学歴フィルターは当然?ひどい?反対派は少数で、賛成派が多数
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学歴フィルターという無慈悲なやり方によって一定の学歴以下の学生は説明会にすら出られない。面接を受けられない。そういった不遇を味わっているケースが多くあるようです。学歴フィルターはひどい!という声もたまに聞きますが、学歴フィルターに反対だという人はやっぱり相対的に少ない。それは努力の証として一定の意味を認めている就活生が多いということでしょう。私は学歴フィルター自体には賛成でも、反対でもない。というか、そもそも採用試験を受ける側の学生が賛成、反対を口にすること自体が何か違うじゃ?という気持ちが拭えないのです。別にどういうやり方で学生で選考しても、法律に反しない限りはOKだろうとしか思えなかったので、私は大学生時代も学歴フィルターの存在は知っていましたが、何とも思わなかったです。そういうことをする企業が嫌なら受けなければ良いだけだと思っていたので。実際に企業は採用方法の仕方を自由に決められるわけですから、しょうがないでしょう。学歴が選考の基準になってしまっているのですから。あと、大学生に言いたいのは、そもそも学歴フィルターが存在するのは誰のせいか?ってことですよ。誰のせいだと思いますか?それは就活生自身にあると思います。
就活生がエントリーし放題な状態が学歴フィルターを招いた
学歴フィルターがどうして生まれたのか?何が悪いとも言いがたいですが、少なくともリクナビやマイナビなどのネットから就職活動を行えるサイトの存在は無視できないでしょう。これによって1人の学生が何社でも物理的に応募ができるようになってしまった。1人で50社、100社、150社、それ以上エントリーすることが容易なので、みんなが大量にエントリーをした結果、企業にはとても捌ききれないほどの応募が集まってしまったのです。ここから選考を行うには、何らかのフィルターをかけて学生数を制限しないといけない。それがいわゆる足きりです。つまり、本格的な選考を行う前にある程度人数を減らさないといけないので、足きりをする必要性が出てきます。そこで使われるのがSPI、WEBテスト、学歴フィルターといったものです。だから、企業にとって見ればフィルター自体は必要で、後は何をフィルターにするか?の違いでしかない。たまたま学歴が選ばれているだけの話です。だから、学歴じゃなくても良い可能性はある。例えば、年齢、性別、出身地、留年や浪人の有無とか、いくらでもフィルターにできるが、これらよりも学歴の方がまだ合理性があるだろうということで、たまたま学歴が使われているに過ぎない。だから、学歴フィルターじゃなくて、性別フィルターとかになっている可能性もあるわけだが、そうしたらまたそれはそれで文句が出てくるに違いない。結局学歴にしようが、それ以外にようが、何らかのフィルターをかけたら、どこかからか文句が飛んでくることは必至だと思いますよ。実際、学生がエントリーを大量にするからこそ、フィルターを使わないといけないので、学歴フィルターに反対ならば、じゃあリクナビやマイナビから大量エントリーはしないで10社くらいに留めておくべきとなります。自らが大量エントリーをして学歴フィルターを企業が使わざるを得ない状況を作っておきながら、学歴フィルターに反対の姿勢といのは、些か説得力が無いと思います。
企業が学歴フィルターを用いるのは当然か?
『「学歴フィルター」を公表したらよい』の記事には以下のことが書かれているので、ちょっと引用してみたいと思います。
企業が採用において能力ある学生を採用したいと思うのは当然で、とはいえ能力なるものを見極めることは実際にはなかなか困難(認めたくないだろうけど)な状況では、出身大学は有力な指標になるだろう。めんどくさい勉強をこなす力はめんどくさい仕事をこなす力と似ていそうだし、同窓生ネットワークでいろいろ仕事もとってきてくれそうだし。じっくり人の能力を見極めたくてもそんなに時間はとれないし、もし絞り込むならそりゃ有力大学にしたいだろう。
そもそも、どんな人を採用するかについて、企業は選択権を持っている。公平な機会を与えるべきという理屈は、性別(と、あと身体障害についてもそうかもしれない)に関してはうるさくいわれるが、能力に関していう人はほとんどいない。能力は本人の努力次第だという理屈だろう。それが実際は必ずしもそうではないということはちょっとものを知ってる人ならもれなくご存じのことだろうが、それはなぜかいわない約束になっている。
実際は学歴が採用後の能力と関係ないとしても、実際には能力のない高学歴の学生を採用するのは企業の自由だ。そうやってゆうちょ銀行以外の有力企業が「学歴フィルター」を採用して実際には能力のない高学歴の学生をたくさん採用すれば、それ以外の企業は実際には能力のある、必ずしも高学歴ではない学生を採用できるわけで、損得はないだろう。
この人は高学歴の学生が仕事ができるか?どうかの因果関係が仮にないとしても、高学歴の学生を好んで企業が採用するのは自由だという見方なんですよね。それ自体は私もそうだと思う。法律の範囲内でどういう採用方法をとろうが、企業の勝手であり、学歴を基準にされてしまったら、Fランの学生は就職活動で大分困るじゃないか?という批判も一部であるのだが、それを言うと、結局面接でコ乳にケーション能力がない人間だってどこからもs愛用されないじゃないか!という理屈と変わらない。それは他の選考方法でも同じです。SPIやWEBテストが苦手な学生、グループディスカッションやグループワークで発言できない学生も採用されづらい。それがダメだと言うならば、もはや企業は採用活動のための選考はできない。どうやって採用者を決めれば良いんだ?なるのです。学歴によって人を判断するのはダメで、面接で、グループディスカッションで、SPIやWEBテストで人を判断するのは何故良いのか?が説明できないのです。
企業は学歴フィルターの存在を公表すべきか?
先ほどのサイトには以下のことも書いてあります。それは学歴フィルターを企業は公表すべきだ。ということです。
というわけで、企業が学歴である程度絞り込むのはやむを得ないという意見に対して、基本的に異論はないわけだが、しかしちょっと待て。
問題はそこではない。
もともとこのきっかけを作った学生(本当に学生なのかどうかはわからないが)は、学歴フィルターそのものに対して怒ったのだろうか。もしゆうちょ銀行が、「セミナー枠は出身大学ごとに設定しています」としていたらどうだったろう。もっとはっきり「有力大学出身者を優先して採用します」と書いていたらどうだったろう。もしそんなことをしたら、世間的にはそれなりに問題になったかもしれないが、当の学生にとっては、ひょっとしたらむしろありがたいのではないか。無駄な努力をする必要がないからだ。
ということは、ゆうちょ銀行が実際に上記のようなことをやっていたのだとすると、それは自らが行っている、社会的に批判を浴びるかもしれない行為を隠蔽するためということになろう。それこそが批判されるべき点ではないか。「学歴は関係ありません」という「ええかっこしい」をして、その実、裏で操作しているのだとすれば、それは「年齢不問」といいながら40歳以上は採らないとか、「女性も活躍できる職場」とかいいながら実際には女性はほとんど補助職とか、そういう類の行為となんら変わるところがない。上記の通り、年齢や性別と比べて能力による「差別」はあまり社会的批判を浴びないようだが、だからといって隠していいということにはならない。もちろん、社会的批判を浴びると嫌だから隠すというのも(実際にやっているのなら)卑怯だ。
というわけで、暴論めくが、強引に主張しておく。「学歴フィルター」を設けるなら、企業はその旨と、実際にどんな「フィルター」を設けているかを公表すべきだ(ぱっと見たところ、日本郵政グループの採用ページには「学歴フィルター」の存在を伺わせる説明はない)。「当社の社員を調査した結果、学歴と業務上のパフォーマンスには関係があるので、有力大学出身者を優先します」でも、「社長の出身大学の学生は優遇」でも、なんとでも決めて公表すればよい。各大学ごとの応募件数と採用人数の実績も公表するとよりわかりやすい。就活サイトあたりが代行して公表してくれるとさらに便利だ。
もし隠しておきたいと思うなら、そんなことはやるべきではない。
この意見に関しては全く賛同できない。学歴フィルターを公表すべきか?どうかについては、私は賛成でも反対でもない。やりたい企業はそうすれば良いだけだと思っているし、やりたくない企業はしなくて良いと思っている。というか、いくら学生にメリットがあっても、企業にメリットがないことをわざわざやる意味が分からない。メリットがないどころか、かなり大きなデメリットが存在しているわけです。それは引用でも指摘しているが、社会的な批判を浴びるかもしれないということです。ただ、社会的な批判を浴びるかもしれないから、それを隠蔽するのが卑怯って言い方は全くしっくりこない。これを卑怯というためには、少なくとも学歴フィルターが公表された場合に企業に浴びせられる社会的批判の内容が正当なものでなければいけない。または学歴フィルター自体が違法性を帯びるなど、客観的に問題の含んだやり方であると証明しなければならない。学歴フィルターがそういう問題のあるやり方だとなった場合に、それを隠すのは卑怯かもしれないが、これ自体に何の問題も無い行為を隠して、何の問題があるのか?我が社はコミュニケーション能力に長けた人を採用する。これは問題ないですね。で、この採用基準を学生に公表しないことは問題ですか?卑怯ですか?それはありえないでしょう。そもそも、この記事の筆者も学歴フィルター自体の正当性は認めているわけですからね。そうなれば、学歴フィルターが客観的に問題のあるやり方とは言えないし、そこに浴びせられる批判も当然正当性はないとなる。つまり、学歴フィルターを使っている企業は何ら悪いことはしていないのに、そこに理不尽な批判を浴びせる輩が出てくるかもしれないから、あらかじめ防御策をとる意味で公表してないだけなのです。これの何処が卑怯なんですか?どう考えても意味不明な批判を浴びせる人たちの方がおかしいじゃないですか?卑怯じゃないですか?
また、そもそも学歴フィルターを公表しろということは、企業の採用基準を公表しろと言ってくるのに近い。どの大学はダメ、どの大学はOKなのか?を公表しろということは、突き詰めれば、どういう学生が欲しいか?を公表しろということで、例えば面接における採用基準、合否の基準も公表しないといけないのか?そんなものないとしたらどうするのか(人事印象やフィーリングで決まっているケースもあると思うが)そんなものを公表したら、学生がそれに合わせてきてしまって、いわゆる猫を被っている状態の学生を採用してしまい、後悔する企業が続々出てきてしまうかもしれない。だから、採用基準はどうしても公表できないところが多い。キャッシングの審査基準とかも同様で、公表している企業なんか存在しない。そういう基準を公開して、学生にとってはメリットは大きいが、企業にとっては何のメリットもない。とすれば、当然学歴フィルターの基準についても、公表する意味はないし、公表しろと言われる謂れもないのです。公表しないといけない理由が存在しない限り、公表するメリットが存在しない限り、企業は学歴フィルターを隠し続けるでしょう。学歴フィルターはあって当然だ!または賛成だという意見の方が世の中的には多いらしい。だが、学歴フィルターに反対するのであれば、学歴フィルターがひどいというのであれば、じゃあ面接で人を判断するのは何故良いと言えるのか?といったことを説明しなければならない。面接が採用されているのは、企業が面接にて観察することが人を選ぶときに重要だと考えているからであり、それと同様に学歴の高い人を選ぶのもまた重要だと考えているからに他ならないのです。学歴で落とされている学生も、面接で落とされている学生も、結局一緒だと思いますよ。
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