市役所試験の筆記試験の難易度は低く数的処理を捨ててもOK
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公務員という働き方
公務員試験の中では市役所で働く人間が非常に多いです。市役所は全国にありますからね。都道府県庁などよりも市役所の方が待遇が良いという場合も多いと思うので、こちらの方が人気という部分もあります。市役所で勤務している人たちも労働実態は、各市役所によって違うと思いますけど、受験生にとってみれば、市役所で働きたいと思っている人がたくさんいるはずです。市役所といっても、採用されるための難易度は結構違います。難易度の高いところ、低いところがありますから、その中で受けていくしかないでしょう。低いところは地方上級を同じ日程で行われる市役所A日程とかですね。地方上級も政令指定都市レベルの市役所の試験なので、市役所の採用試験に含まれますけどね。この地方上級と市役所A日程は、採用人数が多いですし、そんなに倍率が上昇しませんから、比較的受かるための難易度は低いかもしれません。地方上級は筆記試験の問題が難しいですけどね。そして、市役所B日程、C日程で採用試験を実施している場合には、そこは採用人数がかなり少ないことが多く、場一率が上昇して、受かりづらいということが言えるのです。
市役所B日程、C日程は筆記試験はあまり重要じゃない
重要じゃないってことは、それだけボーダーや合格最低点が低いということもありますし、問題も比較的簡単ということです。是非過去問を解いてみてほしいと思うのですが、問題は結構簡単です。そのため、勉強をしなくても筆記試験通過してしまう人は普通にいるんじゃないか?と思います。通常は教養試験と論文かな?この2つで一次試験は合格者が決まるはずです。ただ、筆記試験は倍率が滅茶苦茶低い場合もあり、2倍くらいのケースも多いです。そういう市役所はかなりの割合を二次試験に通しているので、面接重視ってことですよね。しっかりと絞るのは面接にてという態度の表れです。つまり、面接の倍率がそれだけ高くなるということは言えるものの、それだけ筆記試験は楽に通過しやすいということも言えるかもしれません。楽とはいないと思いますけど、難易度は高くはないです。
数的処理を捨てても案外受かるかも
教養試験で誰もが躓く可能性があるのが数的処理だと思います。数的処理は、40問あれば、12~15問くらい出ると思います。多くの受験生が苦手とする数的処理をこれだけ多く出題するのは公務員試験は、本当に嫌がらせのようにも思えてきますが、その嫌がらせに屈する必要ないということです。市役所試験の場合には、ボーダーが低く、5割くらいあれば普通に通ってしまう可能性があります。そして、全般的に問題の難易度が低いので、数的処理を全く勉強しなくても5割到達は十分可能だと思います。数的処理が13問くらいあったとして、全部勘で答えても、2問は当たる確率です。残り27問で18問くらい当たれば、十分一次試験通過が見えてくるので、これは他の科目に力を入れれば十分ありえる話です。ただ、確実とは言えません。数的処理を捨てても一次通っても不思議じゃないということが言えるのであって、確実に通るとは言えませんから。確実に通りたいのであれば、数的処理もそれなりに勉強をしておくという必要があるでしょう。全部の範囲をやる必要はないですから。一通りやってみて、自分でもできそうなところだけをやってみる。一部の範囲をやるだけでも、数点くらいは上がりますからね。
論文の対策もしっかりとやっておく必要がある
論文も恐らく出題される可能性がありますね。したがって、論文もやっておかないといけません。市役所のケースは、3つのテーマから1つを選ぶというところもあり、選択の余地が広いケースが多いと思います。また、そんなに変わったテーマっていうか、何それ?っていう感じのものはあまり出ないと思うので、普通に対策をしていけば書けると思いますし、合格答案になるのではないですか?ただ、対策は絶対にやらないといけません。択一試験の方ばかりに気をとられていて、論文の勉強が全くやってないということになれば、それは択一で高得点をとっても、一次試験で落ちる可能性があると思います。配点が分からないので、論文がどれだけ重要性が高いのか?は分かりませんが、論文は勉強しないとまともなものはまず書けないと思います。何かしら書けても、論文の体裁、内容からいって、ほとんど評価されないものが多くなりそうです。勉強しないとほとんど良いものは書けないが、勉強さえすればちゃんとしたものが書けると思うので、早くからちゃんと参考書を買って勉強していってください。意外と忘れがちですから。
結局、運ゲーという名の面接で全てが決まる
すでに話したように市役所試験は、面接に多くの受験生を残すため、面接の倍率はかなり高くなると予想されます。面接だけじゃない場合もありますけどね。ただ、運ゲー要素の多い面接は、筆記試験みたいに確実な必勝法はありません。自分の面接での答え方や態度が面接官から評価されるか?で全てが決まるので、面接官の匙加減でどうにでもなってしまいます。市役所はコネ採用が多いということも言われていますが、国家公務員の採用試験と違い、地方公務員は基本的にどこも面接重視で、面接の配点がかなり高いです。配点が高ければ操作しやすいですし、筆記試験の倍率を絞って、面接試験に多くの受験生を残す市役所の場合には、そのコネ採用の可能性がより高くなります。筆記試験はコネを持っていてもどうしようもないので、自分の力で突破して貰うしかありません。ただ、面接試験は意図的に点数を高くすれば良いので、何とでもなります。筆記試験の倍率を低くすることで、コネ採用を狙っている受験生が、より確実に面接まで進み、最終的に内定を貰えるようにする。そういう意図もあるんじゃないか?と勘ぐってしまいます。実際、コネ採用の可能性が否定できない以上、市役所に受かるのは非常に難しいです。コネ採用があれば尚更ですが、そうじゃなくても面接という名の運ゲーがあって、その中に非常に多くの受験生がいる。そして、倍率も高い。何をすれば受かるという必勝法が存在しないゲームの中で、倍率がかなり高いというのは、本当に運で決まるような状況に近いですから、運は自分で操作できない以上、受かるか?落ちるか?は自分では同出にもならない部分が大きい。そして、客観的に倍率が高ければ、それだけ最終合格する可能性も低いということなのです。面接の倍率も各市役所によって違うので、気になる方は受験予定のところを調べてみてください。
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