8日放送の「5時に夢中!」(TOKYO MX)で堀江貴文氏が、大学の文学部は不要だと持論を展開する一幕があった。

番組では「夕刊ベスト8」のコーナーで「文学部は本当に役立たずの人をつくるのか」と題し、日刊ゲンダイの記事を取り上げた。記事では、大学の文化系学部が、社会で疎外されやすいと伝えており、源氏物語やフランス文学の研究が、会社の業務に役立つのか、という声もあるのだとか。これに対し、ある大学ジャーナリストは、文学や教養は人生を豊かにする側面もあり、実学ではないと叩かれるのは、あまりに酷だと苦言を呈している。

この記事に、コメンテーターの堀江氏は「僕、文学部出身なんですけど、(文学部は)要らないと思いますよ」と、文学部の必要性を否定した。

東京大学在学中も、大学には殆ど通わなかったという堀江氏は「実際は、大学なんか行ってないですよ、みんな。就職予備校になってるから」と、大学そのもののあり方に異議を唱えた。

これに、司会のふかわりょうが「みんなっていうのは、ちょっと語弊があるんじゃないですか?」と反論したが、堀江氏は「ほとんどそうですよ」と持論を曲げない返答をする。

一方、中尾ミエからは「でも、(堀江氏は)次から次へ本(著書を)出してるんだから、役に立ってるんじゃないの?」と堀江氏に声をかけた。しかし、堀江氏は「関係ない」「あんなの(著書は)別に、文学部行ってなくても書けます」と、中尾の指摘も完全に否定した。

さらに堀江氏は、ネットもない時代であれば、大学に通う意義はあったとしたうえで「今、ネットとか本読めば、いくらでも教養を身につけられるんだから」とバッサリ。

堀江氏の意見に納得いかない様子のふかわは「堀江さんは、それをできますけど、みんながみんな、自主的にできるわけじゃないので…」と再び反論してみせた。

すると、堀江氏は「うーん。でも、自習もできないヤツが、わざわざ(大学に)行って勉強すべきかって言ったら、そんなことはないんじゃないの?」と終始、文学部はおろか大学の存在自体も疑問視していた。