就活でたくさん受ける意味って?エントリーを大量にすることの問題点
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学生たちの就職活動
就職活動において、エントリーはどれくらいするでしょうか?リクナビやマイナビを使えば、気軽にエントリーができてしまうため、各学生のエントリー数は伸びがちです。したがって、1人で大量にエントリーをする学生も珍しくありません。そのため、みんながみんな大量にエントリーするために、1企業あたりの倍率はとても高くなっています。これが今の就職活動の現状でもあります。もはや大量にエントリーをするのは常套手段であり、1企業あたりの高い倍率の中で内定を取るには、たくさんの企業を受けていくしかない。そういった認識が就活生にあると思います。したがって、企業にエントリーをたくさんすることは、間違いではないというか、やっていても不思議じゃないやり方になるのでしょう。しかし、就活で企業をたくさん受けるというやり方には注意点もあるので、知っておくと良いでしょう。
就活でみんながみんなたくさんエントリーすることの弊害
現代の就職活動はみんながみんな大量エントリーをするため、たくさん受けることが常態化しています。しかし、それはある問題点を同時に作っているのです。それはみんながみんなたくさん受けることを余儀なくしているということです。つまり、就活生が大量にエントリーをすれば、1つの企業に対して、ものすごいたくさんの応募がきます。すると、それぞれの企業でものすごい倍率が上がってしまうため、1つあたりの企業が倍率平均50倍だとすると、単純に50社は受けないと、内定がもらえない計算になります。しかし、就活生みんなが協力して、大量エントリーはやめよう!という行動に出て、1人あたりのエントリー数が半分になった。その結果、1企業あたりの倍率は25倍になったとする。そうすると25社受ければ1社内定が出る計算になります。こういうことは現実的に起こらないとは言えないわけだが、今のところは無理そうだ。というのも、他の就活生よりも有利になるには、自分が内定を取るためには、たくさん受けるしかない!と思っている人も多いからです。
自分に自信がある人、自分は就職活動において普通にやっていれば内定がとれるだろうという自信がある人は、大量にエントリーをする必要がないわけですね。適度にエントリーして、それぞれの企業の選考を受けていけば良い。そういう作戦で十分通用する可能性もある。つまり、そういう人間は就活においてたくさんエントリーをする必要はないが、自分は無い内定になってしまうんじゃないか?という不安な人、内定が絶対にとれる自信がない人、このパターンの方が圧倒的に多いと思うが、そういう人はもちろん面接とか、エントリーシートが通過しやすくなるように努力はするが、それだけでは足りない。と思って、何をするか?大量にエントリーをします。エントリーをたくさんすることは気軽に行えますし、簡単に行える作戦になりますから、みんながやってくるわけですね。逆にそれをやらないと不利になる可能性もあり、自分もやると。現実的に多いのは、内定をとる自信がそこまでなくて、エントリーの数を増やして、対抗しようとする学生じゃないか?と思うので、その結果内定を1つとるための倍率が無茶苦茶上がり、内定をとるために受けないといけない企業数が増え、就職活動が全体的に長期化するという話であって、就活生全員にとってマイナスの影響が存在しているという状況ではないでしょうか?
就活でエントリー数を制限すれば、実はみんな幸せになる?
先ほど指摘したように、1企業あたりの倍率が50倍で50社受ける場合と、1企業あたりの倍率が25倍で25社受ける場合、1つの企業から内定が貰える客観的な確率は一緒です。しかし、前者は2倍の負担がかかるわけじゃないですか?2倍多くの企業を受ける必要があるから。つまり、学生がエントリーする数を制限すると、内定をとるための確率をそれぞれの就活生が下げずに、単純に就職活動にかかる負担だけが軽減するということが起きます。いくつに制限するか?という問題もあるが、絶対に受けたい企業が何十社もあるような人にとっては、それはマイナスかもしれないが、そうじゃない学生にとっては、そっちの案の方が多くを幸せにするような気もしますけどね。だから、昔はリクナビもマイナビといったサイトからのエントリーなんかなかった。インターネットもなかった。だから、大量エントリーなんかできなかったはずです。その頃は、文明の利器によって、今と比べてエントリー数が制限されていたような時代です。今はインターネットによって確か就活それ自体が便利になった面は否定できないが、その結果就職活動にかかる負担は間違いなく増えた。そしてお金もかかるようになった。私はリクナビやマイナビが存在する今よりも、それがなかった昔の就職活動のシステムの方がむしろ好意的です。
文明の発達は一見すると、人々を幸せにしている面もありますけど、就活でのエントリーをたくさんするような事態を見ても分かるように、この場合には、むしろ人々に負担をかけている度合いの方が大きいのではないか?利便性の向上よりも。就活生はエントリーを大量にしないといけない、たくさん受けるということをしないと厳しい、そう感じている人は多く、そういう気持ちが多くの人にあるから、みんな多くの企業を受けていくが、それは後続に人にとって、それ以外の就活生にとってもエントリーを大量にしないといけない事態を招き、結果望ましくない事態を生んでいるような気もしてきますが、これは改善するのは無理でしょう。景気が回復しない理由と同じです。みんながみんな無理矢理お金を使えば、少しでも景気は回復傾向に向くが、少数がやっても意味がない。多くがやらないと景気への刺激にならないならば、どうせみんなはやらないでしょう?オレがやって、俺だけが損する可能性が高いならやらないよ。これかもお金は使わない。貯金をしていれば景気が回復しなくても、老後はなんとかなりそうだからね。という感じの人は結構多いと思います。就職活動においても、みんながみんなエントリーを控えれば、結果内定獲得の確率は下げずに、負担だけが下がる事態はありえるが、それはみんながやらないと意味がないので、どうせみんなはやらないでしょう。みんながやらないでオレだけがやると、俺が損をするだけだから、じゃあオレもやらない。そして、大量エントリーを続けて、負担が増加する今の就職活動はなおも続くと・・・。
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