若者が車を買わない、興味がない理由は価値観の変化が大きい
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最終更新日:2016/01/02
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最近の若者は本当にモノを消費しなくなった。景気があまり回復しない原因の一端には若者の消費行動の変化があるとも言われていると思います。最近の若者、20代とか、30代の人たちは確かに、昔と比べるとお金を使わなくなったというのはそうかもしれない。私自身、今20代ですけど、本当にモノを買わないな(笑)と自分でも思いますよ。家族で外食しに行ったときに、無意識のうちにできるだけ安いものを食べようと、メニューと睨めっこしていましたからね。お金は家族が払ってくれるのに。それくらいに自分でも、お金を使いたくないという思いがあるのです。以前と比べて、本当に贅沢をしなくなった。質素、倹約が趣味みたいになった。嫌儲という言葉がありますけど、私などを含めて、嫌消費といった行動が多くの若者に見られるのではないか?と思います。その中でも、特に言われるのが「車離れ」だと思います。自動車会社は、これからどうなるのでしょうか?
現代の若者が車を買わなくなった理由とは?
若者は車を買わなくなっている。その理由はいくつもあるだろうけど、そもそも大きいのは車が欲しくなくなっているのではなく、車を買うお金がないのだ。買うお金はあっても、そんなにたくさんあるわけではないから、じゃあ別のことにお金を使う。高い車にそこまでの価値を見出せない。だから買わない。そして、車が無くても困らない。これも大きい気がしますね。車がないと生活するのが難しい状況があれば、若者だって、車を買う方向に向くのではないでしょうか?でも、ある程度都心に住んでいると、交通網はかなり発達しているし、あえて車を買う必要性はかなり乏しいと思います。自己顕示欲のため、ステータスのため以外に、車を買う意味を見出せない。実際、お金があればそういったものを満たすために買う可能性もありますが、若者の金離れによって、車離れも進んでしまった。という感じではないでしょうか?
ちなみに私も車を持っていませんし、今後も買う予定はありません。できることなら一生車に乗らない生活というのが理想です。免許も持っていませんし、取る気もありません。やっぱり高いですよ。中古だって、最低数十万円とかはするわけでしょう?そして、維持費もかかる。私の収入が少ないというのもありますけど、高すぎますよね。はっきり言って。それに私は首都圏に住んでいるので、車が無いことによる不便は感じませんね。ですから、地方に住むとかしない限りは、今後も車を買うという必要性は感じないと思います。はっきり言って、格好いい車を買うなら、格好いい自転車の方が欲しいくらい。自転車は高くても数万で買えるし、機動性が全然違う。自転車の方がむしろ便利に感じるくらいです。それに車は事故を起こすのも恐いですから。そんなリスクをテイクしたくないという思いもあって、先ほど一生車を運転しないのが理想だ。と言ったのです。
昔の若者と今の若者の価値観がそもそも違う
こういった若者の消極的な消費行動を見て、かつて若者で、今高齢者になっている人たちは、やや批判的な目で見ているという現状もあるようです。欲がなさすぎるとか、そういった批判を目にすることもありますけど、買いたいけど買えない人を除けば、若者の消費に対する価値観が以前とやはり大きく違うのでしょう。お金を使っていないわけではなく、使う方向が変わったのかもしれない。以前と比べてもやはりインドアの趣味に没頭する人は間違いなく増えた。すると、外に出かける機会は減り、自然と車の必要性は乏しくなってしまう。ニコニコ動画とか、SNSとか、要はネットが本当に進化したことが若者の生きがいや趣味にも大きな変化を与え、結果的に消費行動にも影響を与えている。自分の時間やインドア系の趣味にお金を使う傾向が高くなり、車など、アウトドアに必要なモノへの需要がどんどん減ってきているのです。車が欲しくないわけではないが、優先順位としてはかなり下という人が増えた。ということでしょう。
若者に車を買わせるにはどうするべきか?
じゃあ、今後自動車会社は衰退の一途を辿るのか?というと、そこまでいかないと思います。規模は縮小するかもしれませんけど、海外への輸出もありますし、自動車会社は相変わらず日本の代表産業という位置づけは変わらないと思います。ただ、国内のこれからの消費需要を喚起することも対策としては必要だと思います。具体的な策としては、車が必要だと思える生活を提供していく。それが1番な気がするのです。その案を提供しているのが『「車離れ」の若者に車を買ってもらう超簡単な方法』というエントリーを書いたブロガーのイケダハヤト氏です。
何を隠そう、「車なんかいらねーよ!」と東京の中心で叫んでいたぼくですが、6月に高知に移住してからというもの、車を買おうと価格comで夜な夜なチェックしちゃっております。いい軽自動車ないかなぁ…。
都会に住んでいる若者に車を買ってもらうのは無理です。だって必要ないですもん。駐車場だけで3万とか4万とか、払えるわけないじゃないですか。
だから、東大生に「僕らを助けて下さい」と言っても効果は望めませんよ。彼らの大部分は卒業後、都会で働くでしょうからね。せいぜい乗って営業車止まりでしょう。よほどの車愛好家は除き、東大生は「どこでも公共交通機関で移動できる都心に住んでいるのに車を買う」ほどおバカじゃありません。
彼によると、車を必要としない都会に住んでいる若者に車を買わせようと努力するよりも、そういう若者を地方に移住させる。イケダ氏自身も高知県に移住して、車の必要性を感じ始めたみたいですから。そういった地方への移住することの魅力を発信しけてければ、地方に住み始める人が増えて、車にも手を出す人が増えていくというサイクルが出来上がるかもしれません。イケダ氏みたいな地方への移住を魅力的にPRできる人の存在が不可欠ということでしょうね。自動車会社がそれを自らやるのは難しいかもしれませんけど、最終的に若者に車を買ってもらうための流れとしては、1番効果的かもしれません。東京都周辺などの都会は、どうしても車がなくても困るケースは少ないですから、車を持つことによるステータスや自己満足以外に意味を見出せず、必要がないからといって買わない人は多いです。鉄道がとても頻繁に往来しているので、交通の便では困ることがほぼないですから。私自身も東京周辺に住んでいて、それを実感しています。最近は車を買わない人も増えていますが、そもそも免許をとらない若者も増えてきているみたいです。車もお金がかかりますが、自動車の免許を取得しに教習所に通うのも多額のお金がかかるので、お金がない、給料が安いと言われている人たちは、どうせ車も買えないし、乗らないといけない必要性もないから、免許だけとっておいてもしょうがない。と思って、お金がかかる免許も同時に取らない人が増えてきているかもしれません。
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