サイレントお祈りはおかしい?昔は当然かつ常識で、腹立つ方が非常識だった!?

公開日: : 学生たちの就職活動

サイレントお祈りはおかしい?昔は当然かつ常識で、腹立つ方が非常識だった!? – Retire in their 20s23e84a79cf02784fc215719b4b1b6577_s

就職活動では常識になりつつあるのがサイレントお祈りになりますけど、就活生はサイレントお祈りは非常識だと思っている人が多いでしょう。このサイレントお祈りはそんなに滅多にあることではないだろうと私は思っていました。しかし、「大企業の3割が「サイレントお祈り」をしていることが判明! 就活生の「生殺し」状態を許していいのか」によると、なんと予想以上の企業がサイレントお祈りをしていたことが判明したのです。サイレントお祈りは腹立つという人も多いでしょう。以下で引用をしているのですが、ここで判明したのは大企業ほどサイレントお祈りが多いということことです。大企業ほど受ける学生の数が多いので、それだけ不採用通知に手間がかかってしまうことは容易に想像がつくが、大企業ほどサイレントお祈りが多いということは、サイレントお祈りがある理由は、やはり手間がかかるから。というのが大きいのでしょうかね?理由は1個や2個ではない場合もあるが、1つの理由としてはそれが考えられるということです。実際に大企業はどれくらいの割合でサイレントお祈りをしていたのでしょうか?

 

サイレントお祈りをする企業は全体でかなり高い

「JOBRASS新卒」を運営するアイデム 人と仕事研究所は6月14日、 「2017年度新卒採用に関する企業調査(5月1日状況)」を発表した。調査は新卒採用を行う企業の新卒採用業務担当者1000人を対象として、5月1日~5日の間にインターネットで行われた。

企業規模が大きいほど「サイレントお祈り」をしている傾向

新卒採用活動の状況を見ると、「現在行っている」が62.3%、「既に終了している」が11.7%、「まだ何も行っていない」が26.0%という結果となった。

新卒採用活動の終了見込み時期に対しては、2016年8月末までが12.5%で最多。企業規模別に見ると、大企業(3000人以上)では6月末および8月末までがほとんどだが、中小企業(299人以下)では2016年12月末までや、2017年3月末ころまでとする回答が多くなっている。

「不合格者へ連絡」について聞くと、「通知しないことはない」と答えた企業が64.4%で、多くの企業が何らかの通知をするようだが、「通知しないことがある」と答えた企業も22.4%あった。

不合格通知をしないと答えた企業を規模別で見ると、99人以下の企業では通知をしないが15.5%だったのに対して、3000人以上の企業では31.8%と約2倍に跳ね上がっている。採用人数が多いと予測される大企業ほど、不合格者への通知が省略される傾向がある。

この記事の中にはこういう事実を知って、サイレントお祈りをする企業に腹立つというコメントや意見も載っていました。99人以下の中小、零細企業ではサイレントお祈りをする企業の割合は15.5%です。この時点でも何か高い気がしますが、大企業は共学の31.8%、3社に1社はサイレントお祈りをやっているということですね。私も正直驚きました。予想以上に高かったですから。全体だと2割くらいになるのかな?そうなれば、落ちた企業のうち5社に1社はサイレントお祈りをされるってことですね。サイレントお祈りがある理由はすでに示したものが1つ考えられますが、あとはキープのためというのもあるでしょうか?合格でもないが、不合格でもないような補欠要因としてまだ連絡しないでおくと。そして、辞退をされるなど欠員が出た場合のみ連絡して追加合格させるために、まだ連絡をしない状況があるのです。それがサイレントお祈りのキープという形の発生原因になります。就活生からしたら、サイレントお祈りはおかしいという感覚かもしれませんが、昔の就職活動はサイレントお祈りは常識だったと思いますよ。時代によってはサイレントお祈りは非常識ではなくて当然という瞬間があったと思います。昔というのは、1980年代以前ですかね。その頃の就職活動と今の就職活動の1番の違いって何でしょうか?実はメールが存在するか?どうかです。今は当たり前にメールを使っています。選考の合格通知もメールが大半でしょう。しかし、昔の就活はメールはありません。連絡手段としてあるのは電話と郵便くらいです。

 

その状況で不合格者に1人ずつ電話をかけたり、郵便を送ったりすることはありえないでしょう。受けた人が少ない場合には良いかもしれないけど、大企業の場合にはそうはいかない。一次面接とかは数百人とか、それくらいの規模かもしれません。そんな人数に対して1人1人に不採用の電話をしたり、手紙を送るのは現実的に手間がかかりすぎます。メールみたいに一斉送信ができないので、1人1人にやっていくしかないのです。メールで一斉送信ができる今でさえ、それをやらない企業が多くあるのに、電話や手紙で1人1人にそんなことをやる企業があると思いますか?そうなれば、昔の就職活動ではサイレントお祈りが当たり前、常識だったと思います。ほとんどの企業がサイレントお祈りをやっていたかもしれません。今はメールが普及したので、そこまでの手間がかからないため、1人1人に不採用の連絡をする企業が増えたため、相対的にサイレントお祈りをする企業が減りました。今ではサイレントお祈りが少数派になったので、世間の風潮としてサイレントお祈りはおかしいという雰囲気になっているのです。多数決で常識が決まるならば、昔はサイレントお祈りは常識、今は非常識となったということでしょうか。価値観の総意でサイレント祈りが当然という社会の風潮も起きうるということですね。就活生がサイレントお祈りに腹立つ気持ちは分からないでもないが、入社して人事をやることになったら、今度はサイレントお祈りをする側に回らないといけない可能性もあり、そういう常識を踏襲できる人じゃないと、社会人としてやっていけないのかもしれないです。

 

サイレントお祈りが当たり前だった時代に入社した人が今、人事をやっている可能性

昔はサイレントお祈りがむしろ常識だったということを話しましたが、その頃に入社した人がもしかしたら現在も人事をやっているケースも多くあるかもしれません。サイレントお祈りがおかしいと思わない世代、それはサイレントお祈りが罷り通っていた時代に就職活動をしていたから。そういうサイレントお祈りが当たり前という認識になりがちだった時代に入社した人が人事をやる場合、いまだにサイレントお祈りに対してそんなに変な感じを持っていないかもしれないのです。そうなると、気軽にサイレントお祈りができてしまう。抵抗がないという言い方になりますけど、サイレントお祈りって当然でしょ?と思っているかもしれない世代が人事をやっているという可能性も、今の就活でサイレントお祈りが多い理由にもなるかもしれません。世代が変わって、サイレントお祈りはおかしいと思っている世代が人事を占めるようになれば、事態は変わる可能性はなくはないが、結局手間の問題でサイレントお祈りが生まれているならば、いくら自分が就活生のときにサイレントお祈りに反対していても、そういう人が大企業に入って人事をやるようになったら、自分もサイレントお祈りをやるようになっている可能性も十分あります。サイレントお祈り自体は、実は公務員試験の現場でもあります。公務員の場合には事前に「合格者しか連絡しない」という形で、サイレントお祈りがあることを予告しているケースが多いとは思いますけど。あとはバイトの面接でもありますよね。だから、サイレントお祈りは民間企業の正社員でも、バイトでも、公務員でもやっているという意味では、採用活動の現場においては、総じてサイレントお祈りは常識という認識なのではないでしょうか?会社に属する人間からすると、サイレントお祈りは当然であり、それに異議を唱えている就活生の方がおかしいという認識なのかもしれないです。例えば、社会人の常識っていうのがあると思うんですよ。スーツを着るとか、腕時計をするとか、ネクタイをするとか、そういうのって何で必要なの?って思っている人もいると思うのです。私も思っています。それが社会人の常識ならば、サイレントお祈りも社会人の常識になってしまっているんでしょうね。当選者は発送を持って代えるケースと同じですね。あれがOKならば、サイレントお祈りもOKという話になってしまう。できれば予告はしてほしいが。会社で働くのにスーツやネクタイ、腕時計をしていないと困るわけじゃない。仕事ができないわけではない。でも、強制されるわけですよね。それに疑問を持たないならば、じゃあ何でサイレントお祈りは疑問を持つのか?という話になる。スーツ、ネクタイ、腕時計などは完全に会社の都合だ。労働者側がそんなに身に付ける必要ないだろ!と言っても聞き入れてくれない。サイレントお祈りも完全に会社の都合なので、もはや社会人の(採用活動における)常識とも呼べるのがサイレントお祈りなのではないでしょうか?サイレントお祈りは企業にとって効率的な方法なので、今後もなくならないでしょう。サイレントお祈りが生まれる理由を紐解くと、結局どの企業も当たり前のように目指す「効率化」というのが結局は根底にある気がします。

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