ベンチャー企業へ就職のメリットやリスクは?将来は倒産が不安?

公開日: : 学生たちの就職活動

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就職活動で1つ目玉になるのがベンチャー企業です。ベンチャー企業もリクナビやマイナビに載っているケースも多いですし、そういった企業へエントリーして、選考を受けていくという方も多いのではないでしょうか?ベンチャー企業はフレッシュな感じもしますし、印象が良い場合もあるかもしれません。私もベンチャー企業に関しては、全部じゃないですけど、なかなか良い印象を持っていました。会社発足からそんなに時間も経っていないせいか、社員数も多くないですし、会社全体がまとまった感じでアットホームな雰囲気もあります。そういった意味では、働きやすそうとか、楽しそうといった感じもあって、結構私はベンチャー企業への就職を目指していました。ただ、ベンチャー企業は、ベンチャー企業のリスクもありますので、注意しましょう。ベンチャー企業は、まだ会社が軌道に乗る前の場合もあり、今後どうなっていくか?は就職の時点では分からない場合も多いです。

 

企業が倒産するのは意外にも簡単

ベンチャー企業の中には、今後むちゃくちゃ有名になっていく企業もあります。ただし、相当少ないでしょうけどね。企業が倒産するのは、非常に簡単なんです。あっけなく毎日どんどんいろいろな会社が倒産しています。いろいろなサイトに実際にそのデータが載っているので、見て欲しいと思いますが、今の日本では会社設立から5年以内に85%の企業が潰れているのです。そして、10年以内には約94%が潰れていて、20年以内に99%以上の会社が潰れています。つまり、ベンチャー企業だろうが、なんだろうが、設立から20年以内の会社にあなたが就職したら、99%の確率であなたの会社は倒産するということです。ベンチャー企業は、設立年数が浅いですから、そのリスクが無茶苦茶デカイということです。ベンチャー企業というのは、イメージは確かに良いですが、実際こういうあまりにも大きなリスクがあるということを考えると、安易にベンチャー企業を選びづらいですね。

 

ベンチャー企業はブラック化しやすい?

ただ、企業が潰れるというのは、別にベンチャー企業だけじゃないです。ある程度年数を経過した企業も、日常茶飯事で潰れています。毎日どこかで企業がどんどん潰れていっているのです。いちいちニュースにならないから知らないだけなのです。そして、ベンチャー企業も当然そのリスクを回避するために社員を酷使する可能性があります。先ほど言ったように、ベンチャー企業っていうのは、まだ会社自体が軌道に乗っていない。業績が安定していないことも多いです。そうなると、どういうことをするか?多少を無茶をしてでも軌道に乗せようとする。取引先の無茶な要求を呑んでしまい、それを従業員にやらせていく。そういういわゆるブラック企業的な働き方をさせる誘因が存在するということです。だって、ベンチャー企業が、有名企業、大企業になっていくには、またはそういう企業に勝つには、知名度や、規模では勝てないわけですよ。ベンチャー企業が大企業に勝てる要素って何があるか?というと、法律を違反してでも働かせて、労働量で勝つしか残された道はない。現実的にはアイデア力とか、そういうことも使えなくはないが、どこでも使える力ではないから、確実に大企業に勝てるとしたら、そこしかない。だから、どうしても中小零細企業はブラック企業化しやすくなるのです。

 

つまり、倒産もしやすいし、ブラック企業化しやすいという二重のリスクを抱えているということになります。そのリスクはベンチャー企業以外の企業も抱えている場合もあり、必ずしもベンチャー企業だけのことではありませんが、設立年数が少ないところの方がよりリスクが高い科もしれません。これだけの倒産確率を見ていると、私なら絶対に会社なんか作らないですよ。作っても自分の首を絞めるだけの気がしてきますから。そうなると、通ぶれる会社は増えるが、新期設立される会社は減り、今後どんどん世間の求人数とかも減っていきそうな気はします。ただでさえ、人件費を節約するということは、どの企業でも躍起になってやっていますからね。正社員数の削減と共にそもそも従業員自体を減らす流れ、日本人から外国人や機械へのシフトという流れになって、労働者の平均年収もどんどん下がると言われているため、言ってしまえば、ベンチャー企業どころか、日本に未来がないような時代に突入してきているのです。就職自体が非常にオワコン状態になってきているのかもしれません。

 

ベンチャー企業に就職するなら、働きながらリスクへの備えを

とはいっても、一応就職するしかないという学生が多いと思いますから、それはしょうがないのですが、大企業に入れるのが1番良いかもしれないが、それは難しい。そして、妥協をしてなのか?分からないが、みんな中小、零細企業に入っていく。中小零細企業の中にも優良企業はあるので必ずしもそこに入るのがダメなわけではないのだが、企業の規模が下がれば下がるだけ、倒産とブラック企業化のリスクが高くなる。そして、それは入ってみないと、働いてみてある程度過ごしてみないとわからない場合も多く、就活生としては厄介な部分になると思います。冒頭でも話したように、ベンチャー企業はベンチャー企業のメリットがあるので、そこにも注目してもらいたいですが、もちろんデメリットの方もちゃんと考えないけないでしょう。ベンチャー企業のメリット、デメリットを考慮しながら、エントリーをして、選考を受けていきましょう。ベンチャー企業に就職するのはやめた方が良いと言っているわけではありません。就職という道を選ぶならば、どの企業を選んでもある程度は存在しているリスクですから。ただ、就職できても、そこに一生居座るつもりで働くのは現実的じゃない。潰れるリスクと辞めたくなるリスクがあるわけですから、いつ仕事を失っても良いような準備を働きながらやっておくべきだということです。正社員といえども安定している企業は、ほぼ皆無な時代なので、会社が潰れる、クビになる、解雇される、仕事がきつ過ぎて辞めたくなる。本当にいつ収入が途絶えても良いように、他の収入源を多少でも作っておくことが、最大のリスクへの備えになると思いますよ。

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