生活保護は働いたら負けは嘘?働きながら受給が最強なのに

公開日: : 日本の世の中に蔓延る社会問題

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生活保護はどうしても国民から怪訝な目で見られがちなんですよね。私は再三ベーシックインカム等の国民全員に一律給付を行うことの必要性を説いてきましたが、それが実現するのはいつやら。一律給付をしてしまえば、生活保護バッシングといったものはだいたい止みますよ。何故国民がバッシングするか?というと、自分が貰えていないのに、一部の人間が貰えるからでしょう。自分以外の誰かが楽な生活を送っているように思えると、嫉妬心や憎しみみたいなのが芽生えてくるのでしょうね。それが一律給付にしたらなくなるだろうと。そうすれば、真の意味での最低限の生活が保障される日がくるのでしょう。こういったバッシングがあるうちは、最低限の生活は保証されません。国もそうだが、国民も生活保護を嫌っている。そして、公務員も。だから、生活保護を申請しても受給できる保証はないし、そもそも申請すらしづらい状況にあるのです。これだけバッシングがあるとね。

 

生活保護受給者を見て、働いたら負け?

生活保護受給者が働かずに暢気な毎日を送っていると思っている人は多いのかもしれないが、現実は受給者の大半が高齢者と傷病者で物理的に働けない人が多くを占めています。受給していてただ遊んでいるだけじゃないですし、甘えでもないと思います。また、働いたら負けか?については、働いたら負けと思うならば、私は働かなければ良いと思うんですよ。そして、生活保護を受けて生活しても良いと思います。私は働かない自由が保障されるべきと思っていますから。だから、ベーシックインカムに賛成なんです。あと、生活保護を受けていないが、受けるべき人もいるわけですよね。特に働いている人がそうです。働いていて何らかの収入を得ている人はだいたい生活保護を受給していません。生活保護の捕捉率(受給資格のある人のうち、実際に受給している人の割合)が2割と言われていますが、これがこんなに低い理由はここでしょうね。働いていても受給資格をギリギリ持っているが、受給していない人が多いのだと思います。生活保護は働いていても、生活保護基準以下の収入の人は需給できることを知っていながら、あえて受給していない人はその人の勝手だから良いでしょう。

 

ただ、その人は生活保護を叩くべきじゃないと思う。少なくとも羨ましいと思う心からバッシングが生まれるならば、じゃああなたも受給すれば良いじゃないですか?働きながらでも受給資格はある人が多いので、受給をすれば問題ない。その結果、全く働かない人よりはトータルの収入は増えるので、働いたら負けという表現は些か妥当性を欠く結果になると思います。働いたほうが収入がちゃんと増えるならば、一概働いたら負けとも言えないでしょう。いや、働いた方がとくじゃないの?と思う人もいるでしょうね。ベーシックインカムはまさにそうで、働けば働いた分、給料が増えるわけですから、働いたら負けという制度じゃないわけですよね。ベーシックインカム議論にときに「働いたら負け」という言葉はほとんど出てこない。生活保護も実態としてはほぼ一緒なんですけどね。

 

「働いたら負け」の現実は実はない?

実際、生活保護は働いている人も受給できるということを知らない人が多いのです。生活保護に対してインタビュー等に応じている人を見ると、それを知らない人が多い気がします。生活保護バッシングをするのは、生活保護の支給額と大差ないくらいの収入の人だと思います。月の収入が20万円以下、ワーキングプアの概念に入る人だと思います。そういった人たちは、確かに自分はこれだけ働いているのに、全く働いていない人がそれだけ貰っていたら、ちょっと怒る気持ちになるは分からないでもないが、それを年金だってそうでしょうね。あと、そういう頑張って働いている人も受給資格がある場合が多いのですから、まずは生活保護について少しは勉強をしてほしいと思います。勉強をすれば勘違いがなくなるし、見方も変わるかもしれません。働いたら負けと思うならば、働くのやめて生活保護を受給すれば良いだろうし、受給できないなら、何でできないんだ!?と抗議すれば良い。全く働く気がないと多分受給はされないのだろうが、じゃあ同じく何で全く働く気がない人たちが受給できているんだ?という疑問が当然沸くでしょう。それは先ほど言ったように、高齢者や傷病者が大半だからです。

 

生活保護の人生というのは、あまりにも不安定

全く働かないで、または働く気を持たないで受給できている人たちはほとんど彼らなんですよ。物理的に働くのが難しい人たちばかり。そうなると、全く働かないで生活保護を受給している人がいても不思議ではないし、彼らを見て働くのが負けか?というとそうではないと思います。現役世代で、健常者で全く働かない人が多くいたら、それは働いたら負けという光景に見えるかもしれないが。私は何度か言っているように、そういった人たちにも働かない自由を保障してあげてほしいと思いますけどね。実際、若い人たちで働かないで受給している人たちはいますよ。それは不正受給になる場合もあれば、働く気はあるが、採用してもらえないケース、つまり、働こうとしているが、結果働けないケースもある。現在、ワーキングプアだとしても働けている人は、それだけ運が悪いのか?と思われるかもしれないが、そうではないと思う。それは働かない人が生活保護を仮に受給できたとしても、年金と違って一生涯続くわけがない。いつ打ち切られるか?分からない。その不安と毎日戦わないといけない。また、実際に打ち切られたら、これはもう何としてでも収入を稼ぐために、仕事を見つけないといけないが、生活保護のみに収入を頼っていた時期が長いと、当然空白期間を指摘されて仕事は見つかりづらい。生活保護を現在進行形で受給できている時期は何とも羨ましそうに見えるかもしれないが、その後の人生は悲惨かもしれない。働いたら負けという人は、受給者の人生をトータルで見ていなくて、受給期間中のみしか見ていない。逆に派遣やバイトで一応働いている人は、空白期間もないから、今の仕事が続けられなくなったとしても、すぐに見つかる可能性もある。また、先ほど言ったように収入が足りない場合、少ない場合には受給資格を持っているから、申請すれば受給できる可能性もある。派遣やバイトと比べて生活保護による収入はあまりにも不安定です。それは収入面の不安定さだけじゃなくて、いつ打ち切られるか?という精神的な不安定さも露呈するでしょう。そう考えると、全く働かないで生活保護を受給している人を見て、働いたら負けと言えるだろうか?というのが疑問なのです。働きながら受給する人が、全く働かないで受給している人と受給しないで働いている人よりも収入面では最強なのに。

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