国は教育を通して洗脳し、都合の良い国民を作り上げている
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大学生活や日本の教育問題
「教育」と「洗脳」という言葉は紙一重な部分もあると思います。「教育」と聞くと、別に変なイメージを持つ人はいないと思うし、でも「洗脳」と聞くと、ちょっとヤバそうってイメージを持つ人が多いと思います。でも、洗脳と教育って似ている部分も多いと思います。違いって何でしょうか?厳密にいうと、この2つは違う。ただ、全てがとは言わないけど、日本の教育の中には洗脳と同じと言える部分がいくらか存在しているように思います。何かを教えるということは、その通りな忠実な人間になるということを強いることでもあると思う。例えば、教育で「人に迷惑をかけてはいけない」と教えることは多々あると思います。これを洗脳と思う人はあまりいないと思います。それは先ほども言ったように教育=良いことを教える。洗脳=悪いことを教える。そういったイメージが勝手に多くの人の頭の中に浮かんでいるからだと思います。でも、人に迷惑をかけないように教えることって、本当に良いことでしょうか?
「人に迷惑をかけない」ことが美徳される洗脳術
人に迷惑をかけないで済むならそれはそれで素晴らしいことかもしれないが、そんなのを強いてどうするんだ?無理だろ?というのが本音です。迷惑をかけないで生きていける人間なんているのでしょうか?有給休暇を取得できない人が生まれてしまう。有給休暇を取得すると、会社に、同僚に迷惑がかかるというのは正しいと思う。でも、これはちゃんと法律で認められた権利であり、逆に会社や同僚の圧力で有給休暇を使わせない風潮を作っているとしたら、それも人に迷惑をかけていることになる。どっちに転んでも誰かに迷惑をかけている。与えられた権利を行使することにすら、誰かへの迷惑を考えてしまうような日本人は異常としか言いようがない。これの諸悪の根源はやはり、教育(洗脳)でしょう。
他の国の事情は詳しくは分からないけど、日本ほどマナーにうるさい国も存在しないように思う。マナーというのも、他人への迷惑をかけないようにと配慮されたことから生まれた概念のように思うけど、近年ではマナーがマナーでなくなってきている。それはマナーに何故か強制力があると思い込んでいる人が多いということです。それはマナーを守れ!と言ってくる人やマナーを守らない人を非難する人がいるということです。マナーってのはマナーでしかないのだから、守った方が多くにとって望ましいが、別に守る、守らないは個人の自由に属するものだと思う。ポイントなのは、マナーは守った方が多くにとって望ましいという点です。つまり、マナーを守らない人がいると、世の中の多くが迷惑を被る。だから守れ!と強制する人が出てくると思うのだが、これは完全に多数者の専制の構図と変わらない。強制力を持たないマナーが、何故か法律同様の強制力を持っていると勘違いしている人が大勢いるのです。本当のマナーって、(自分も絶対にどこかで誰かに迷惑をかけているのだから)他人の迷惑を行為を快く許せることじゃないのかね?日本の場合はマナーってのは、単なる自己満ルールの強制としか機能していないと思う。
将来的な社畜を養成するのも、日本の洗脳教育が原因
このように一見すると、普通に良いことじゃないの?と思えるような教えも、見方を変えれば洗脳にしかなっていない日本の幼い頃からの教育は間違いなくあると思う。日本の当たり前の教育は、将来にわたって人々に大きな影響を与えている。それはプラスの面もあれば、マイナスの面もある。例えば、キャリア教育というものがあります。中学生や高校生で職業体験みたいなのをする学校もあると思います。私も経験したことはあるが、どれも普通の企業での経験ばかりなのです。要はこれって、お前らどうせサラリーマン(公務員も含めた雇用者)になるんだろ?と、大人たちが決め付けているに等しいのですよ。サラリーマン等、雇用される以外にも選択肢はあるはずなのだが、学校はそれ以外を与えない。与えないというか、それしか教えられる人がいないのかもしれないが、これも「お前らは将来はサラリーマンになって、日本のために働くんだ」という洗脳でしょう。それ以外の選択肢があるにもかかわらず、ないように教育、洗脳する。洗脳の意図はないかもしれないが、結果的に生徒らは間違いなく洗脳されていますよ。
実際、世の中のほとんどの人はフリーター、派遣、サラリーマン、公務員など、雇用者として生きていきます。それ以外無理でしょ?って思っている人もいるかもしれないが、そう思っている人の99%は、それ以外の道への努力すらしたことがない人だと思います。全員が成功できるとは言わないけど、やってみたら何とかなる人もいると思う。他の道を誰も教えてくれないどころか、お前らの真っ当な道はこれだ!と言わんばかりに選択肢を限定してくる。多様な道を選ぶ可能性を狭めている。そんな偏ったキャリア教育しかできないならば、止めた方が良いんじゃないか?と思います。実際、サラリーマン等にしかなれないみたいな風潮を作るキャリア教育、先ほど言った人に迷惑をかけてはいけないという謎の美徳が日本の社畜を生み出し、彼らが会社から解放される可能性を奪い、人生を底に沈めたり、過労死を生んで人を死に追いやっている側面もあると思います。
洗脳によって国民は多くの犠牲を払い、国は得をするシステム
人に迷惑をかけてはいけないと教えられるから、みんなが長時間労働やサービス残業ををしていても、なかなか帰ることができない、違法労働を告発することができない、有給休暇も取得、行使できない、ブラック企業でも辞められない、こういった誰かに、何かに迷惑をかけてしまうことを躊躇う姿勢こそが日本人の特徴でもあり、それこそが昨今叫ばれているような様々な問題を生んでいるように思えてならないのです。人に迷惑をかけちゃいけないなんて幼少の頃から教わらなければ、辞めたいときにすぐに辞めて、生活保護を受給する生活にシフトして、ブラック企業なんてとっくに淘汰されているだろうし、資本主義社会の底辺でもがき苦しんでいる人たちは、自分たちの苦しみをもっと世間に訴えたり、デモや犯罪を起こしたりして、今自分たちに降りかかっている問題を取っ払うために行動できるかもしれない。これらの行為は確実に誰かに迷惑がかかるが、それをやらないと自分の身が危ない。自分の人生が台無しになる。それは間違いない。そういう危機感を実際に持っている人はいると思うが、この洗脳術のせいで実際に行動に移すことができない。洗脳によってさせていない。という言い方が正しいだろうか?その方が国として上手く回るし、治安も守られるし、富みも蓄積されていき、国としても都合が良いから。だから、国自身がそれを後押ししているということもあり、日本の洗脳教育は今後も継続されていくのでしょう。
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