なぜ学校に行かないといけない?行く意味や理由は?行くのが辛いなら「普通」を捨てる手もある
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最終更新日:2018/01/30
大学生活や日本の教育問題
学校に通わない子はまずいません。不登校という子もたまにいますが、たいていの人は知らないうちに、無意識に学校に通っています。特にこれといって通いたくない理由がなければ、学校に通うのが「普通」という認識に子どもも親もなっているはずです。でも、学校って何のために行くんですかね?学校に通う意味ってあるのでしょうか?そういったところを考えたことがある人はほとんどいないんじゃないか?と思います。無意識のうちに学校に通っているから、そんな根本的な理由を問いただしたことがある人は少ないと思います。私の結論から言うと、学校に通う直接の意味はあまりないと思います。強いて言うならば「普通の人間」として社会から扱われたいならば、通った方が良いくらいでしょうか。学校に行かないといけない理由というのは存在しません。子供が拒否をすれば歌謡必要はないですし、国や自治体が強制的に通わすことはしません。学校に通うことに意味があるか?ないかではなく、学校に通わない、行かない人間は締め出される仕組みに社会がなっているため、そのためだけに通う意味が生じるという感じでしょうか。
学校に行かないと困るのか?困らないなら行く理由は特にない
学校に通う意味はたくさん存在するかもしれない。つまり、通いたくない理由がない、ある程度学校に行くことが楽しいと思えている子は、学校に行きたくないという気持ちにならないし、なぜ学校に行くのか?なぜ学校に行かないといけないのか?なんて疑問はまず持ちません。だから、客観的な学校に行く意味、学校に行く理由がなくても、学校に行っている現状に不満がなければ、そのまま通い続けるだけ。それが多くの人たちに起きているから、みんな意味はないけど通っている。そして、学校に通うのが多数派になり、学校に通うのが当たり前という認識ができ、逆に学校に行かない人は異端児だと、おかしいという認識も生まれていくのです。先ほどちらっと言ったけど、今の日本社会は他者と、多数派と同じ生き方をしていない人間はのけ者にされやすい仕組みになっているため、大勢が学校に通っている中で学校に行かない人がいれば、その人は社会から相手にされないという現実があります。
学校に通う意味があるか?ないか?は問われないのです。ここで重要視されているのは、みんなと(多数派と)同じ生き方をしているか?ということです。学校では校則があり、例えば髪の毛を染めていると怒られますね。これも髪の毛を染めることが問題ではなく、みんなと同じ髪の毛の色じゃないことが問題視されていることになります。30人生徒がいて、うち1人が金髪に染めていて何か問題が起きますか?起きませんね。つまり、髪の毛を染めること自体、本来何ら問題ないんです。風紀が乱れるとか、よく分からないことを言う人もいるけど、風紀って何?風紀が乱れるというのはどういう状態?風紀が乱れたら具体的にどういう問題が起きるの?という問いに、納得できる答えを提示できる人はまずいないでしょう。風紀が乱れるのがダメなら大人が髪の毛を染めるのはなぜ良いのか?金髪の外国人が転校してきたら、黒に染めさせるのか?(もし金髪の外国人の髪の毛を黒に染めさせないならば、外国人は金髪OKで、日本人はダメという態度を示したことになり、これは人種を基準に扱いを変えているわけだから、人種差別になるでしょう)つまり、先ほど一緒なんです。学校に行く意味もなければ、行かないといけない理由もないが、大勢が行っているからそれが普通であり、行っていない人間は普通じゃない。その普通じゃない人間は社会から孤立させられる。髪の毛を染めることは別に問題じゃないが、みんな染めていないのに一部が染めると、染めないのが普通なのに、染めるのは普通じゃないとなり、髪の毛を染める人間は咎められて孤立させられる。こういうメカニズムがすでに日本社会に、学校の中に存在しています。
「普通」に生きたいならば学校に通うべき!そうじゃないなら行く必要はない
日本は一億中流社会と言われるように、「普通」が正義であり、「異端」は悪という謎の風潮が存在しているように思います。そこに合理性はないんです。「常識」や「非常識」という言葉が跋扈しているように、多数派と少数派で良い、悪いが決められがちです。多様性が認められづらい社会でしょうね。よく「非常識!」とか、批判されるシーンがあるんじゃないか?と思いますが、「非常識だったらなせいけないの?」と問い返したら、多分まともな反論は返ってきません。それは彼らにとって非常識(少数派になること)=悪いことという認識から「非常識な人間を批判」しているのであって、そこに彼らの合理的な理由や分析は存在しないからでしょう。だから、少数派に入ること自体が悪いことという認識になっている多い。なぜ少数派が悪いのか?という思考まで至らないのです。多くが新卒で就職するから、相対的に既卒になる人は就職しづらいというのも、既卒になるのが少数派だから。そういう仕組みになってしまっているのです。だから、いわゆる「普通」の生き方、サラリーマンになって、結婚をして、子供を産んで、温かい家庭を築きたいと思っている人は学校に行っていないと「普通の人」扱いされないので、普通の生き方がしづらいです。そういう生き方を望んでいるならば、嫌でも、行きたくなくても学校に行った方が良いと思います。なぜ学校に行かないといけないのか?普通に生きたいならば、自分が普通になる必要があり、日本では学校に行かない人間は普通じゃないから。
私も高校生の頃学校に行きたくない理由が存在した時期もありました。最終的にはなんとか克服した感じですけどね。その頃はまだ思考能力が未熟だったから、学校に行かないといけない理由とか、学校に行かないという選択肢が頭をよぎることがなかった。行くものだと決め付けていたが、大人になると学校に行く意味って何なんだろう?と考える余裕ができたって感じでしょうかね?学校に行くっていうのは、誰もがやっている、そこに疑問を抱きづらい、当たり前の生き方ではあるが、その当たり前をやらないといけない理由は特になかった。日本がそういう当たり前を重視する社会だから、その中で適応して生きていくには、その当たり前に従うしかないし、その日本社会の仕組みを変えることは現実的に不可能です。逆に社会不適合者と言われているような人たち、これは良い意味でも悪い意味でも使われるが、そういう生き方でOKならば、学校に通う意味や理由は大分薄れます。学校に行く気になれない、学校に行くのが辛いと感じている人もいると思うけど、学校に行く意味の最大のものは、「普通の人間」になることなので、そんな人間になりたいとは思わないとか、普通の人間にならないとまともに生きていけない社会なんて糞食らえと思っているような人たちは、行かないという選択肢をとる方法もあります。それが正解か?どうかは私は判断できませんが、学校に行かないで成功している人間も一部ですがいます。いわゆる普通の生き方をしたい、他人と同じように生きたいのであれば、学校に行くのが辛いとしても、行った方が良いんじゃないか?と思うが、そうは思わないならば学校に行きたくない理由があれば、学校に行く意味が分からないのであれば、行かないという1つの選択肢が生まれるわけだ。私はサラリーマンはやっていないし、普通の生き方はしていない。大人の普通の生き方があまりに見ていて辛そう、大変そうで、やる気にもなれないし、そんな生き方が普通ならば、その普通になりたいとは思えないのです。なぜ学校に行かないといけないのか?普通になるため、社会からマトモな人間扱いされるためだが、そんな社会の方がおかしいと思うならば、私みたいに普通から逸れる生き方をする。そういう人たちも今は植えています。多様性を認めたがらない社会の中で、自分たちでそれぞれの多様な生き方を実現しようとしていて、社会に反発している人たちもいるのです。
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