働かない人でも税金で暮らして良いと思うし、それがむしろ普通だと思う
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日本の世の中に蔓延る社会問題
働かない人というのは、私たちの労働観念からすると、ちょっとズレた人ともいべきであり、まして税金で生活している人というのは、多方面から避難を浴びせられている人だと思います。ブロガーのイケダハヤト氏は、「「労働を忌避する怠け者」が生活保護をもらって生きるのは、許容されるのか?」のエントリーで働く気のない、しかも生活保護で受けている人は許されるのか?について、意見を書いています。イケダ氏は働かないで生活保護等を受給して生活しているを「良いんじゃないの?」と肯定しています。そして、以下で引用しているコメントを残しています。
働いていないで生活保護を受ける人がみんな怠惰か?
もっともクリティカルな問題として、「生活保護を受けているその人が、怠けているかどうか」を他人が判断するのは、実際不可能だと思うんですよね。
たとえば「あいつは生活保護を使ってパチンコに行っている。不正受給は許せない」的な例がよく出てきますが、そうしたケースはごく普通に「ギャンブル依存症」の可能性が高く、バッシングの前にまずは治療すべきです。依存症ですから、本人としては「怠けている」とかそういう次元の話ではないでしょう。
実際、パチンコに生活保護費を使っている人はたくさんいるでしょう。パチンコ=怠惰なイメージがあるのか?分かりませんけど、パチンコやっている人間が怠惰とは思わない。パチンコをやっているというのは、その人の生活の一部分に過ぎない。別で働いているかもしれないし、働いていなくても、ボランティア等をしているかもしれない。生活保護費でパチンコは私は肯定派ですし、保護費の一部をパチンコに使ったって良いでしょう。
働かないで税金で暮らし自由があっても良い?
上の話は実際的な話ですが、より思想的なところでは、「働かずに税金で生きる自由」があっても、ぼくはいいと思うんですよねぇ。
というのも、ぼくは人間の倫理観を信じているタイプなので、そもそも、そういう生き方をしたい人は滅多にいないと捉えています。
私もそれも同感ですよ。というか、そもそも働くって何?って話なんですよ。多くの人のイメージとして、働く=給料を貰うことに対して提供するモノみたいなイメージがあるんじゃないか?と思います。つまり、お金と引き換えに提供した労力こそが「働く」と言う行為であり、ボランティア等に働くっていうイメージはあまりないかもしれない。私は一見するとニートだが、ニコニコ動画でMADや面白い動画を作成して、アップし、多くの反響をもたらして、人々とを楽しませている。これも十分働いている姿だと思います。彼のやっていることは芸人たちと同じだと思うし、お金を受け取るか?いなかの違いでしかない。むしろ、お金を貰っていないだけマシかもしれない。そういう人々を楽しませている、人々の役に立っている人は、実は多くの人が連想する「働く人」以外でもたくさんいると思うし、そもそも働いていない人、働いている人の概念自体に違和感を覚える。
働きたくない、働けない人間を救うのがむしろ国の責務
私は働きたくない!と思える感情こそがむしろ正常だと思うし、実際働かない人がいてもそれも普通だと思う。私はベーシックインカム等の修正資本主義政策に賛成の立場なので、働きたくない人が多く出てもそれが普通だと思うし、そういう人を税金で養うことについて、別に嫌だとは思わない。というか、国がすべき責務の一部でしかないと思う。国に洗脳されている皆さんには違和感しか感じないかもしれないけど、私は働かないと生きていけない社会こそがおかしいと思う。当然、働く気があっても働けない人はいるし、そもそも私みたいに何で働かないといけないんだよ!?と疑問を抱く人もいるでしょう。この2パターンの人は、今の社会では一定数必ず生まれてしまいますよね。国は子供を産ませて、国を成り立たせるための人材として起用していく。そのために子供が必要だ。だから、子供を産ませる。でも、その子供は将来、大人になったときに、今挙げた2パターンに陥る人が必ず出てくる。つまり、簡単に言ってしまうと社会に適合できない人たち。働くことが当たり前だと思っている人、問題なく働けている人には分からないかもしれないけど、この2パターンの人間は国によってもたらされた被害者でもあると思います。
人間にはいろいろな考え方の人がいるし、能力も様々です。そういう人たち全てに配慮されている社会ならば、子供を産んで、その子達が大人になったときに問題なく、不満もなく生活していけると思います。ただ、そうなってない中で子供を産ませるというのは、あまりにも無責任だろう。働きたくない人、働けない人は必ず出てくるし、それも国は当然予見できる。でも、そういう人たちに配慮された社会作りはされていないので、彼らはどうするの?もがき苦しみながら生きていくだけ。国は自分たちに都合の良い人材(働いてくれる人材)のみを必要としていて、それ以外は国にとってどうでも良い存在でしょう。だから、切り捨てられてしまう。働かない人間、働きたくない人間なんて知らん!国が子供を産ませようと画策して、実際に子供が生まれた。しかし、国が興味があるのは、その中の何割かの人間のみ。その中の一定数は国によって将来的に見捨てられ、非常に辛い人生を送っていく。国によってある種もたらされた命が、国によって見捨てられていく。これ以上に「無責任」という言葉が見当たらないのですが。
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