20代の若者が隠居やミニマリストの生活に憧れ貯金を志向する社会

公開日: : 最終更新日:2016/01/01 早期リタイア全般

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「隠居」、「早期リタイア」、「ミニマリスト」といった以前なかった言葉が流行し始め、それを実行に移す人たちが非常に増えています。と特に隠居に関しては20代や30代などの若者から理想としている人もいるし、実際に実行している人もいます。大原扁里さんなどですね。彼らの特徴は、とにかくお金を使わないで、ひっそりと暮らすということかな?共通しているのは。これは私の勝手なイメージですが。私もいつしかそういう生活をしたいというか、私は労働や仕事が嫌いなので、そういうしがらみから解放されたいと思っている。解放というのは物理的な解放ではなく、精神的な解放です。物理的な解放であれば、いつでもやろうと思ったときにできる。ただ、精神的な解放はなかなか難しいのです。というのも、私の中には「働くのが当たり前」みたいな価値観が一部受け付けられてしまっているから。それが決して正しいとは思えないことは、私自身も感じているが、多くはなんやかんやで働いているし、それを目の当たりにすると、労働をやめる勇気が持てないのです。そこが永遠の悩みなのです。

 

他者と比べてしまう苦悩

ミニマリストって人は、一応働いている人が多いのかな?と思うけど、隠居や早期リタイアは働かない人も多い。働かないことがいけないとは私は思っていないので、それへの葛藤はないのだが、問題はどうしても他者と比べてしまうことです。私の場合はそれが1番の悩みです。働かないことに関しても、多くが働いているのだから、それとどうしても比べてしまう側面はあります。そして、それによって働かないことを選択するのに少し躊躇してしまう。今の私は傍から見れば、働いているのか?どうかも怪しいと見えるような生き方かもしれない。会社に勤めて働き、給料を貰うという生き方ではありませんから。ただ、ブログを好きなように書いて、それを収入にしているという側面もあり、人によっては仕事に見えないでしょう。仕事に見えないって言うのは、それでお金を稼ぐ方法を知らないという言い方もできるでしょうけど。それを多くが知ったら、そっちに乗り換える人も一部いるかもしれないし、副業でブログを書き始める人もいるかもしれません。

 

お金を稼がないといけない苦痛から解放されたい

お金を稼がないと生きていけないという現実は一応あるんだろうが、そのためには多大な苦痛が待っている。実際、仕事を通して自殺や過労死など、人が死ぬ側面もある。仕事っていうのは、それだけ人間にとって有害なものだと言える一面も持っている。私自身、仕事に殺される気配は今のところないが、多くの人が抱えているであろうストレス、不安、辛さは抱えている。それに我慢していかないといけないと多くは考えているでしょう。私も今のところは同じだが、いずれはその状況から解放されたいと思っているので、お金を稼ぐのを辞めたい。というか、規模を縮小したい。もっとのんびり生きたい。精神的に平穏に生きたい。同じような気持ちを抱えて、それを実践しているのが隠居や早期リタイアといった人たちなんでしょう。特にリタイア生活者というのは、それに本当に近いと思う。彼らは平均数千万円くらいの貯蓄を持ち、40歳から50歳くらいの定年よりも早い段階で、会社を辞めて仕事から解放される道を選んでいる。

 

どうしてそういう道を選ぶか?というと、簡単な話で、仕事をするのが嫌だからでしょう。彼らの中には簡単なアルバイトや株の売買、配当金、あとは株主優待などで一定の収入を得て、生活費にしている人たちもいるが、要は会社で働くという、当たり前になっている働き方があまりにも辛すぎて、大変で、過酷で、それから逃れればそれで良い。もっと楽な方法でお金を稼げるならそれで良いと考え、会社を辞めて、それまでの貯金を使って生きていく道をせんたくしたのです。その後の生活はいわゆるミニマリストにも酷似しているのではないでしょうか?つまり、彼らには収入がないか?あってもわずかであるために、生活費を切り詰めて生活しないと、貯金がいつか底を尽きる可能性がある。その中でモノを買わない、消費しない、贅沢しないといったミニマリスト的な生き方を実践せざるを得ないという事情もある。彼らの貯蓄や生活はいくらなのか?いくらあればそういった生活に移行できるのか?というのはちょっと難しいし、人にもよると思う。ミニマリスト的な生き方は、仕事をしないという代償によって仕方なく強いられるものかもしれないが、そういう客観的に見たら窮屈にも見える生き方は、会社で死に物狂いで働くよりも魅力的に見える人が多いのでしょう。だから、彼らはそっちを選ぶのです。

 

「普通」に囚われなくなった日本人が増えてきたということ

会社に勤めて、家族を持って、家を買って、という生活が当たり前であり、多くの理想であった時代とは状況が変わりつつある。今のところ、そういう生き方はまだ「普通」だと思うが、その普通を目指さなくなった人がどんどん増えている。その普通に囚われずに、いろいろな多種多様な生き方を選択する人が増えれば、その普通はいつか崩壊するでしょう。結婚に関しても、数十年前は男女共に生涯未婚率は5%未満だったみたいです。ただ、2015年現在は、男性20%、女性10%をすでに越えています。結婚をするということも以前は普通の一環であり、誰もが目指していた理想(結婚していないと変な目で見られるから、したくなくても無理矢理していた人も多くいたかもしれない)だった時代もあったが、今はやはり変わりつつある。2030年には男性の生涯未婚率は30%以上、女性は25%くらいまで上がるらしいから、結婚しない人は、予測によると、今後どんどん増えていくと思われます。結婚という1つのファクターについて見ても、普通が崩壊しようとしています。国にとっては、そういう状況は困ると思うが、私に言わせれば、多種多様な生き方を選択することがおかしくない時代が到来してきたと思って、肯定的に見ています。実際結婚していたら、隠居とか、アーリーリタイアとか、ミニマリストな生き方はしづらいですよね。独身が今後増えるってことは、彼らのような層も増えやすくなるってことですから、益々、普通にとらわれない多様な日本人、同質性を追い求める日本人的な気質がどんどん変わりつつある。本当に「普通」から解放されて、それぞれが生きたいように生きる姿が今後より見られるのではないでしょうか?私も早くその境地に達して、心からいろいろな束縛から解放されたいです。そのために私は貯金を頑張っています。

 

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