AO入試の倍率は合格率は?面接の難易度の高さが難しさの象徴
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最終更新日:2016/07/13
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AO入試ってありますけど、結構受けている方も多いようですね。特に芸能人が大学に入学する際には、結構使われていて学力が足りなくても合格できる可能性が特に高いというか、1番望みがある入試形態になると思います。公募推薦、指定校推薦と違うのは、学力はほとんど関係ないという点です。一般入試は入学試験を受けないといけないので、学力はかなりありますし、公募推薦と指定校推薦は、高校での定期テストでいい点数をとって、評定平均を上げていかないといけません。しかし、AO入試はその2つともいりません。応募資格とかもほとんどないでしょうし、誰も受けられる可能性が高いです。しかし、簡単に受かるものでもないので注意が必要です。しかし、偏差値50の人が慶應義塾大学に受かろうと思ったら、客観的に見たら一般入試を受けるよりもAO入試を受けた方が可能性は高いかもしれません。でも、偏差値60ならば、一般入試の方が確率は高いと言えるかもしれないのです。AO入試は受験者の学力はそこまで高くないでしょう。勉強に自信があるならば、一般入試の勉強をするでしょうから。だから、AO入試を受けてくる受験生は自分とそんなに学力が変わらない可能性もあります。だから、自分の学力がそんなにないとしても気にしないで良いでしょう。
AO入試に受かるには?難易度はどれくらいか?
AO入試の難易度を客観的に表すのは難しいですが、倍率にもよりますし、受ける大学にもよります。そして、どういう選考となっているか?にもよります。例えば、慶應義塾大学のAO入試はどうなっているか?というと、いくつかの方式が学部ごとにありますが、総じて共通していると思われるのが面接、小論文、グループディスカッションです。慶應のAO入試では、こういった試験が実施されています。全ての大学に共通というわけではないものの、こういった試験を実施している大学はある程度多いと思います。慶應というと、誰もが憧れる大学かもしれませんが、一半入試で入ろうと思ったら相当難しいですから、やはりAO入試とかに活路を見出すという人もいます。それが成功するか?は分かりませんけど、可能性としてはAO入試の方が高いと言える人もいると思うんですよね。AO入試の難易度は当然慶應は難しいと思いますが、大学のレベルが下がっても、そこまで簡単にはなりづらい印象です。というのも、AO入試の試験内容というのは、漠然とした評価基準のものが多いからです。慶應の場合でも挙げましたが、面接、小論文、集団討論などが例としてありますが、これらはそもそもどうやったら合格点をとれるのか?評価してもらえるのか?その必勝法のようなものがありません。つまり、何をどう努力すれば合格率が上がるのか?よく分からないのです。一般入試は大学、学部別の過去問を解いて、できないところを勉強をして、最低合格点が発表されているので、それに近づけるようにやっていくという必勝法があります。また、推薦入試や指定校推薦についても校内での評定平均を上げる。そのために定期テストでいい点数をとる。そのためにたくさん勉強をする。という必勝法が同じく存在します。しかし、AO入試で行われるものには、そういった明確あ対策方法がなかなかないですし、対策をしてもどこまで力を発揮するか?が分からないのです。
AO入試は1年間かけてみっちり受験勉強をするといった大変な作業はいりません。っていうか、ほとんど何の対策をしなくても受かる場合もあるかもしれません。しかし、一般入試は勉強をやればやるだけ、どんどん合格率は高まっていきます。しかし、AO入試はやってもやっても、合格率が上がるとは限らないのです。答えが分からないような試験を受けるので、やることをやって、後は運に任せるという部分も出てきてしまうでしょう。それくらい面接とかは難しいのです。英検の二次試験みたいな感じだったら、答えはあると思うんですけど、あれは面接とは言わないですね。口述試験とか言いますね。英検の場合にはある程度の範囲で答えが存在していますから、自分で答えたものが、的を射ているか?どうかの手応えが掴めると思いますけど、面接は答えが存在しているか?すらもわからないので、何をどう答えて良いのか?分からないのです。
面接試験の難しさがAO入試の難易度を上げている
例えば、「大学に入ったらどんなことを学びたいですか?」と聞かれたとします。これに関してはいろいろな答え方がありますが、どういう答え方をしたら正解なのか?評価されるのか?そもそもこういう質問に点数はつくのか?など、全くわからない部分がありますよね。例えば、法学部のAO入試の面接を受けるとして、法学部に入ったらいろいろなことが学べるはずです。憲法について学びたいとか、民法でも良いですし、いろいろな答え方があります。そして、答えた後にはその理由なども聞かれるかもしれません。しかし、その理由についても、もちろんいろいろな回答があります。どういった答え方をしても、その受験生の自由になりますが、どういう答え方をしても同じような評価になるわけではないので、そこが難しいのです。何をどう答えると、どういう評価になるのか?内容や論理性、または話し方とかの部分に至るまで、分からないことが非常に多いので、そこがこういうAO入試の面接試験の難易度を上げているのです。やはり答えが分からない。評価基準が掴めないというのは、努力をする余地がなかなか見つかりませんから。集団討論や小論文も同じようにどこがどう見られていて、どういう風に振舞えば、書けば評価が高くなるのか?確実なことは言えません。
AO入試の合格率や難易度は受ける大学によって違う
筆記試験ではないため、問題の難しさとかには差は生まれないわけですが、主に面接、集団討論、小論文、あとは書類選考くらいになるならば、これらは受ける大学によってそこまで差が出る、難しさが分かれるタイプの試験ではないと思います。問題は受験生のレベルですが、これに関してもせいぜいコミュニケーション能力、面接やグループディスカッションを得意としている人が少なからずいるので、彼らは有利かもしれませんが、多くの人たちはそこまで差が出るとは思えないのです。そうなると、あとAO入試の難易度を決定付けるのは、倍率です。これによって合格率が変わるので、そこが重要です。やはり偏差値が高い大学、有名大学ほど倍率が高くなりやすいのかもしれませんが、募集人数が違うので、必ずしもそういう傾向になっているわけではないのです。募集人数が多ければ、受験生が多くても倍率が上がりづらいですし、募集人数が少なければ、受験生の数によっては倍率は上がりやすいですから。ちなみに慶應義塾大学のAO入試の過去の倍率を見ると、学部によっても違いますが、低いところは3倍くらいで、高いところは7倍くらいですから、案外一般入試の倍率に近いのかもしれません。慶應の一般入試はもっと高いかもしれませんけど。AO入試はこの倍率が難易度や合格率を決めるので、受ける大学を決めるときには、特にここを注意していきましょう。AO入試に受かりたい方は、難しいとは思いますが、とにかく面接の特訓、集団討論の練習、小論文や書類選考の書き方を対策するしかないでしょう。もちろん、大学によってはこういった試験以外も実施する可能性があるので、受ける大学や学部が決まれば、そこをチェックしておいてください。少なくとも面接はどこもやると思いますけどね。
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