ベーシックインカムと社会主義や共産主義の違いは?生活保護や最低賃金は廃止?

ベーシックインカムと社会主義や共産主義の違いは?生活保護や最低賃金は廃止?

ベーシックインカムというのは、国民全員に毎月定額のお金を支給するという部分に関しては知っている人は多いと思うのですが、そういう人がまず疑問に思うのはそれって社会主義や共産主義と何が違うのか?ということだと思います。日本の場合には共産党はベーシックインカムに賛成していなかった記憶があります。日本共産党は共産主義そのものを目指しているとは言えないと思いますけど、日本共産党がベーシックインカムに賛成しないというのはちょっと面白い部分です。実際、社会主義と共産主義は厳密に言うと違いますが、今回はほぼその違いは説明しません。要するにベーシックインカムとの違いが分かれば良いと思うので。ベーシックインカムと社会主義や共産主義は明確に違います。恐らくお金を配るというところが社会主義や共産主義を連想するのかもしれませんが、そもそも日本は資本主義国です。この時点で、社会主義や共産主義とは無縁なわけです。言い方の問題もあって、ベーシックインカムが社会主義や共産主義的な政策だよね。という表現ならば間違っていない気はしますけど、ベーシックインカム自体が社会主義や共産主義ということであれば、それは違うということなのです。

 

ベーシックインカムと社会主義、共産主義はそもそも比べられない概念

分かりやすい例を言うと、数学と三角関数を比較している状況に近いと思います。数学と三角関数はそもそも比べられますか?数学の中に三角関数があるので、数学と三角関数は次元が違う概念ということになります。だから、数学と三角関数はどっちが難しい?という質問はおかしいわけですね。それと同じなのです。ベーシックインカムは政策の概念で、社会主義や共産主義というのは国家体制の概念なのです。そもそもこの2つは次元が違う概念なので、似ているとか、同じじゃないか?と指摘自体がそもそもおかしいということになります。数学と三角関数は同じだ!という指摘があるとすれば、それは次元違うから比べられない。正確に言えば、数学の中に三角関数があるということになるので、国家体制の中にそれぞれの政策があるとするならば、資本主義国、社会主義国、共産主義国それぞれの中にベーシックインカムが成立するということになるのです。だから、ベーシックインカムが導入されても、日本が社会主義や共産主義になるわけではありません。政策は国家体制を決定づける要素ではないからです。ベーシックインカムが導入されても、日本は資本主義国のままと言えます。というのも、ベーシックインカムは競争を否定しないからです。社会主義や共産主義は競争が否定される、または競争をしても富が増えないような仕組みになっているため、そこがベーシックインカムとは全く違うわけです。ベーシックインカムは国民のそれぞれの所得に下駄を履かせるだけであって、それ以降は今と同じなのです。競争がより激しくなる可能性もあります。今まで競争に参入できなかった人がベーシックインカムを後ろ盾に競争に参加するかもしれないので。だから、日本は社会主義や共産主義に近づくどころか、益々資本主義国としての性格を強めていくのではないか?と思います。

 

ここがベーシックインカムと社会主義や共産主義の違いになります。ベーシックインカムは国家体制までを変容させるものではないので、ベーシックインカムと社会主義や共産主義の違いは競争の有無になるんですかね?つまり、競争が激化する可能性があるという意味では、ベーシックインカムは共産主義や社会主義との違いは大いにあるということになるのです。この2つの概念は平等が原則というものなのですが、競争が激化する可能性がある時点で、共産主義や社会主義とはかなり離れた状況を実現するわけですから。ベーシックインカムだけを見れば、社会主義的な政策に見えるかもしれないけど、それが導入された後の社会は社会主義や共産主義とは似ても似つかない社会になっているということになるのです。そもそも社会主義的な政策なんて今までに山ほどありましたよ。累進課税制度とかね。所得の高い人は多く税金を払い、所得の低い人は税金は少額だけ払えば良いというのがありますけど、これも結局は平等に近づけようという理念のもとの政策なので、社会主義的な政策という意味では一緒です。累進課税制度はずいぶん昔からありましたが、日本はずっと資本主義国家ですよね?ということです。だから、ベーシックインカムが導入されても日本は社会主義や共産主義にはなりません。ということで、ベーシックインカムと共産主義や社会主義の違いが分かってもらえたでしょうか?ベーシックインカムと社会主義や共産主義の違いというのは、上手く説明できないかもしれませんが、明確に違うということだけは分かってほしいですね。ちょっと抽象的な例えだけど、大量の白の絵の具の中に黒の絵の具を1滴だけ垂らして混ぜても黒にはならないですよね。それと同様に、資本主義国家の中に社会主義的な政策を1つ導入しても、日本は社会主義にはならないということなのです。政策というのは山ほど存在していて、そのうえでは国家は存在していますが、その中に社会主義的な政策が1個入っても状況はほとんど変わらないということです。ベーシックインカムと社会主義や共産主義の違いもありますけど、生活保護との違いはどうなのか?ということについても気になる人がいるかもしれません。

 

ベーシックインカムと生活保護の違いとは?

ベーシックインカムは生活保護と似ているという印象を持つ人もいると思いますが、その違いはどこにあるのでしょうか?生活保護とベーシックインカムの違いは1番大きいのは審査がないということでしょうね。誰ももらえるのがベーシックインカムなので、不正受給という可能性が限りなく低くなります。生活保護は審査があるので、特定の人しか貰えません。これが生活保護バッシングの原因の1つだと私は思っています。自分が貰えていないが、他人が貰えるものというのは羨ましく感じられると思うのです。でも、ベーシックインカムは全員が同じ金額を貰うので、そういうバッシングの種にはならないと思います。あとはベーシックインカムは基本的にずっとお金が支給し続けられる前提ですが、生活保護は打ち切りがあるので、無期限ではないです。人によって期限が違う可能性があるのが生活保護で、期限がないのがベーシックインカムになるでしょうか?こういったところがベーシックインカムと生活保護の違いになります。生活保護は廃止になるという意見が多いです。ベーシックインカムがあれば、それで最低限の生活ができるようになるので。というか、生活保護などを含めた社会保障の一本化を財源にしようと考えている人は生活保護の廃止を前提にしているのではないか?と思います。したがって、ベーシックインカムがある社会というのは、生活保護は存在しないと考えている人が多いでしょう。社会保障の一本化によって財源を作ろうとしている人ならばそのように考える人が多いと思います。生活保護が廃止されてもベーシックインカムがあればなんとかなると考えている人が多いと思われます。生活保護とベーシックインカムの違いというのも重要ですけど、生活保護の扱いがどうなるのか?というのは、多くが考えているのではないでしょうか?あと、最低賃金の問題もあると思うのです。ベーシックインカム賛成論じゃの中には最低賃金を廃止しても良いのではないか?と考えている人もいると思います。最低賃金というのは、企業にとっては負担になるわけです。支払わないといけない給料の最低基準が決まってしまうので、もっと安くしたいというのができない場合がありますから。最低賃金に関しては撤廃しても良いという声がありますが、それは最低限の生活が保障されるならば企業で働かないとしても生活で困ることはないから。ということなのでしょう。または、働いた場合にそれなりの賃金が貰えないとしても、生活に困らないということもあると思います。

 

最低賃金が撤廃されると、賃金はどう決まるのか?というと、今まで通り労働市場の需要と供給で決まるわけですが、普通に考えたら賃金は上がる気がします。それは働かないという選択肢をとりやすくなるので、労働市場における供給側が減るからです。だから、最低賃金の法律がある、なしにかかわらず、賃金は勝手に上がるので、事実上ベーシックインカムがあった後の最低賃金は必要ないということになるかもしれません。ベーシックインカムがあっても最低賃金は必要という声もあるかもしれません。というのも、賃金が上がるというのは全体的の話であって、特定の職業に関しては賃金が下がる可能性もあるからです。なり手が多くいるが、賃金にかかわらずやりたい人が多くいるような職業は、ベーシックインカムがあれば賃金を気にしないでもできるので、そういった職業は賃金が下がる可能性もありますが、そういう状況を好ましくないと思えば、最低賃金は存続した方が良いと考える人もいると思うのです。ベーシックインカムによって、賃金0でも働きたいと思っている人が多くいる職業はそういったことになる可能性がありますけど、そういう職業が実際に現実的にどれだけあるか?という問題もあります。だから、最低賃金がなくても、困る状況というのはあまり想像できませんが、最低賃金の存在意義はベーシックインカムによって減少するということも言えるのではないか?と思います。個人的にはベーシックインカムがあれば最低賃金がなくても良いような気はしますけどね。社会保障を十分に用意できている段階では、企業に負担をかける形で、最低賃金という社会保障を用意する必要性はありませんから。だから、ベーシックインカムでは最低賃金の廃止に賛成する人はそれなりに多くいるかもしれません。ベーシックインカムが導入されるといろいろな部分で社会が変わる可能性があります。したがって、その部分まで議論の対象にしていくことになるのだと思います。ベーシックインカムでは共産主義や社会主義との違いについて気になっている人もいますし、生活保護との違いが分からない人もいると思うので、ベーシックインカムという単語やなんとなくの内容は浸透していると思いますけど、細かい部分ではまだまだ知らない部分が多くあったりして、完全には浸透していないと言えると思いますから、日本で実現するにはそういった部分まで理解が進むことが必要なのだと思います。

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