待機児童はなぜ増える?減らない理由は?減らすには解決策は何がある!?
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ベーシックインカムの考察, 日本の世の中に蔓延る社会問題
日本を騒がせている待機児童の問題ですが、実はあまり問題じゃないという声もあります。実際、待機児童が問題視されてはいるし、待機児童を減らすにはどうしたら良いか?といったことも議論されています。待機児童自体は、この日本で間違いなく残っている問題ではあるが、あくまでも地域限定の問題とも言えます。というのも、多くの地域では待機児童は0だからです。特に顕著なのがどうやら東京都と沖縄県らしいのです。東京は人口も多いですし、首都ですから、東京の問題がまるで日本全国の問題であるかのように言われることもありますが、必ずしもそういうわけではないのです。東京都と沖縄県で待機児童が多い理由はいろいろあると思いますけど、地域限定とはいえ、まだ待機児童が残っているのは確かなのだから、これはなんとかしないといけない問題とも言えるかと思います。具体的に、待機児童が減らない理由とは何なのでしょうか?そして、待機児童を減らすには?どうしたら良いのでしょうか?待機児童を減らすには、解決策はどういったものがあるのでしょうか?
待機児童が減らない理由はそもそも何か?
なぜ待機児童は増えるのか?待機児童が減らない理由、子供の数は徐々に減りつつあるのに、待機児童が増える理由はいろいろあるだろうけど、待機児童問題の影響を受けて、保育所自体は増えてきているはず。でも、そこで働く保育士の方々の給料は無茶苦茶安い。先日、ネットのニュースで見たけど、勤続25年程度の保育士の給料事情をtwitterでつぶやている保育士がいて、そのツイートがたくさんリツイートされていたみたいだが、その人によると勤続25年程度でも、年収は200~300万円程度らしい。勤続25年っていうと、50歳手前くらいですか?何歳から働き始めたか?分かりませんが、40代後半くらいで200~300万円って、民間企業ならば500万円くらいはいているんじゃないか?と思うくらいです。保育士の給料が安すぎる、薄給だっていうのは以前から言われ続けてきましたが、これじゃ保育士離れも加速するのではないか?と危惧されています。介護業界と同じですね。今後、それがさらなる待機児童を生むかもしれないというのはあるものの、現状ではそこまで待機児童問題の大きな理由にはなっていないように思います。
保育所が増えたのに、なぜ待機児童は減らないのか?保育園の増設とともに、待機児童も増えたのは、考えられる理由としては、子供を保育所の預けたいとする親が増えた。つまり、需要が増えたというのも1つ考えられます。実際、沖縄県で待機児童が増えた理由は、これらしいのです。女性の就業率が全国の中でも特に高いのが沖縄県で、そうなれば子供を産んで働きに出る母親が多いというということも言えます。働きに出るというのは、働きに出ないといけない理由があるとも言えますから、それはそれでやはり問題なのです。単純に収入の問題に結び付けられますが、保育所に子供を預けないといけない理由は、両親で面倒を見られないから。何で面倒を見られないのか?というと、昼間両親が家にいないから。つまり、働きに出ているから。何で働かないといけないか?収入面で不安だから。結局、こういうロジックになってしまうのでしょう。全部がこれが原因とは言わないが、やはり収入の問題で共働きをしないといけない家庭が増えているというのは、子供を保育所に預けたいという需要を生む1つの原因にはなっていると思いますし、これが結局は大本なのかな?という気はしています。
待機児童を減らすには?対策はどうすれば良いのか?
1つ言われているのは、東京都などでは待機児童が深刻だが、もっと地方に行くと待機児童とは無縁の地域もあります。むしろ、保育所の定員割れなんかが起きているところもあるのです。つまり、人口の都市集中の問題がここでも浮き彫りになるわけですね。東京は間違いなく人口多いですし、若い人たちは特に地方からこういう大都市に移住してきやすいです。だから、待機児童問題に関しても都市と地方で格差があるのですね。だから、待機児童問題を解決するには、都市への人口集中を解消してやることも1つ有効かもしれないのです。これも恐らく国はやっているのかもしれないが、現状はそれほど上手くいっているようには思えません。地方と都市では仕事の求人の数なども違いますから、どうしても都市に集まりやすいのです。また、近年注目されているのはシングルマザーで、こういう事情を抱えている人たちは、間違いなく自身が働かないといけないので、保育所への需要を生みます。こういうシングルマザーの例は減ることはないような気がするんですよね。増えるかどうかも分からないけど。すると、現状で保育所への需要を減らすことはおおよそ不可能だと思います。シングルマザーや共働き、そして地方から都市への人口流入はもはや避けられないのならば、もう保育所の増設などでは解決不可能な気がします。保育所の増設や保育士の増員には限界があるからです。場所や人員には限界があるので、視点を変えた方が良いのかな?とも思います。
結局、シングルマザーにしろ、共働きにしろ、収入の問題が根底にあるならば、彼らの収入を増やしてあげれば、シングルマザーでも働かないといけない人が減ったり、共働きも減りますね。つまり、保育園に入りたいという人の需要が減ります。だからこそベーシックインカムは私は有効だと思うんですけどね。過去に何度もベーシックインカムに関する記事を書いてきましたが、収入の上乗せがあれば、待機児童はいずれ解決すると思いますよ。待機児童が問題になっているのは一部の地域かもしれないが、待機児童は問題じゃなくても、収入面で問題を抱えている家庭は他にもたくさんあるのだから、ベーシックインカムのような制度を一律に実施する意味はあると思いますよ。保育園や保育士を増やす策では恐らく無理だと思うので、需要を減らす策をとった方が賢明だと思います。日本は子供を含めて人口減少社会ですし、結婚する人たち、子供を産む人たちも今後間違いなく減少するとされているので、少子化がより一層進むことで、いずれ待機児童の問題も薄れていくのかもしれませんが、現状残っている待機児童の問題を解決するには、こういった策が有効のように思います。待機児童がなぜ増えた?なぜ減らないのか?の原因は、非常に分かりやすいとは思うものの、それへの対策がイマイチなのでは?と思えてくるのです。待機児童が減らない原因は、つまり対策の仕方が間違っていたとも言えるかもしれませんから、国や自治体はそこを考えてもらいたいですが、どうあがいてもベーシックインカムは自民党が政権を握っている限り実現しないでしょうから、待機児童問題も解決しないでしょう。待機児童を減らすには?その解決策は需要を抱えている人たちの収入をベーシックインカム等で強制的に上げるというのが1番だと思いますけどね。
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