろな選考が行われて、いろいろな点を見られているので、なかなか難しいと思います。だから、受かる難易度が高いのは国家一般職のほうだと思うのです。地方上級は一次試験に筆記試験の教養試験と専門試験、二次試験に面接試験、論文試験、適性試験などで終わりのケースが多いですから。割とシンプルです。国家一般職は一次試験に筆記試験として教養試験、専門試験、論文試験があり、二次試験の人事院面接があり、その後官庁訪問をやっていく形になります。官庁訪問で内定がもらえないと、不合格になりますし、最長で翌年の3月くらいまでは官庁訪問をやっているケースもあり、内定がどこからも貰えない可能性とともに、長丁場になることがあります。これが国家一般職と地方上級の違いになるでしょうか。そもそも国家公務員と地方公務員の違いがありますけどね。国家一般職と地方上級は筆記試験の難易度の違いはそうはないです。問題の難しさはあまり変わらないと思います。しかし、二次試験以降の人物試験が違いが大きいです。
地方上級と国家一般職はある程度科目もかぶっています。国家一般職は専門科目が選択制ですが、一緒の勉強である程度対応可能だと思います。だから、地方上級の勉強時間と国家一般職の勉強時間はだいたい同じなのではないか?と思います、どちらかの勉強がもう一方にもそのまま生きると思うので。ただ、最後にはお互いの過去問はやっておいてほしいですけどね。地方上級も国家一般職も勉強時間については、筆記試験の問題は難易度高いですから、ある程度見積もっておかないといけませんけどね。最低1年くらいは用意しておいたほうが良いです。地方上級と国家一般職は通常は、併願するケースが多くあると思います。併願していれば、公務員試験に受かる可能性が上がりますからね。1つでも多く受けられるわけですから。国家一般職と地方上級は日程が違うので、両方受けられますし、筆記試験の難易度が比較的近いので、勉強もしやすいと思いますから。しかし、地方上級と国家一般職をどっちかしか受けない場合、どちらを選択した方が良いのか?と悩んでいる人もいるかもしれません。通常は日程が別ですし、両方受けられるので、両方受けても良いんじゃ?と思いますが、試験種を絞って、そこに集中するようなケースもあるかもしれませんからね。
地方上級と国家一般職ではどっちがおすすめか?
地方公務員と国家公務員という違いがありますし、働き方そのものが違うケースも多いので何とも言えませんが、単純に仕事内容などを考慮せずに受かりやすさを基準に考えると、私は地方上級をおすすめします。国家一般職と地方上級の筆記試験の難易度はさほど変わらないと言いました。厳密に言えば、地方上級の筆記試験の問題の方が難易度はやや下がるかな?という印象もありますけど、他の人は同じ位という人もいますからね。しかし、二次試験以降は面接に加えて官庁訪問があるので大変ですし、いつ内定が決まるのか?そもそも決まらない可能性も結構あるので。地方上級でも面接まで行っても内定がもらえない可能性もありますけど、官庁訪問がないのはやはり大きいです。国家一般職の官庁訪問の対策はまた大変ですから。地方上級は自分の地元を受ける人が多いですから、政令指定都市やあとは県庁のうち、どちらかを選んで受けるというのが良いと思います。国家一般職と地方上級でどっちを受けたら良いか?1つに絞るならば、私は地方上級をおすすめします。
ただ、日程が違いますし、筆記試験の対策自体も特別異なるわけではないので、できれば地方上級と国家一般職は併願してもらいたいと思います。そういう受験生は多いです。しかし、お互いの過去問をちゃんとやらないと、本番では良い点数はとれないかもしれませんから、国家一般職の過去問と地方上級の過去問は両方やっておきましょう。地方上級と国家一般職の違いは採用試験そのものにもありますが、やはり大きいのは働いた後です。地方上級は市町村や県庁での仕事になると思いますが、国家一般職は官庁での仕事になります。どちらが大変か?というのは比較するのは難しいですけど、どちらもやりがいのある仕事ではないでしょうか?国家一般職も地方上級も受かるためには多大な勉強時間と勉強期間が必要です。時間をかけて、丁寧に勉強をしていき、まずは筆記試験を突破しましょう。そして、国家一般職も地方上級もどちらも人物重視ですから、それを踏まえて、ちゃんと面接対策も万全にしていきましょう。地方上級の方が倍率は多少低いケースもあります。地方上級は受ける自治体によって、その辺の事情はやや異なりますけどね。国家一般職も最終合格までの倍率はそこまで高くはありません。ただ、筆記試験も面接も地方上級は受ける自治体によってボーダーと倍率が違いますから。地方上級は地元を受けるのか?それ以外を受けるのか?分かりませんが、受けるところを選ぶときにはかなり慎重になりましょう。国家一般職も受ける前には筆記と面接の倍率やボーダーを確認しておいてください。地方上級と国家一般職はどっちも受けた方が良いかもしれませんから、できることなら併願をおすすめします。ただ、両方とも万全の体制で臨めるようにしてほしいですが。
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