就活でバイト歴や職歴の期間で嘘をつく、水増しや捏造は経歴詐称でアウトか？

公開日： 2016/01/31 : 学生たちの就職活動

就職活動をするとき、またはアルバイトの面接を受けるときなど、履歴書やエントリーシートに職歴を書く欄があると思います。転職の場合には正社員歴になりますが、この職歴を水増しする人もいると思うのです。就活やバイトの場合にはバイト歴、転職の場合には正社員歴を水増しする、つまり、本来働いた期間よりも長く記載するということで、これは厳密に言えば経歴詐称になる可能性が高い気がします。だからといって、それをやって良いか？悪いか？っていうのは、また別の問題なんですよね。例えば学歴詐称はやっちゃダメみたいな風潮があると思いますが、学歴詐称は学歴について嘘をつくことです。でも、志望動機とか自己PRとか、平気で嘘を言う人は大勢いますよね？何で、こっちは良いんでしょうか？と質問したら答えられるでしょうか？志望動機や自己PRは調べようがないから、仮に嘘をついてもバレるケースが限りなく少ない。質問をしていって、面接官に嘘だなと判断されない限りはまず嘘だとバレないようなものです。学歴は成績証明書などの提出で、いずれバレる可能性が高いから、やらない人が多いというだけかもしれないけど。

新卒の就活やバイトの面接でバイト歴などの水増しはやっても良い？

やっても良いか？という言い方は非常に曖昧ですね。というのも、これは誰が決めるか？という話ですよ。実際問題、学歴詐称にしても、経歴詐称にしても、場合によっては内定取り消しの理由になってしまう恐れがあるので、それがバレた場合には内定を取り消されてもしょうがないかもしれない。つまり、その覚悟があるなら、自己責任だということになるかもしれない。だって、先ほども言ったように志望動機や自己PRを偽る人間なんて五万といるわけですよ。で、それらを偽るのはOKで、職歴や学歴を偽るのは何故いけないのか？これに答えられるでしょうか？だって、普通に考えたらさ、学歴や職歴よりも、志望動機や自己PRの方が企業にとって重要じゃないですか？学歴なんてほとんど学歴フィルターを突破するか？くらいでしか関係ないし、職歴に関しても直接それを合否の判断にしているとは思えない。でも、志望動機や自己PRは面接で何度も聞かれるし、しつこく追加質問もされると思うんですよ。これは明らかに企業が志望動機や自己PRが、合否を決める上で重要視している証拠になるのではないでしょうか？そう考えると、そういったもので嘘をついている学生が実際に多いならば、職歴や学歴で嘘をついて何がいけないんだ？とも思えてくるわけです。

また、実際学歴や職歴を偽って、それがバレても、企業が別にどうでも良いと仮に思っているならば、結果的にそれらを嘘をついても問題なかったと言えるわけです。だから、嘘をついて良いか？どうかは自分が内定取り消しなどに遭う覚悟があるか？そして、企業がそもそもどう考えているか？によって決まるだろうということになると思います。学歴はともかく、バイト歴の嘘や水増しはまずバレるケースが考えづらいですよ。学歴はバレるような仕組みになっているのですが、バイト歴に関しては、企業が行動を起こさないとまずバレない。つまり、履歴書とかエントリーシートに書いてアルバイト先、または面接で話したバイト先に電話でもして、真偽を確かめることでもしないとまず分かりません。学歴に関しては生成期証明書を提出させるケースが多いので、それによって判明する。または学歴が嘘じゃないか？どうかを確かめる意図もそれに含まれているかもしれない。そう考えると、職歴よりは学歴の方が重要と考えているかもしれないです。職歴について調べる企業なんかほとんどないと思います。それだけ企業にとって見ればバイト歴の長さなんかどうでも良いと思っているのではないでしょうか？実際、仮に２年やっていたと言ったけど、実際は１年だったと判明しても、それを理由に内定取り消しをするとは思えないのです。１年の違いってそこまで重要ですか？バイトなんか全くしていないのに、２年やっていた。とか言っていたならともかく。

生きるためにバイト歴を捏造することもしょうがないのか？

新卒の就職活動やアルバイトを受けるときにバイト歴を偽る、捏造するという意味はそもそもあるんですかね？新卒の場合にはそもそも空白期間とかもないから、バイトの期間を水増ししたり、捏造する意味がそもそもあまり気がします。１年を２年と言ってみたり、１度もやっていないのにやっていたことにしたりすることがどれだけ意味があるのでしょうか？面接で話すこと、エントリーシートに書くネタがないから、バイトをやっていたことにする。とか、そういうケースでしか、あえて捏造する意味は存在しないような気がします。でも、バイト自体は一応やっていて、期間を捏造する意味はあまりないような気がします。１日で辞めてしまったような、あまりにもバイトの期間が短いケースでは、イメージが悪いから捏造した方が良いのかもしれないし、バイト経験自体、バイト先でやってもいないことをやったと捏造する。これも本当に何もないような人の場合には、そうするしかないのかもしれないですかね。新卒の就活ではなく、バイトを受ける場合には空白期間が一応影響するので、バイト歴の期間などを水増しする意味は一応あるのかもしれないですね。ただ、転職をする際の職歴で正社員歴を捏造すると、これはバレるリスクもありそうですし、バレたら内定取り消しの可能性がそれなりにありそうです。だから、こちらはリスクが大きすぎる気がします。

嘘が良いのか？悪いのか？というのは私は何とも言えません。就職活動にしろ、バイトにしろ、職歴などで嘘をつかないと内定がとれないような人がいるし、内定がとれないと生きていけない人、生活できない人がいるならば、それはもはややむを得ない事情でしょう。お金を稼がないと生きていけないなら、仕事を得るしかない。そして、全部正直に話していたら内定なんか絶対にとれないと思える人にとっては、嘘をつかないと、現実的に生きる手段がないわけですから。生活保護はそんなに簡単に受けられないし、ベーシックインカムもこの国にはありませんから。この国では仕事をするしか、生きる術を得られない国なのですから、親が養ってくれるなら話は別ですけど、仕事をしないと生きられない国である以上は、仕事を得るために何でもするというのが、もはやしょうがないような光景に見えてきます。そういう意味では、就活やバイトの面接でバイト歴などの職歴の期間で嘘をつく人がいても、捏造や水増しをする人がいても、しょうがない気がしてきます。そこを非難するのであれば、仕事なんかしなくても生きられる世の中じゃないと合点がいかないのです。就活などで職歴、バイト歴を捏造、水増しすると経歴詐称にあたるかもしれないが、もはやそんなことを気にしていられない人間がいる。経歴詐称が仮に問題ならば、それをやらないといけないくらいに追い込まれる人間が出てしまう社会の仕組みの方が問題だと思います。