日本の少子化の原因は女性の社会進出!当たり前だが解決策はない
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女性の社会進出が進んだから少子化になった!論は以前からある。これは正しいとする見方もあれば、正しくないとする見方もある。初めに私の意見を言っておくが、私は女性の社会進出が進んだから少子化になったという論はそれなりに正しいと思っている。「社会進出」という言葉があまりに大きすぎる面もあるので、一応ここでは仕事をするということだけに留めておきたいが、何で女性が仕事をするようになると少子化が進むか?というのは、実は簡単な理屈です。それは男性の立場が弱くなるからです。というのも、女性が仕事を始めれば、結婚する人たちが減るという理屈が成り立つんですね。結婚をする人が減れば、当然少子化が進むでしょう。そういう理屈が今の社会には存在していると思います。一応言っておきますけど、別に私は社会進出する女性が悪いとおも思っていないし、少子化自体も悪いとは思っていません。
女性の社会進出が進むと少子化になるメカニズム
女性が就職して仕事をバリバリこなすようになると、そもそも結婚をしない女性が増えると言いました。それは何故か?収入が増えるので、結婚をしないでも生活できるからです。女性の多くが就職しないとなれば、収入面でも不安でしかないので、男性を頼るしかありません。だから、結婚をして収入を安定させて、生活も安定させたいと願う人が多かったのですが、女性が普通に男性のように働き出せば、結婚をしなくても1人で生きていけるだけの収入を得られる。そうなれば、元々結婚願望がなかった人や結婚する理由が世間体くらいしかなかった人は余裕で結婚しない道を選ぶのでしょう。実際、男女共に生涯未婚率もどんどん上昇しているので、その流れもあって、結婚しない道を選びやすくなっているのです。これが女性が結婚しない、結婚しなくなってきた理由です。実は男性側への影響もあるんですよ。女性の社会進出が進めば男性への影響もあり、それも結婚できない理由になっています。
女性の社会進出が進むと、当然女性で就職する人が増えることになります。すると、男性で就職できない人の数が増えるでしょう?それは=男性の収入低下を招きます。男性の中には結婚したいと思っている人もいるのだが、結構な割合で躊躇している、または諦めている人がいます。何故か?収入が少ないからです。女性が就職しだすと、相対的に男性で就職できない人が増え、非正規で働く人が増えます。そして、非正規で働いている人は、先ほど言ったような結婚をしたい気持ちがあっても、それを躊躇したり、そもそも諦めたりして、結婚しない男性をも増やすのです。そして、先ほど言った生涯未婚率の上昇によって、元々結婚したくなかった、する気がなかった男性も心から独身の道を選べるので、男性の生涯未婚率もさらに上昇し、少子化が進むと。生涯未婚率の数値は、男性の方が高いですからね。つまり、男性が結婚したくない、できない状況を生むということは、それだけ結婚するカップルが減り、少子化につながりやすいということです。また、これ以外にも女性の社会進出と収入の問題で少子化が進むというメカニズムが存在するんですね。
女性よりも男性の方が平均年収が高いからこそ・・・
一般的に女性よりも男性の方が平均年収が高いですね。これは差別的な取り扱いが私は結構あるような気がするんですよね。同じ仕事をやっていても、正社員と非正規で丘陵が違うように、男性と女性でも同じ仕事なのに給料が違うということが起きていると思います。つまり、今女性がやっている仕事を男性がやれば企業は多く給料を支払うかもしれない。これはどういうことを意味するか?というと、今女性がやっている仕事は女性がやれば年収300万円かもしれないが、男性がやれば400万円になるかもしれない。つまり、男性ばかりが就職していた時代と比べて、女性が多く働き始めた今、労働者全体で得られている収入の総額が下がっているということです。経済的な理由も当然結婚や子育てに影響するじゃないですか?そうなれば、今、女性が300万円でやっている仕事を男性に譲って400万円でやってもらえば、労働者全体の収入がアップし、結婚に踏み切れる男性が増える可能性があります。従来、女性は正社員として働いていないのが珍しくなかったので、収入が少ないことは結婚を妨げる理由としてはあまり機能していませんでした。ただ、男性は正社員として働いているのが普通みたいな風潮がありましたから、非正規の男性はそれだけで結婚に踏み切れません。つまり、女性は非正規であっても結婚に踏み切りやすいが、男性は非正規だと踏み切りづらい。そうなると、結婚を促進する社会というのは、女性が非正規をやっていてもらって、男性が正社員をやってもらう社会とも見ることができるわけです。正社員として働きたい女性がいるので、この社会が正しいとは思えないが、あくまでも少子化を改善することだけを考えた場合には、これが1番になるのかもしれないですね。
女性の社会進出が本当に少子化の影響なのか?
これはあくまでも理屈のうえでの話しなので、現実的に本当にそうなっているか?は分からないのです。例えば、『「女性が社会進出すれば少子化になる」は妄想だ』の記事では、そういった女性の社会進出が少子化を招いた論への反論もあります。
ちなみに、女性の社会進出と並行して出生率が低下するという傾向は、戦後、先進各国で見られた現象だ。そして、やはり「女性の伝統的な役割を無視したからだ」という議論をする人も(40年くらい前には)各国で見られた。
でも、その後に世界が採用した処方箋はそうした議論とは真逆に「女性の社会進出をさらに後押しする」というものだった。出産や育児がキャリアにマイナスにならないような流動的な(要するに敗者復活の容易な)環境を作るのが目的だ。実際、出生率を2.0近くに回復させることに成功した先進国は、女性の社会進出度でも優等生だ。
実際、データとしても女性の社会進出と少子化の因果関係は見出せるようですね。戦後、各国でそういう傾向があったということは如実のようで、否定しがたい事実のようです。その点から見ると、女性の社会進出は少子化を招く原因の1つにはなっている。ただ、女性が働いても、少子化を招かない事態を作り出すことはできる。というのが、この記事での反論なのでしょう。ただ、これは少子化に傾いた社会を元に戻すこともできるということであって、女性の社会進出が少子化を加速させているという事実は変わらないでしょう。正直言って、私は冒頭でも述べたが、少子化が悪いとは思わないし、女性が働き始めるのもそりゃ、彼女らの自由だろう。問題なのは、生涯未婚率などの上昇にも顕著に見られるように、結婚への需要が低下している今、少子化対策をいつまでも続けている国にあると思う。企業に例えると分かりやすいが、ある目玉商品を扱っていた企業は、その目玉商品の売り上げでかなり利潤を出していた。しかし、その目玉商品がいつからか売れなくなってしまった。需要がなくなったのです。しかし、その企業は何故か、その目玉商品にこだわり続け、なんとか人気を復活させられないか?と意気込んで、お金を費やして、広告、販売、製造を行う。しかし、やっぱり売れない、残ったのは大赤字のみ。今の国がやっているのはこれですよね。つまり、出産や結婚という需要が社会の中で著しく減少しているのです。にもかかわらず、国はこの2つの人気を復活させようと莫大なお金を使っています。先ほどの企業の例では、その目玉商品は人気が下火なんだから、とっとと撤退して、別の商品開発に力を入れて、再び需要のある製品を生み出していく方にお金を使うべきとなるでしょう。国だって、国を成り立たせるための方途として、子供が多く存在しないとダメな社会からの転換を図るべきだと思う。国がやっているのは、ほとんど効果がないと思われるお金の使い方なんですよね。実際、成功した国もあるようだが、成功するとは限らないし、成功しても多くのお金がかかるわけだ。ならば、そんなものを使う前に、少子化が存在する前提で社会を構築していく方がよっぽど建設的だと思うし、持続可能で国民が不安にとらわれない社会になるでしょう。少子化が進むと破綻する年金制度をやめて、ベーシックインカムに転換するとかね。少子化の問題になると女のせいとか、女が悪いとか言われることもあるが、彼女らも自由に生きる権利があるので、そんな事態を改善できない、または方向性を転換させられない国がいけないと思いますよ。はっきり言って、日本みたいな国ならば少子化が進むのは当たり前だし、当然です。「こんな国に生まれた子供が可哀想」という理由が、実は子供を産まない理由の上位にランクインしているんですね。
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