配点の高い公務員試験の集団討論は皆が失敗する!対策やコツは?

公開日: : 公務員という働き方

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就職活動、または公務員試験の採用試験では最近はグループディスカッションという、討論形式の試験が採用されており、これに合格しないと、内定が貰えません。今回は特に公務員試験で行われているグループディスカッションについて取り上げたいと思いますが、この集団討論と呼ばれている試験は非常に難しいです。私の感覚で面接よりも難しいです。理由は簡単で、練習がほとんどできないからです。集団面接も同様の性質かもしれませんが、個人面接は一応練習ができるでしょう?ただ、集団面接や集団討論は練習ができません。集団面接はそんなに連取をしていないと厳しいわけじゃありません。1対1の面接を同じ部屋で1度に実施しているようなものですから。ただ、集団討論は全く性質が違うので、練習なしだときついんですよ。そして、多くの受験生は練習なしで挑むことになるかもしれません。それは練習する機会がないからです。だから、それが本番で失敗を招くことになるかもしれないのです。

 

公務員試験の受験生は集団討論が苦手じゃないか?と思う

民間企業の採用試験を受けている人も一部言えることですが、彼らも最初は失敗すると思います。ただ、何度も何度も集団討論を受ける機会があると思うので、過去の失敗が練習として機能するわけです。だから、そのうち慣れてきて上手く話せるようになると思うのです。こういう試験をやる企業は今多いですから、仮に50社受けたら、そのうちの2,3割くらいで集団討論をやっていても不思議ではないです。ただ、公務員試験は、受けても5,6個くらいじゃないですか?そして、一次試験で落ちるケースもあります。そうなると半分二次試験に進めたとしても、3つくらいしか人物試験を受けられません。そのうち集団討論をやるところが何個あるか?によりますね。結局、民間企業みたいに過去の失敗が練習として機能するくらいにたくさん集団討論を受けられないのです。何年も公務員試験を受けている受験生ならば話は別でしょうけど、1年目の人が大半でしょうから、ある試験種の二次試験を受けるときに、グループディスカッションがあると。それが人生で初めてという方も少なくないと思います。

 

そうなれば、ぶっつけ本番でそれに挑まないといけないので、最高のパフォーマンスはまず発揮できないでしょう。たまにこういうのが凄い得意な人がいて、いきなり司会に立候補して十分こなしてしまうような超人がいますが、そういう人は稀ですから。特に独学の受験生は予備校に通っていないので、かなり厳しいのです。予備校に通っていると、こういう集団討論の練習をする機会があります。だから、1回でも2回でもやっていると、多少はコツを掴んでいる人も多いでしょうし、どういうテーマが予想されるか?の準備もできるかもしれませんが、独学の人はそれすらできない可能性があるので、やっぱり独学と予備校に通っている人の格差がここでも生まれる可能性があります。集団討論は何が難しいのか?っていうと、まずテーマに沿った発言ができるか?どうかです。テーマに即した内容の意見が思いつくか?です。何かしらの知識がないと何も喋れませんから。そして、喋るタイミングを見計らうのが難しいのです。議論に流れに関係ない場面で話しても評価が下がるので。議論の流れを読まないといけないのです。そして、グループの中にたまに存在する議論の流れをぶち壊す人とかもいて、そういう人がいると、議論自体が上手く進まず、グループ全員が不合格になることもあるらしいので、運ゲーの要素もあります、誰と一緒のグループになるか?というのも重要なのです。

 

民間企業と両立している受験生は集団討論に強いかも

先ほども言ったように、民間企業を受けている人は、何度もグループディスカッションを受ける機会があるので、練習を積むことができます。公務員試験の二次試験は、だいたい6月くらいからですから、それまでに民間企業は選考を開始しているので、民間企業と公務員試験を両立している人は、それだけ経験を積む機会があるわけですから、ある程度なれた状態で、失敗を避けるための経験血を積んだ状態で受けられるので有利でしょう。民間企業と公務員試験を両方やるのは結構厳しいので、誰にでも可能なわけではありませんが、それを実際にやっている人は、そういう場面では有利になるでしょう。また、グループディスカッションだけではないですね。面接とかに関しても、就職活動をしていればすでに何回か受けている人もいるでしょうし、それが公務員試験の面接でも多少は生きてくる気がするのです。民間企業も受けることはリスクにはなりますが、シナジー効果を生むこともあるので、メリットとして機能することがあるのは覚えておきましょう。

 

独学の人はそれだけ二次試験において厳しい可能性があるということです。一次試験はそんなに問題にはならないと思いますけど、二次試験はそういう差が如実に現れてくる可能性があるということです。二次試験の方が一次試験よりも配点が高いことが多いです。特に地方公務員は。だから、一次試験で高得点をとっても余裕で落ちることもあります。二次試験の中では個人面接が1番配点が高いと思いますが、同時に行うグループディスカッションや適性検査、性格検査などもそれなりの配点はあると思います。配点は公表されていないケースが多いので、なかなか難しいですけど、グループディスカッションが全くできない人が合格する可能性はあまりないのではないか?と思います。いくら個人面接ができたとしても。どの選考もバランスよく得点していかないと厳しいと思いますから。対策としては、練習あるのみなんです!予備校に通っている人、民間企業を受けている人は対策ができるので、コツも掴めていると思いますが、そうじゃない人はぶっつけ本番で挑んでも撃沈する可能性が高いと思うので、今は独学の受験生も考えている人がいて、TwitterやLINEを使って、同じ受験生同士で集まって実際に模擬討論をやっているケースもあるみたいです。そういう輪の中に入って参加させてもらうか?自ら主催するか?していくと良いと思います。評価する人間がいないので、なかなか難しいかもしれませんが、やらないよりはマシだと思います。

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