特別区の論文の対策は参考書の解答例、模範解答をパクることから始まる
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最終更新日:2016/04/13
公務員という働き方
特別区の一次試験は、よく言われているように論文が大切なのでしょう。択一試験の方は、難易度が高くないので、ちゃんと勉強すれば高得点がとれてしまいます。そこまで差がつかないわけではないでしょうけど、論文の方が差がつきやすいみたいで、こちらで点数をとれないと、一次試験はなかなか厳しいとされています。そこまで高いレベルのものを書かないといけないわけではないと思います。私なんか論文の参考書に載っているアイデアを丸パクりで書いたが通りましたからね。一応、説得力のあるアイデアを選んだので、論文のテーマからは逸れていないと思いますし、整合性はとれていると思うし、論文の参考書に書かれていたことのアイデア自体をパクっただけで文章をコピペしたわけじゃないですけど。ただ、何を書くか?っていうのは参考書を参考にして問題ないでしょう素人が1から政策についてアイデアを出そうにも厳しいですからね。
論文の答案は模範解答のパクりでも構わないと思う
あくまでも一次試験を突破するということだけを考えたならば、予備校のテキストや論文の市販の参考書に書かれているものをほぼそのままパクっても問題はないと思います。パクるといっても、手で書かないといけないので、丸々コピペすることにはなりませんから。そこに書かれていたアイデアをパクるということです。アイデア自体をパクるときに、自分頭の中でより魅力的に見えるように文章を再構成するというだけですから。実際、そうでもしないと受からないですよ。基本的に多くの受験生がやっているのは、これだと思いますよ。受験生は公務員じゃないのだから、公務員のやる仕事について、政策について意見を求められて、まともな回答が、何も見ずに、参考にせずにできるとは思えないのです。何かヒントが必要なわけですよね。それが予備校のテキストや市販の参考書になります。それをひたすら読み込んで理論武相しないといけません。とにかく知識をつけましょう。
そして、予備校のテキストや市販の参考書に書かれているのは、結構多くのテーマだと思います。それらをできるだけ全部吸収していってください。本当に広範囲のテーマについて知識を吸収できれば、あとはその培った知識をもとに、本番の論文のテーマに合わせて、どの知識をつぎ込んでいくか?の取捨選択になります。ここからは知識よりも個人の能力も必要な部分ですね。つまり、与えられた論文テーマに対して、自分が培ってきた知識の中で、どれが最も適当か?この論文の問いに関して、最も答えとして妥当な解を与えられるのは、どういった知識か?それを見極めて、書き始めないといけません。日頃から論文の勉強をしていれば、いろいろな知識やアイデアが身についているはずで、その中からどれを選べば、この論文の問いに正確に答えられたことになるか?それを考えないといけません。それを見誤ると、点数は一気に下がります。いくら書いてあることがそれっぽくても、正確でも、凄そうに感じても、論文の問いと合致していないことを書いている人もたまにいます。
大切なのは本論部分であり、背景や原因ではない
論文を書くときの構成の仕方、書き方というのは自由で構わないと思いますが、よくあるのは背景、原因、本論、結論といった4段構成かな?と思います。背景というのは導入部分で、その問題自体の詳細です。これだけ深刻になってきているとか、そういたことです。原因に関してはそのままですね。その問題が起きた原因を考察します。そして、ここからが大切です。本論というのは、その問題に対処するために、どういうアプローチで、どういう方法で挑めば解決に至るか?それを示す部分です。それを示した後には、その方法論自体の弱点とかについても考えてみて、この方法論に全くデメリットが無いわけではないが、それは〇〇をすることによってマシになるとか、改善できるとか、書いておくと、自分が示した解決策に関して客観的な目で見ることが出来ているし、より的確な分析ができていると言えるでしょう。自分の示した解決策が、ただ優れている、これなら大丈夫!と論じるのではなく、効果の有用性について書きつつ、でも問題点も指摘しておいて、その問題点はこういった方法でマシになる、緩和できるという書き方をすると良いでしょう。この本論部分が特に大切になるということは覚えておいてください。
最後の結論はまとめですから、締めの言葉として適当なことを書いておけば良いです。ただ、本論部分では特別区の職員としてできることを書かないといけないので、その点については注意をしておいてください。よくある受験生の失敗例としては、背景や原因に文字数を割いてしまっているというものです。ここは単純に知識のみで書いていく部分なので、知識に長けた人は、自分がちゃんと知識を持っているよ?ということをアピールしたいのか?ここの部分に相当時間と文字数をかけてしまう人がいますが、ここは最低限書かれていれば良いです。本論部分、与えられた問題に対するアプローチの方法、解決策を特別区側としては聞きたいので、ここを文字数を割くというか、時間をかけて、より丁寧に、より詳しく書いていく必要があります。だからこそ、先ほど言ったように、ただ解決策を書いて終わりではなく、自分が提示した解決策にも実は弱点があるということを考えながら、それを補う方法などを載せておくと、より内容がボリュームを増して、充実したものになるはずです。これができるか?できないか?で評価も変わる可能性があります。公務員が行う政策には常にデメリットや犠牲になる部分が含まれているので、論文においてそういう書き方ができる人は、公務員の仕事への理解が進んでいると見ることもできる気がします。解決策の部分については、すでに話したように、基本的には参考書などに書かれていることをそのまま書いて構わないです。自力で考えろというのは無理ですから。アレンジとかをしたいならばそれでも構いませんが。あと、原因や背景の部分についても、自分で調べても構いませんが、参考書に載っていたデータや事実をそのまま書いて構わないでしょう。文章自体は自分で作っていかないといけないものの、その文章を作るときに必要になるコアのようなものは、参考書から拝借してくるという形でしょうか。参考書や予備校のテキストは、ちゃんと論文のための適切な解答として用意されているものなので、質が高いはずです。だから、それをパクることが、良い論文を書くための最善の方法になると思いますよ。
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