グループディスカッションで意見が思いつかない場合は無言でいい？的外れな意見よりは喋らない人の方がマシ？

公開日： 2023/06/22 : 学生たちの就職活動

就活におけるグループディスカッションは基本的には無言はよくないとされています。ただ、喋る回数が多ければいいとは言えません。的外れな回答をする可能性もあり、たくさん話せば話すほど、グループディスカッションで的外れな回答が増えてしまう状況もあり得ます。グループディスカッションでは無言は極端な例だとしても、意見が思いつかない状況は割とあります。そういったときに喋らない人は落ちるか？というと、そうとも言えないはずです。的外れな意見しか言わない人と比べたら、大分マシでしょう。実際、グループディスカッションでは喋らない人もいますが、それは意見が思いつかないからだけではなく、意図的にそういうスタンスを貫く人もいるはずです。司会としては喋らない人がいると困るというか、なんとか喋ってもらいたいと思うかもしれませんが、意図的に喋らない人がいたときには、どうしようもないと言えます。では、喋らない人はなぜ喋らないのか？グループディスカッションで無言に近い状況でも受かることはあるのか？などについて、考えていきましょう。また、グループディスカッションにおいて的外れな意見が落ちる確率を高める理由も説明していきます。

グループディスカッションで喋らない人は議論の目的を理解している？

グループディスカッションで喋らない人はなぜそのような態度なのか？単に意見が思いつかないという可能性もありますが、意見があるか？どうかに限らず、意図的に喋らない人もいます。グループディスカッションは実際に企業内で行われる会議の疑似体験のようなもので、それを選考として行っている状況と言えます。したがって、選考であるという点を除けば、本物の会議同様のシーンと言えるでしょう。そのため、意味のある発言以外はすべきではないという前提が生まれます。多くの就活生は自分をアピールしないといけないという気持ちが先行しており、とにかく何かは話さないといけないという思考になりがちです。ただ、無意味な発言は評価対象にならないので、しても意味がないですし、会議の本質を捉えたときには、むしろしない方がいいと言えるでしょう。本物の会議において、的外れな意見は何の意味も持ちませんから、こういう場においても当然評価を下げ、落ちる確率を高めます。つまり、グループディスカッションでは意見が思いつかないときには、そのままの方がいいとも言えるわけです。無言で受かるか？と言われれば、受かる可能性は低いかもしれません。ただ、グループディスカッションでは的外れな意見は評価を下げる可能性があるので、望ましいタイミングで、望ましい意見が思いつくまで虎視眈々と待つという姿勢は必要でしょう。だから、グループディスカッションで喋らない人に関して、そういう姿勢ならば何も問題ないと思います。

司会者が無言の人に話を振ることは問題ないか？

ただ、重要なのは周囲の人たちがその状況を問題だと思っているケースです。特に司会者に関しては、できるだけ全員に喋らせたいと考えるケースがあります。やはりグループディスカッションで無言の人がいたとき、喋らない人がいたときには気になるはずです。したがって、その人に話を振ったりして、なんとかして喋ってもらおうと気を遣うケースがあるはずですが、それ自体に関して意味があるか？というと、微妙でしょう。要するに評価対象になるか？というと、必ずしも評価されるとは言い難いと思うのです。強いて言うならば、言いたいことがあっても、言い出すタイミングが分からないと思っている人がいたときには、司会者がその人に話を振ることで、その人は言い出しやすくなると言えるので、意味があると言えます。でも、問題はそれが傍からは分からないということです。その人がなぜ喋らないのか？無言なのか？の理由を聞くわけにはいかないでしょうから、グループディスカッションで喋らない人に話を振ることの是非は何とも言えない部分があり、実際、会社の人が評価をするときには、司会者がが無言の人に話を振ることに関して、どういう風に捉えられているか？は分かりません。

司会者としては喋らない人がいたときには、無視はしづらいケースが多いと思われるのですが、これを実際に会議の場と捉えたときには、無理矢理話させる必要性は低いでしょう。グループディスカッションでは意見が思いつかない人は、あえて喋らない可能性があるので、司会者としては、グループディスカッションで喋らない人に気を遣わない方がいいと言える側面もあります。無言だと気になるというのはあると思いますけど、当の本人にしてみれば、グループディスカッションで的外れな意見を言うわけにはいかないという思いがあるでしょう。そのため、的外れな考えを言わないために無言であるならば、それはそれで意味があるということで、そこは理解してあげてほしいと思います。グループディスカッションで無言の状況はそんなに珍しくないです。何度も経験すると、そういう人はちらほら出てくると思います。だから、グループディスカッションでは無言はよくあると思っておきましょう。喋らない人はある意味自然とも言えると思うのです。グループディスカッションでは意見が思いつかない人は当然いますし、その結果として無言の状況も発生する点は頭に入れておくといいです。

グループディスカッションの評価基準は結局は人柄？

就活におけるグループディスカッションは一体何を見ているのか？と言えば、それは企業ごとに違うでしょうし、一概には言えません。また、結論が重要とは言い切れません。そもそもなぜグループディスカッションを実施しているのか？と言えば、１度に大勢の人数の選考が可能だからという点が最大の理由でしょう。グループディスカッションは選考の序盤で実施するケースが多く、後に行う個人面接のために、人数を絞る必要があるという点が理由として大きいと思います。集団面接も同じ理由です。つまり、見ている部分は面接と特に変わらないと言える可能性があり、グループディスカッションだからといって、他の選考と見ている部分は特に変わらない可能性もあるでしょう。要するに人柄とか、そういう部分が重要だったりする可能性があり、どんな意見を喋ったか？は大して重要ではない可能性もあります。グループディスカッションで無言は評価されにくいと思いますが、頻繁に喋ればいいわけでもないです。逆にたくさん喋っても、議論が円滑に進まない状況を作ると評価されづらくなるので、そういうケースと比べたら、グループディスカッションでは無言に近い方が、喋らない人の方がマシかもしれないという言い方もできます。グループディスカッションは的外れな意見は評価されないとしても、効果的な意見がどこまで評価されるのか？も不明です。グループディスカッションで意見が思いつかないならば、他人に同調して、私もそう思うと言っているだけでも有効かもしれません。グループディスカッションにおける評価基準が多くが想像している部分とは違う可能性があるので、そこはあらかじめ理解しておきましょう。