公務員の志望動機で民間じゃない理由が浮かばない?人の役に立つ、人のために働くは弱い?
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公務員という働き方
公務員になりたい理由として、人のためになることをしたいとか、人のためになりたいという理由は良いと思うんですよね。ただ、民間ではない理由という部分を考慮すると、やや弱いかな?と思います。公務員の志望動機というのは民間ではない理由というか、それが含まれていることが望ましいと思うのです。しかし、人のためになるという部分は、民間企業とも共通してしまてっています。公務員というのはざっくりいうと、人のためになる職業です。でも、民間企業だって人のために働いています。建前はね。現実的には利益追求ですが、人のためにやらないと、利益が出ないので、結果的に人のために働くということになります。したがって、公務員の志望動機として人の役に立つということを掲げるのは、悪くはないのですが、もっと具体的に書きましょう。そうじゃないと、民間ではない理由になりません。だから、この2つは公務員の志望動機を考えるときには非常にポイントになります。逆に公務員の志望動機が浮かばないという人は、こういったところをポイントにして考えると良いでしょう。
公務員の志望動機のポイントとしての民間ではない理由とは?
公務員になりたい志望動機を考えるときには、民間じゃない理由を同時に考えていく必要があると言えると思います。公務員の志望動機は民間ではない理由がまず必要で、そこを面接官がまず求めていると言えると思うのです。民間じゃない理由が必要ということは、公務員の志望動機が人の役に立つことでは足りないということになります。それはすでに説明したとおり、人の役に立つことは民間企業でもやっていますから。そこでポイントとなるのは民間には存在しない部分を理由としてあげた方が良いということになるのです。公務員になりたい理由を聞かれたら、基本的にはきっかけを答えれば良い気がします。結局、別に志望動機は聞かれるはずですから。特別区を志望した理由とか、国税専門官を志望した理由とかを聞かれるので、公務員の志望動機はきっかけで良いと思います。で、なぜ公務員になりたいと思ったのか?というときには、公務員として働く理由なので、民間ではダメな理由が必要になりますが、それは=公務員じゃないと自らの願望が達成されないとか、そういった部分にもなるかもしれません。例えば、少子化対策のために貢献したいから公務員になりたいという理由ならば、民間企業ではほぼ不可能です。それは公務員にならないと厳しいのではないでしょうか?だから、それが公務員になりたいと思ったきっかけならば、民間じゃない理由にもなると思います。
しかし、民間じゃない理由は民間ではできない理由を挙げて終わりではなく、もう少し付け足した方が良いと思います。それは「それをやるときにあなたは何ができるか?」です。先ほどの例でいえば、少子化対策に興味を持ったから、民間ではなくて公務員になりたいと思った。という志望動機になりますが、特定の政策をやりたいと思ったのは良いが、それだけで面接官が評価するわけではないのです。人には向き不向きがありますから。例えば、中学校の体育祭でリレーのメンバーを決めるときに100m20秒かかる子が「自分がやりたいです!」と言ったところで、その子が選ばれることはないでしょう。なぜか?100mのタイムを見て、明らかに適性がないからです。つまり、やりたい気持ちは分かるけど、それをやらしてもらうには適性が伴っていないといけないのです。そして、公務員になりたい理由というのも、公務員になりたいことは伝わったとしても、あなたに公務員としての適性はあるの?という部分が伝わらないと、公務員として働かせて良いのか?という部分で迷いますよね。公務員の志望動機の考え方ではここが重要なのです。
公務員になりたい理由とともに、自分には公務員としての適性があるというアピールが必要
すでに話したように、公務員の志望動機は民間じゃない理由などが必要ですが、それとともに自分が公務員になることに関しての適性のアピールが必要なのです。必要というか、そういったアピールをした方が面接官の採用意欲が沸くのではないか?と思うのです。だから、自分の持っている能力面、過去にしてきた経験などから、自分がいかに公務員に向いているか?自分が公務員になれば、社会にとって、市民にとってどういうメリットがあるのか?自己PRにも似た説明をしていき、そのうえで自分が公務員になることでこんな良いことがあるわけだから、自分は公務員になります。という答え方をすると良いでしょう。公務員になりたいではなく、公務員になるべきと言える理由を答えた方が、公務員という職務の性質上より適切だと思います。だから、公務員の志望動機で人の役に立ちたいとか、人のために働きたいというものはきっかけとしては使えないことはないが、もっと具体的に書いた方が良いです。それが民間企業ではできないことの部分であればなお良いわけです。公務員の志望動機が浮かばないという人もいると思いますけど、こういうところをポイントに考えると良いと思います。公務員の志望動機が思いつかないという人は公務員になりたい理由を考えてしまっているからではないでしょうか?
でも、本来は公務員の志望動機というのは公務員になりたい理由を答えるべきではない気もしてきます。公務員の志望動機は人の役に立つことをしたいからとか、人のためになることをしたいから、というのでは、先ほど言ったように、公務員になりたい気持ちは分かるが、そんなものは全員に持っているという話であり、アピールにならないと思うのです。公務員として選ばれるには、あなたが公務員として選ばれるアピールが必要なので、自分がいかに公務員に向いているか?を考え、そのポイントを全面に出していくのが良いと思います。公務員の志望動機が思いつかない人はそういった視点で考えると良いかもしれません。こういう考え方は公務員の志望動機のみならず、横浜市や特別区、都庁などの個別の志望動機の際にも共通の部分だと思います。公務員の志望動機が浮かばないで悩んでいるときには発想を変えると良いかもしれません。公務員はなりたい人が採用されるのではなく、向いている人が採用されるという意識は必要だと思います。公務員の志望動機で思いつかないと悩んでいるときには、またはどういう考え方が良いのか?と疑問に感じたときには、こういったことがヒントになるかもしれません。もしよければ参考にしてもらいたいと思います。
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